【水彩紙】ホワイトアイビス　中目

水彩紙ホワイトアイビス　中目（ブロックタイプ）の備忘録です。
前に試し塗りできる機会があって、とても質感が良かったので
改めてブロックタイプを購入しました。

🔸下描き

シャープペンシルで下描きしました。消すときは練りゴム。特に毛羽立つ感じはありませんでした。（写真撮ってませんでした…）

紙の凹凸がはっきりしているので、細かい絵を直接下描きするのは難しいかもしれません。今回の絵の描き込み程度なら特に気になりませんでした。（私が紙の凹凸はっきりしてるものが好きというのもありますが）

🔸線画

線に使用した画材は、

• SUPER5　ボトルインク　ブルー

• COPIC MULTI LINER WG 0.3

赤マル部分が特ににじんでいます。

インクとの相性のせいか、線がにじみました。
太いペン先ではなく丸ペンなどの細いペン先だと幾分マシになります。ミリペンは問題ありませんでした。
筆でベタを入れた箇所もにじんでいます。（右上の赤マル）
髪の毛の部分は何とかごまかそうと、後から丸ペンで重ね描きしていますが…余計に汚くなってますね。焦りよくないです。

少々分かりにくいですが、SUPER5の方がにじんでいます。

にじみ具合を見るために別途塗ってみました。
今回使用したSUPER5は結構にじんでいますが、
アクリリックインクはそんなににじんでいませんね。
画材によって線画のにじみは対応できそうです。

また、ベタを塗ってるときに驚いたのですが、ほとんどムラになりませんでした。
とても綺麗な仕上がりです。

🔸色塗り

技法見本

リフティングはほとんどできません。逆に言えば重ね塗りに強いです。見本でも分かる通り、下に塗った赤が全く溶け出していないです。

作例

紙色は白く、発色は鮮やかです。
線画に使用したインクほどではありませんが、水彩絵具も若干にじみます。そこまで気にする程ではありませんが、細かい箇所や水多めで塗る時などは注意すると良いかもしれません。

線画と同様に、絵具もムラになりにくいです。

技法見本でも書きましたが、重ね塗り強しです。
私は肌のベースを塗って、乾いてから頬をぼかしつつ塗るのですが、
紙によってはぐちゃぐちゃに汚くなる時があります。
ホワイトアイビスは綺麗にぼかせました。

🔸まとめ

インクがにじむ点が難しいですが、使用する画材や描き方次第で克服できそうです。
個人的にはとても好きな紙質です。絵具が均一に定着して、
仕上がりが綺麗に見えます。重ね塗りに強いところも良いです。