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【FX】過去の大暴落の原因と値幅を解説!あなたが巻き込まれていたら損失額はいくら?

みなさん、FXでなぜ損切が重要なのか、どこまで理解できていますか?
「損切は重要だから必ず設定してくださ!」
どこの書籍にも書いてあるような言葉で様々な動画でも聞いた事あるようなフレーズだと思います。
でも、実際はなかなか損切をできなかったりする人も多いと思います。

そこで今回は、FXトレーダーの中でも語り継がれるであろう、過去最悪の大暴落3選を紹介したいと思います!
暴落という点ではスイスフランなども過去に大きいのもあったのですが、今回は皆さんが普段取引されているであろう主要通貨ペアに絞りました

実際に自分の資金でいつものロット数で損切を入れなかった場合、どうなっていたかな?と想像しながら読んでもらうとイメージしやすく良いかと思うのでぜひ最後まで読んでみて下さい!

値幅1100pips!【コロナショック】

まずは、まだ記憶に新しいコロナショックですね。
暴落の値幅は米ドル円で1100pips。

2020年2月下旬頃、最初に感染が拡大したのはアジアでしたよね。その結果米ドル円はドル高にふれて112円まで一旦上昇。
そして3月に入り感染拡大の範囲が欧米にまで広がると相場は反転し3月9日に米ドル円は瞬間的に101円まで下落したんですよね。
そんな下落も束の間、その後なんとたったの10日程度で111円台へV字回復するという乱高下っぷり。

最近は日銀がイールドカーブコントロールの撤廃を予想よりも早めるのではないかという観測がでていますよね。
仮にそうなれば一気に120円を割れるところまで視野にいれても良いんじゃないでしょうか。コロナの時もそうでしたが、こういうファンダメンタルズ主導の相場は120円のような誰もが意識するようなラウンドナンバーであっても反発せずに抜けていくことも少なくないので注意が必要です。

こうした相場の時は

  • 相場が乱高下して方向感のないときは取引しない

  • ファンダメンタルズによって相場が動いている時は、相場が落ち着くまでは静観すること

  • テクニカルのサインがはっきりでてからポジションを持つこと

以上のことに注意しないと、いくら資金があっても足りなくなってしまいます。

値幅2690pips!!【ブレグジット(イギリスのEU離脱)】

今回紹介する暴落の中で最大の値幅となる2690pipsを記録しました。

2016年6月23日に、英国でEUからの離脱の是非を問う国民投票が行われました。当時のキャメロン首相が離脱反対派だったこともあり、事前の見込みでは離脱しないだろういうのが主流の考え方でした
しかし、なんと投票結果は僅差で離脱支持者が勝利しちゃったんです。

そして翌24日にキャメロン首相が辞任を発表しました。その衝撃が世界中に広がりEUの根幹をなすユーロ通貨に大きく不信感が持たれることになってしまいました。
ヨーロッパの中心国家とも言えるイギリスがまさかのEU離脱するとは、正直誰にも予想できなかったですよね、、、、

結果、市場の予想を大きく裏切るビックサプライズとなって桁違いの下落が起きました。
当時166円前後から133円台までいったんは急落したんですけど、この日の終値は139円でした。リバウンドだけでも約600pipsなので数多くのトレーダーを退場に追い込んだ事は容易に想像できますよね。

ちなみにブレグジットをめぐる国民投票は6月23日の木曜日に実施されたようですが、大体国の方針を決定する大きな選挙って、投票率を高めるために土曜日に開催することが多いじゃないですか。
そのためFXが休場のあいだに選挙でサプライズがおこると週明けの月曜日は大きな窓をあけて始まることがあります。

そうなると損切のための逆指値注文を設定していても、その下で相場がオープンすると指値は機能しないので自動売買といっても大損はまぬがれないんです。

実際、ブレグジットの時も24日金曜日は139.6円でクローズしたのですが、翌週の27日は136円スタートの終値135円割れていますから、仮に139円のところにロングの損切をしておいても300pips以上の損失となってしまいます。

週またぎは大暴落リスクが高いのでトレーダーによっては、ポジションを翌日に持ち越さない、翌週に持ち越さないというルールを独自に設けている人も多いです。

みなさんも

  • 週またぎは大暴落リスクが高いのと長期でポジションを持つときは注意が必要

  • ポンド円は他の通貨ペアと比べて、とにかくボラティリティが大きいので損切が苦手な人は触らない

が安全だと思います。

値幅840pips【チャイナショック】(再来に注意!)

暴落の値幅は米ドル円で840pips。

今回3つ紹介した中では、最も下げ幅が少ないですが最後に紹介するには理由があるんです。

それは、チャイナショックが再び起こる可能性が非常に高いため

なので過去の大暴落を振り返るとともに、中国経済の現在地とそれがはらんでいるリスクについて少し説明していきますね。

2016年のチャイナショックをきっかけにドル円のトレンドが転換し1年の間に27円も円高が進みました。なんでこんな事が起きたかというと、リーマンショック以降、中国の株式相場がバブル状態だったんですね。

本来であれば加熱する経済を冷ますために、金融引き締めなどをおこなって、意図的に景気を減速させないといけないのですが、それを適切な時期に実施しないとバブル経済が発生してしまいます。

それまで中国政府は、もっと中国の株を買いなさい。と投資家を煽っていたんです。ですが、いよいよ相場の過熱感が極限に近づいた2015年の6月12日にバブルが崩壊してしまい、上海証券取引所の株価はわずか1か月の間に30%以上も下落してしまいました。

チャイナショックの決定打となったのが、同年8月11日に突如実施された中国人民銀行による人民元の切り下げです。人民元って一応変動相場制なんですが、アメリカドルとの交換レートを政府がコントロールしているので、実は半分固定相場っぽいところがあるんですよね。

わかりやすく日本円で例えると、1ドル100円から105円の間であれば自由に動いて良いですよ。という風に急激な相場変動を政府が規制しています。
そういう規制を政府主導で行っているにも関わらず、中国は市場のコンセンサスをとりつけることなく、突如切り下げを断行し通貨の価値を下げてしまいました。

これが輸出を拡大させる刺激政策だと受け止められ、世界中に中国経済の後退を不安視させる結果となってしまいました。

そしてこの人民元切り下げが、世界同時株安を引き起こしてしまったんですね。
株価の暴落に影響されて、8月24日に米ドルも急落してしまいました。
チャイナショックですが、私は近い未来に似たようなことがまた起こるんじゃないかと考えています。

かつて中国に関しては、いずれアメリカのGDPを抜き、世界一の経済大国になると言われていましたが、現在はどうでしょうか?少し怪しいですよね?

まとめ

代表的な大暴落相場を3つ紹介しました
「こんなのどうしようもないじゃん!」と思う方も多いかもしれませんが、私を含め、上位のトレーダーは少なくともコロナ相場を乗り切って今でもFXを続けています

それというのも、「唐突な相場変動がある」という事をしっかり念頭に置いて、リスク管理をきちんとしていたからなんですよね

今回お話ししたような過去の出来事は、「教訓」として非常に価値のある情報です
これを「ふ~ん、そんなことあったんだ、災難だね」程度で済ませてしまうのはもったいないし、そういう方は今後、どこかで大暴落に巻き込まれるでしょう

相場観を養うという意味でも、当時の市場動向や世界情勢を、改めて振り返ってみてはいかがでしょうか?

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今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました。
【自己紹介】
Forbesで取材を受けたNYトレードスクール元講師、現シングルマザー専業トレーダー
生徒実績1000名突破のFXサロン『LDF』でスマート資産形成術を教えています!
AI×投資のうさちゃんEA開発者

🍀シングルマザー
🍀3才の息子
🍀子育とFX両立
🍀22年度年1億達成!
🍀NYトレードスクール講師出身
🍀実は元レーサー🏍
🍀愛犬はマルチーズ🐶
🍀週末は息子とキャッチボール⚾
🍀ツーリング、お鮨、ワイン好き
🍀得意料理はサバの味噌煮

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