声かけのベストなタイミングのヒント、それは***にある。

好きな人とエレベーターで一緒になってしまいました。
「チャンス!」
と心の中でガッツポーズをしていたら最後、そのまま一言も話せずに気まずい空気だけ共有して出て行ってしまったなんて経験はありませんか?

これは、一言で言えば「タイミングを外した」に過ぎません。

声掛けでは、何よりも最初のタイミングがその後の全ての展開を握ります。
極論をいうと、このタイミングを外してしまったら、どんどん話しかけるタイミングを失い、気まずい空気だけが流れてドアが開いたと同時に
「はぁ〜疲れた!」
なんてことにもなり得るのです。

エレベーターの中での最適解

では、本当にベストなタイミングとはいつでしょうか?
これも諸説展開されていますが、私なりの答えは、目があってあなたが最初に息を吐くタイミングです。
「あっ!」
っとなって、大概の人は息を吸います。
そして、吐くタイミングで何か言ってください。
会社の中では、
「おはようございます」
とか
「お疲れさまです」
とか、ベタベタで構いません。

ナンパでのタイミングとは?

実は、私も今日、このタイミングを逸してせっかくの就活生との会話のチャンスを逃してしまいました。
それで、忘れないようにこうして記事にして記録しておこうと思ったのです。
シチュエーションはこうでした。

とあるドトールに入り、座ろうとした席の隣がリクルートスーツを着た女性でした。
よく見ると、SPIと書かれた本を開いていたため、王子得意の就活生だと判断し、椅子にカバンを置いたのです。

はい、ここでワンチャンス逃しました。

椅子を置く前に、ゆっくりと近づき、足を止めるだけでワンチャンスあったのです。

ゆっくりと近づき、足を止める

よく、歌舞伎とかでわざとゆっくり喋ったり動いたりする演出を見たことはありませんか?
これは、映画で言うところの「アップ」と同じ効果があります。
つまり、ゆっくりと近づくことで、周りの人はあなたを注目するのです。
そして、足を止めるところで、ついに視線は釘付けになり、ついあなたのことを見てしまいます。

そこで、
目を合わせて、
息を吸い、
吐きながら、
「ここ空いてますか?」
と、わかっていても聞いてしまえばよかったのです。

次、このワンチャンスを逃しても、椅子に座るときも同じようにゆっくりと近づき、足を止めるだけで
「失礼します!」
とあいさつし、会釈することもできたのです。

それは***の演出と同じ

ゆっくりと近づき、動きを止めるというのは、どこでも使えるテンプレートなので、是非ともオススメしたいのですが、歌舞伎の演出と同じで、ただその通りにやればうまくいくと言うものではありません。
演技の練習と同じように、何度もなんども繰り返し練習し、所作として違和感のないレベルにまで精進して、初めて活きてきます。

話が逸れましたが、声かけのベストなタイミングのヒント、それは歌舞伎にあったのです。
まあ、私が勝手に言っているだけなので偉そうに言っても聴く人によっては私の自己満足にしか捉えられないとも思いますが、これはかなり効果的なやり方です。

実は、話す内容というのは視覚、聴覚情報に比べるとほとんど影響力はありません。
心理学的にも言い尽くされている論点ではありますが、おそらくまとまった言語体系を持たない動物の世界では、こう言った振る舞いやタイミングの取り方、声の質や大きさでモテを競い合っているのではないかと思います。

言葉!言葉!で相手を丸め込もうとするのではなく、こう言った割と原始的な感覚、視覚・聴覚をもっとも重視する声かけの練習を怠らないことが重要なのではないかと私は思います。

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