PixAIの消費クレジット検証
PixAI(AIで画像を生成するWebサービス)を使う上でクレジット消費は気になるもの。
〈どんな項目がクレジット消費に関わるのか〉、1年間PixAIを使ってきたので覚え書きがてらまとめます。
クレジット消費0でイラストを生成する設定例
クレジットを消費しなくてもイラスト生成はできます。
下記の内容がクレジット消費0でイラスト生成するための設定例です。
ただし、得られるイラストは多少崩壊することがあります。
サンプリングメソッド=Euler a、Euler、LMS、Heun、DDIMのどれか
ステップ数=23
出力画像の解像度(サイズ)=512 x 768
モデル=Moonbeam
高優先度のチェック=OFF
HiRes=OFF
顔修正=OFF
消費クレジットが変動する項目
PixAIをいろいろ触ってみたところ、
サンプリングメソッド
ステップ数
出力画像の解像度(サイズ)
モデル(XLか否か)
高優先度のチェック
HiRes
顔修正
に依存しているようです。
サンプリングメソッド、ステップ数
StableDiffusionではノイズまみれの画像から徐々にノイズを取り除いて目的の画像を作り出します。(PixAIも内部的にはStableDiffusionだったはず)
そのノイズ除去方法がサンプリングメソッド、取り除く回数がステップ数です。
恐らく計算量の多いサンプリングメソッドがクレジット消費を多めに設定しているのでしょう。
サンプリングメソッド:Euler a、Euler、LMS、Heun、DDIMは消費クレジットが少なめです。
ステップ数:前述のサンプリングメソッドで、出力画像のサイズが512 x 768の場合、23までは消費クレジットは0です。
出力画像の解像度(サイズ)、モデル
出力画像のサイズが大きくなるとクレジット消費も大きくなります。
XLのモデルは、そもそも出力画像のサイズが大きいのでクレジット消費も多くなりがちです。
高優先度のチェック
チェック=ONだとクレジットを消費して生成待ち時間が短縮されます。
HiRes
高解像度で出力する設定。画像サイズが大きくなるとその分クレジット消費も多くなります。
顔修正
歪み補正です。
補正する計算コストをクレジットとして上乗せするようです。
参考:0クレジットで生成したイラスト
0クレジットで生成したイラストです。
プロンプトがしっかりしていれば大丈夫だと思います。
気をつけたいこと
モデル切り替え後は設定を確認しましょう。
モデルの初期設定で上書きされるので切り替え前の設定に戻す必要があります。高優先度のチェックを外すと生成までの待機時間が長くなる傾向があります。
プリセットでないモデルの場合は20分以上待たされることがあります。メールアドレスを登録すると消費クレジットの割引が適用されます。
登録しておくとよいかと思います。
まとめ
PixAIで消費クレジットを抑える際に見ておく設定は
でした。
作戦としては、
プロンプト検証のときはクレジット消費を抑える
検証結果をもとに、クレジットを消費しつつ高解像度イラストを生成する
といったところでしょうか。
この記事が参考になれば幸いです🙇♀️
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