絶対にしんみりなんてしてやらんぞ最終日
最後最後ってしんみり立ち返ってバカみたいに感動するふりで自分を騙して”いい思い出”とやらに変えてしまうなやめてくれ。美化しないでくれ、立ち返ってくれ、反省してくれ。
最後。僕の参加しているオーディション、”ミスiD”のセミファイナリスト期間が、本日23:59を持って終わろうとしています。ミスiDってなんですかという方はこちらから……
僕は卒業式で泣かなかった人間です。映画なんかで泣いてしまうことも多いような涙腺のゆるい人間ですが、絶対泣かないぞと思っていました。
中森明菜さんは「綺麗なだけならいいけどちょっと悲しすぎる」と評する涙ですが、いやそうなんですよ、綺麗だからいけないんですよ!勝手に綺麗にしないでくれー!絶対しんみりしてやんないからな僕は。
とはいえ、最終日でなければ僕自身こんな文章書かないでしょうし、締め切り効果を身をもって感じてしまうぎりぎり人間なので、最終日というものを何かしらの大事なものだと捉えてしまっているのでしょう、悔しい限りです。
違うからな、最終日だから振り返ってるんじゃないんだぞ、日々思ってることを最終日だからまとめただけだからなッ!!!!
ここから本題
突然ですが僕の高校時代の話をします。
僕の学校は中高大と一貫でした。でした、というのは僕が外部の大学へ行ったために中高とは違う学び舎にいるからなのですが、要するに受験勉強はしなくても大学生になれるというような環境でした。
規則は少なく、校内での活動の主体は生徒自身であることが多く、自由な学校であったと思います。最低限の校則は存在しますが、髪型も服装も幅広く選べました。受験もないから多くの人がやりたいことをやっていました。
もちろん規則を守らない人もいて、私の属していた生徒会はそのような人たちに規則を守ってもらえるように促したり、そもそもの規則を見つめなおしたりしたのですが、僕個人としては活動に心残りがありすぎて、卒業式で涙が出なかったのだろうなと思います。決まりを守らせる側にいたからこそ、なんでこんなことしてるんだろ、これはなんのためにあるんだろ、、、と考えてしまう機会は多い方だったかもしれません。
決まり事は、理想のために存在するんじゃないかな、と僕は思います。
校則であればそれは、いい学校・いい生徒・良い生活を目指すためのものだと思います。(昨今では全く無意味な形骸化した校則を必死に守らせようとする学校もあるそうですから、あくまでもこれは理想的な状況に限られるのかな?とは思います。)
母校においては自由であることが重視されていたので、僕らは自由のための校則とは?ということを考えました(矛盾しているように感じるかもしれないですが僕は両立すると思っています!)
何でもあり、だけど何でもして良い訳じゃないということを、よく人は『自由には責任が伴う』なんて言いますね。
その責任を果たすため、我々の望む自由な状態とは何か、何を目指して自由を望んでいたのか、とか、考えてきたように思います。
皆さんにとって、自由って何でしょう。
何でしょうとか言いつつ、僕はこういうポエミーな回答が求められる大喜利みたいな漠然とした問いかけめちゃめちゃ好きではないのです
自由という言葉の定義の話ではなくて、こういう”集団”なり”環境”なりで求められる自由さなのですが、自由の話なんてめちゃめちゃ広いに決まってます、せいぜい僕が話そうとしたところで、一人の社会学者の意見でもさも自分のもののように語って、思考体系一つ分を正当化することで終わってしまいそうなので、賢ぶるのは無理でしょう。
ミスiDの話に立ち返ることにします。
自由であることは必ずしも良いこととは言えないでしょうが、我々ミスiDに応募したものはその自由度に惹かれたということは、異論ないと思います。
自由な空間を求め、身を置くことで、参加者の多くは「自分には何ができるのか……」と考えてきたことでしょう(上から目線)。何でもありすぎて、何をしたら良いかわからなくなってしまった方もいるでしょう(自由の刑ってやつか!)
いろんな側面があるこのオーディションですが、自由だからこそ一番大事なものが何かを考えられて、そしてそれを受け止めてくれる人も集まるのだろうなぁと考えてしまいました。
ミスiDのここがいい!っていうよりも、自分が大事にしたいものとミスiDが大事にしてくれているものとが一致しているなという気持ちです。総合格闘技、受けてたったぜ!
自由、大絶賛!みたいになるのは避けたかったのですが、そうなってしまったかもしれない。くせー文章だぜ!と思った方は、もうこの文章は全部PSYCHO-PASSの受け売りだと思ってください。(最近見たんです)
自由な中で僕”田村佐和”は何ができたのだろうと考えてみると
ううーん、まだまだできることはあったんじゃないかな、、、
悔しさでしんみりしている場合じゃねぇぜ!という感じです。まだまだ僕のどうでもいい話とかくだらないボケとか聞いて欲しいし、いろんなものを作りたい、作れる技術を磨きたい!
だからヨォみんな、最終日だからってしんみりして勝手に終わらせないで、これからの話しようぜ。
田村佐和アイドル化計画は、まだまだ始まったばっかりだからヨ………………☆
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