世界一どうでもいいはなし。



~はじめに~

この記事を読む前に、こちらへ目を通して頂きますとより良いかと思います。
https://note.mu/o_s_t_s_k/n/n8ac4682a5d7f

以下、寝かせていた原文そのままです。
唐突に終わりますが、それでも良ければどうぞ。



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タイトル通りです。

わたしは、オリエンタルラジオが大好きです。
今も、昔も、そしてこれからも。
きっと、ずっと大好きだろうと思います。

これからする話は、そのことを踏まえて聞いていただけると幸いです。


わたしが彼らのファンになることを決めたのは、2009年のことです。
NON STYLEのために買ったM-1'08のDVDで、敗者復活戦のダイジェストの中に彼らを見つけたことがきっかけでした。

彼らの漫才はもちろん面白かったのですが、それだけではない、心を掴まれる何かがありました。
きっとそれは、武勇伝バブルが弾けたことで世の中から消えかけた彼らの、「俺達はここにいる」という叫びだったのでは、と思います。

そして、まんまと興味を持ってしまったわたしは、過去の動画を漁ることで、彼らの仲の良さや、それぞれが持つ狂気性にすっかり魅了され、彼らをずっと応援していこうと心に決めました。
しかし中学生だったのでDVDはなかなか買えませんでした。NON STYLEで手いっぱいだったのです。


ずっと応援していこうと決めたわたしですが、ここからしばらくの間、お笑いというものから遠ざかります。
NON STYLEのDVDだけは出る度に買っていましたが、それ以外は特番のネタ番組と賞レースを見る程度です。
オリラジに関しては、たまに思い出したようにブログを読んだりする程度で、ショーバトと歌うまは見ていましたが、オタクというほどではありませんでした。


時は流れ2013年。年末のことです。
毎年恒例の「爆笑問題の検索ちゃん」で、あの「カリスマ」に出会いました。
放送直前に、スタッフさんの「オリラジがすごいです」みたいなツイートがTLに回ってきて、うわーそうなんだ!楽しみだな!と思ったのを覚えています。

本当にあのネタは衝撃でした。
何だこれ、と思うと同時に、でも確実にこの感じをわたしは知っている、これを待っていたのではとすら思いました。
彼らの漫才が好きだと言った立場でありながら、半ばやけくそのような彼らの姿に、恐らく2009年のそれと同じものを感じたのでしょう。
録画を何度も何度も見返した記憶があります。

それ以降、また彼らへの熱をじわじわと取り戻し始めます。
しかしながら受験を控えた身であった為、学校帰りにワゴンセールで半額だったところを購入した「才」を気分転換に見るだけでした。

この年に行われた単独ライブ「お楽しみ会」に行けなかったことを、わたしは今でも後悔しています。


2014年。わたしは大学に入学し、お笑いサークルに入ります。
それをきっかけに、お笑いそのものへの想いをどんどん加速させていく中で、彼らへの思いも募らせていきました。
お笑いそのものから遠ざかっていた時期の彼らをDVDを買い集めることで何とか補填し、自分なりにあーだこーだと考察をしました。
この時期に、中田敦彦へのリア恋はこっそり終焉を迎えます。

そしてこの年も、検索ちゃんで、また脳天をぶん殴られました。
そう、「STAR」の地上波初披露です。

去年からのリズムネタ復活の流れがこうなるのかと。
あまりにも予想できなかったそのネタに衝撃を受けました。
本当にめちゃくちゃ面白かった。
何回見ても何回見ても、ダンサーが出てくるところで大笑いしてしまいました。

そしてそれから彼らへの情熱はどんどん増していき、2015年の夏には初めてのライブ参戦を果たします。
初めて生で見た彼らのパフォーマンスは、もうすっかりアーティストとしてのそれでした。
とても楽しいライブで、すぐに配信されていた曲を購入しました。


しかし、このライブでのある発表が、わたしの、彼らに対する思いを少しずつ変えていきます。

それは、「M-1出場」です。

「この歌ネタを引っさげてM-1に出る(意訳)」という旨の発言をした中田敦彦、そしてその発言に盛り上がるファンの人たちを眺めながら、わたしはとても複雑な思いを抱えていました。

わたしはオリラジのファンだから、オリラジがM-1に出場するなら、良い結果を残してほしいと思っていました。

しかしながら、彼らがあのネタで勝ち上がるなんてことは、M-1がM-1である以上、絶対にあってほしくないとも思っていました。

わたしは、オリラジのファンである前に、漫才のファンだったのです。


結果的に、彼らはM-1に出場することはありませんでした。
それに少し安堵を覚えつつ、わたしは一つの結論に辿り着きました。

「彼らの歌とダンスより、ネタが見たい」

わたしは、彼らの漫才を見たのがきっかけでファンになりました。
そして彼らの作るコントも本当に本当に大好きでした。
検索ちゃんで見た武勇伝からSTARに流れるあの構成は、ずるいと思いながらも見る度に笑いました。
絶対に、面白いネタをする才能がある2人だと信じています。

それなのに、「向いてなかった」と言ってその選択肢を選ばない彼らを見ていると、わたしが好きだった頃の彼らを否定されているような気がして、少しずつ、悲しく、やるせない気持ちが積もっていきました。
そして何よりも、彼らがやりたい活動を歓迎できない自分に嫌気がさし、彼らを好きだと名乗ることに少しずつ罪悪感を覚えるようになりました。


そんな中で迎えた、渋谷クアトロでのクリスマスライブ。

とても楽しみにしている一方で、真剣に、このライブの内容次第では、ファンを辞めてやろうとすら、思っていました。

でも、やっぱり楽しかったのです。

実際に彼らを目の前にすると、そのパフォーマンスが例え自分が本当に望んでいるものではなくても、彼らが本気で作ったものだから、楽しくないわけがなかったのです。
あーやっぱり、オリラジが好きだと思いながら、2015年が終わりました。


そして2016年、「PERFECT HUMAN」で彼らは4度目のブレイクを果たしました。

ネタ番組にとどまらず、歌番組にもバンバン出場する彼ら。新曲をどんどんリリースする彼らを見て、すごいなあと思いながらも、このブレイクに全く盛り上がれない自分がいることに気づきました。

彼らの歌やダンスが素晴らしいことは、去年のクリスマスに直接確かめたのに、何でこんなにも心が踊らないのだろうかと、何度も何度も自分に問いかけました。
他のファンの方のつぶやきを見る度に、同じファンを名乗ることに申し訳なさを感じ、Twitterのプロフィールからオリラジの記載を消そうかとも思いました。

それくらい考えた末に、


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それくらい考えた末に、どうしたんですかね。

それでは。



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