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年明けの知らせ

めちゃくちゃ暗い、意味もオチも無い内容なので価値0です。チラ裏なので勘弁してください。後で書いたら消そうとも思う。


朝、3行程度の訃報を知らせるメールが来ていた。以前から会えていなかったし、入院してたし、よく考えるとそんなに驚くことでもなかったけど、まあ驚いた。朝ぼんやりしながら人間というのはつくづく生と死が隣り合わせなんだなとおにぎりを噛み締めながら感じた。いくらのおにぎりは美味しかったです。

日常の生活でそんなに死を意識することは無いのだけれど、生きていると近しい人が亡くなったり、家族が重大な病気にかかったり、事故にあったり、そういうことはある。それは突然やってくる。失恋の後だろうが、仕事の不始末の後だろうがトイレの中だろうが、空気を読まずにそれは前触れもなく、ひょっこりと顔を出す。昔、大切な人が大きな病気の宣告を受けたときの瞬間はよく覚えている。働いていた会社の玄関先のエレベーター前で急にかかってきた電話で告げられた。春の風が強くて電話の音がよく聞こえなくて何度も聞き返した。ちゃんと聞こえてもしばらくはよく分からなかったけれど。

同僚とランチしていたときにかかってきた電話で告げられた訃報。その年に行く出張の話をしていた。半年の長期出張を予定していたので、大きなハンバーグをたべながらワクワクしてた事もよく覚えている。食べていたランチを放り出して立ち上がったらまめいがして倒れたっけな。

介護していた家族が亡くなりそうだといわれて何度も駆けつけて、それなのに最期には間に合わなかった事もあった。何度も病院に行って、深夜ベッドの際で顔を見て手をさすって、病状が穏やかになると朝バスに乗って帰った。それなのに。昼間呼ばれて駆けつけた時はすでに亡くなっていた。死の間際に一緒にいればいるほど最期がつらいというのはこのときに知った。夏の夕日が差し込んだ彼女がいない眩しい病室で一人大声で泣いた。人が亡くなって大声で泣いたのは多分あれが最初で最後だ。

同級生の訃報を聞いたのは山手線の通勤途中だった。2年ほど前に同窓会で再開していた。とってもキラキラしたところで働いてて、妬ましいほど眩しかったのに、自死してしまった。信じられなかった。



お葬式では泣かないと決めている。


今日の話と昨日私が感じた事はなんの関係もないのだけど、なにかをここで吐き出しておかないと整理がつかない気持ちの悪さがあるので、こじつけだし、無理矢理だし、関係ないじゃんと気分が悪くなる人もいると思う。ここで引返してほしい。

人って死ぬんだわ。


昨日全く予測していないネットの写真を見た。以前からこの手の写真がネットに上がると、それについて何とも言えないなにかもやもやしたものがあって。軍服の青年をみて、銃を持ち、照準を定めている姿を見てそんなこと思うのほんとに気が触れてるとしか言いようがないし飛躍してるのはわかってるんだけど、今日の出来事ではっきりしたような気がする。

笑ってくれていいのだけれど、いつも彼らがフライトをするとき。これはみんなそうかもしれない。いつもいつも私は飛行機が無事に離着陸することを怯えながら祈っている。全員が同じ飛行機に乗らないでほしいといつも思ってる。あれは本当にやめてほしい。海外になんて行かなきゃいいのに。飛行機なんて乗らなきゃな。ワールドスターの彼らを見て熱狂的なファンがいることも恐ろしい。あんなに知らない人たちにもみくちゃにされて。持ち物検査ちゃんとしてるのかな。実はいつも思ってたこと。ファンにオープンな分、彼らにいつも冷や冷やしているのだ。

勝手に色々なことを知った気になり、勝手に親近感を増大させて今私はこれを書いている。指の形、赤くなる耳、首のほくろ。家族への想い。嫌いな食べ物、好きな音楽、尊敬する人。なにもかも上辺だけかもしれないのに。虚像かもしれないのに。

そうして膨れ上がった、柔らかくて暖かい何かにくるまってホカホカでいたのに‥どうやら今年は違うみたい。ヒンヤリしたものがどうにもつきまとう。今年はこれとお付き合いしていかないといけないんだね。知れば知る程、ないとは思うその嫌な冷たい何かが来ませんようにと祈っている。そういう可能性があるということをうっすら認知することで、絶対起こり得ないというジンクスみたいなもの。でも不用意に公開される写真や記事を見て文字通り驚いてしまう。そして気がつくんだ、その冷たくてヒンヤリするいつも私の隣りにいる何かに。

私の隣に寝ている人も、このままいくと私より先にいなくなるかもしれない。だから大事にしなさいとはよく言ったものだ。でも大事にしてもしなくてもその日はやってくるんだ、平等に、不平等に、そして唐突に。それを私達は知っている。好きで大事にしてるから死なないなんてことはない、だったら貴方は絶対死なないはず。これだけ愛されてるじゃないか。


明日も、生きていて。疲れても、怪我しないで、生きてほしいな。生きてほしい。


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