臨床心理士資格審査を受けた②

●受験前日

受験場所は東京ビックサイト。朝10時集合でした。

自宅の最寄駅から「国際展示場駅」まで、電車で2時間しないくらいの距離です。

朝が激弱なのと、方向音痴のため乗り換えに迷う可能性や、駅から会場までの移動時間が読めなかった(ビックサイトの中が広そうだった)のもあり、前日はどこかに泊まろうかな~と考えていました。

ちょうど前日に隣県で仕事があり、そこから国際展示場駅まで1時間せずに行けて乗り換えも楽そうだったので、自宅に帰らずに会場近くで前泊することにしました。

ビックサイト近くのホテルは高かったので、隣の「東雲(しののめ)駅」のカプセルホテルに宿泊しました!

https://www.bay-hotel.jp/ariake/

カプセルホテルは、泊まり慣れていない人にはあんまりおすすめしませんが…

(布団が薄い、他の人の足音や物音が聞こえやすい、ロッカーとカプセルが別エリアで面倒など…)

私は、何度も泊まったことがあって慣れていたのと、ここはスタイリッシュでキレイ!で、駅に近かったし安かったので、よかったです。

ホテルにはラウンジがあって、そこで飲食やおしゃべり、PCなど自由に過ごしてよかったんですが、私が行った時にいた人は全員心理学の勉強をしていました(笑)。(特に①の記事で紹介した②の問題集はかなりの使用率でした)

私もやってなかった問題集の予想問題を解きましたが、寒かったのであんまり集中できませんでした。まあ今更あがいても仕方ないだろう~と思い、早めに寝ました。

●当日

7時30分頃に起きれたのもあり、ビックサイト近くで朝カフェでもするか~と思って、早めにホテルを出ました。

途中コンビニなどに寄ったりしつつ、8時30分頃に国際展示場駅に到着。駅からビックサイトまでは掲示もわかりやすく、迷う心配はしなくて大丈夫でした。

9時に試験会場が開場するまで、ビックサイトの中にあったPRONTOでサンドイッチなどを嗜み、解けなかった過去問をぼやぁっと見たり、周囲の観察にいそしんでいました。(複数でまとまって来てる人けっこう多かったので、心細くなったりしました)

9時15分くらいに会場に移動。会場は1階で、エスカレーターを降りたところに、受験番号と席のブロックが記載された掲示板がありました。

私は500番より早い番号だったので、前の方のブロックでした。

ライブ会場のようにだだっ広い会場に、長机とパイプ椅子がずら~~~~っとブロック別に並んでいました。自分の受験番号の紙が、机の端っこに貼ってあるので、それを探して座ります。机は2人で1つです。

(ちなみに、同じ大学院出身者で席がまとまっていたり、苗字が50音順だったりするわけではなさそうでした)

たまたま同じブロックに大学時代の友人がいたので、試験が始まるまでは友人と話したり、コンビニで昼食を調達するなどしました。(女子トイレはやはり混むので余裕を持った方がよさそうです)

10時前に着席して、しばらくしてから「天の声」という感じのアナウンスが始まりました。

試験の説明や、各ブロックの試験監督(それぞれ10人弱いる)への案内は、すべて天の声が行っていました。受験票の確認、スマホを封筒にしまう、解答・問題用紙の配布などが30分かけてなされました。

使える筆記用具は、えんぴつと消しゴムだけでしたが、忘れた人は貸し出します、というアナウンスもありました。

さて、試験ですが、多肢選択式の試験は普通に難しかったです。

4項目の正誤問題で、2項目の正誤がわからん…!というときに、選択肢を見て取捨選択できればいいんですが、だいたいこれを迷う時は、どちらの可能性も残された選択肢になってしまっていることが多かったり。

いくら考えてもわからない問題は、適当に選んでサーッと進めましたが、へたに知っているやつは結構悩みました。たとえば、私は実習でM1の時にWISCをやっていたんですが、M2でWISCはとっていなくて、WAISをたくさんとっていたので、詳細な内容で混乱しました(逆向干渉)。

そんな感じで、見直す時間はあんまりありませんでした。

終わる10分~5分前ころに、初めて試験時間のアナウンスがありました。(会場に時計もないので、各自試験中に時間はよく確認しておいた方がよさそうです)

試験時間が終わると、試験問題を回収して、監督たちがその数を確認するまで着席のままでした。天の声が「確認が終わったら各ブロックは合図をしてください」と言うと、各ブロックの試験監督が「OK」と書かれた大きなボードをおもむろに取り出してホワイトボードに掲示し、「あのOKボードはわざわざ作ったのか?」と思ったところで午前中は終わりです。

昼休みは、次の試験の(たしか)20分前まででした。昼食を友人と会場外の椅子に座って食べました。問題の話はほとんどせず、余った時間でビックサイト内を散歩したりして休み時間を過ごしました。

休憩後の論述試験も、始まるまでは多肢選択式問題と同様でした。

解答用紙は横書きで、字数は「ここからここまでに収まるようにね!」とわかりやすく記してありました。下書き用の原稿用紙も配られます。私は筆圧が濃くて字も大きく、下書きをしていると時間がかかるし疲れるので、下書きは書かずに何をどういう論理で書くかだけメモをして、あとは解答用紙に書き進めながら考えました。

ここをこういう風に書けばよかったな~とか、このケースこれについても書けばよかったな~などと思いましたが、消して書き直すと時間がもったいないのと、質よりは時間や字数といった枠組みを守ることを重視しました。隣の人は私より先に書き終わって、終了15分前には見直しをしたりしていました。私は時間いっぱい使って、見直しや加筆修正をしていました。作文がよほど苦手でなければ、時間が足りないということはそんなになさそうな印象です。

試験は16:00に終わって、退場は16:30が予定されていましたが、16:10には解答用紙の確認も終わり、解散になりました。帰り際に、机に貼ってある受験番号の紙をはがすように言われました。

これで1日の試験が終了です!

これだけの準備設備と、著名な先生方を含む試験監督がこんなにたくさんいたら、受験料3万かかっても仕方ないよな~と納得した1日でした。

試験の後は、久々の同期と集まって遊ぶもよし、東京に繰り出すもよし、早く帰って寝るでもよしですが、私も院とは全然関係ない友人と飲み歩いて、よい1日でした。