臨床心理士資格審査を受けた③

●一次試験の結果通知

無事10月に資格審査を受け、一次の結果は10月30日頃届いていました。

他の体験談でも、届いた封筒を透かしてみたり厚さで確かめてみたりしても合格か不合格かはわからなかった、ということが書いてありましたが、実際ただの封筒すぎてわかりませんでした。

正直、落ちるなら面接より一次の方!と思っていた(院試のときもそうでしたが)ので、確認するときは緊張しました。が、友達に付き添ってもらって思い切って開封!

タイトルは「一次試験結果通知」です。本文にさらっと「合格されましたので云々」と書いてありました。

YEAH~!Hoooooo!

通知書には、二次試験の日程と場所の案内も記載されてました。

場所は東京国際フォーラム。指定時間の10分前に控室にいるように、ということでした。私の指定は1日目の午前中でした。

二次試験に関しては、同じ大学院出身の人が同じ時間枠に集められるそうです。面接後に友達と東京でランチをすることを約束して、面接練習へのモチベをつくりました。


●面接練習

二次まで10日間ほどしかありませんでしたが、これまでは一次試験の勉強と日々の生活に専念していたので、面接練習は全くやっていませんでした。

他の方の体験談を読んで、どんなことをきかれたのか情報収集をするとともに、大学院の先輩が後輩に受け継いでくれた質問事項、参考書を読み、もや~っと回答を考えていました。

前々日くらいに、友達と面接のロールプレイをやりました。お互い博士課程所属だったので、研究のことや今後の進路などは何かしら答えられるようにしました。(実際のところ、「今後の進路を訊かれたら、逆に教えてほしいよね…」という感じでしたが)

博士課程所属の身としては、研究優先のことを言わないように気をつけた方がよいらしいです(何の為に資格取るの?となるらしいので…)。また、私は修士まで心理でしたが、博士で専攻を医学に移したので、その点も聞かれると思い、何故医学にいるのか説明できるようにしておきました。

練習ですらすら出てこなかった内容は、箇条書きにしてメモしました。

●二次試験当日

一次試験より朝遅く、駅的にも日帰りで行けたので、当日は自宅から行きました。東京国際フォーラムは、比較的色んな駅から徒歩で行けるようですが、前述のとおり方向音痴なので、最も近い有楽町駅にしました。出口を出たら目の前が国際フォーラムです。

指定時間(=通知書に記載されている時間)の10分前(=集合時間)のさらに10分前頃、控室へ。あまり早く着くと入れないと聞いており、少し早いかなぁと恐る恐る向かいましたが、部屋の前にいた係の方が、私の指定時間を案内していたのでそのまま入室しました。

控室には同じ大学院の人は誰もいなく、というかそもそも人が2-3人しかいなくて、「え、今日だよね?」「場所はあってるよね?」ととても不安になりました。

白板には二次試験の注意事項や、結果通知がいつ頃かなどが書いてありました。

集合時間になってようやくそろそろと人がやってきました。雰囲気からして、4~5種類の大学院出身者が集められていた様子でした。最後に私の出身大学院の全員が入ってきたので「え?わしハブ?」と内心動揺しました。(後から聞くと、入り口でたまたま集合し、変な入り口から入った私のみ出会わなかった模様)

指定時間になり、スタッフが数人入室しました。受験者の名前がまとまった人数で呼ばれて列を成し、それぞれグループになって控室から移動しました。

私のグループもエレベーターに乗って面接を行う階に移動。一人ずつ別の部屋の前の椅子に座って待機となりました。部屋には先に面接中の人がいるようでした。部屋の前にはスタッフがいて、荷物の預かりや入室のタイミングなどを教えてくれました。

●いざ入室!

ドアが重いとは聞いていましたが、実際重く、スムーズな入室とはならず…。入ると、わりと広めの部屋に男性の面接官が二人でした。お二人とも優しそうな印象。受験番号と名前を言って面接開始です。

たぶん緊張ほぐしのために、まず一次試験について質問してくれたんですが、「難しかったです」とだけ言ってその後が続かなかったので、『やべえ』と一瞬思いました。そこは面接官もやっぱり臨床心理士。「どこが難しかったの?」ときいてくれたので、「経験したことのない事例問題が難しかった」と答えると「そうだよねぇ、それはわからないよねぇ」と共感してくれました…優しい。

大学院で学んだこと、院での実習の内容、ケースの内容、今の実習、今後の研修受講の計画などを訊かれました。(細かくは忘れました…)

概ね、面接練習時に考えておいたことだったので、そこまで言葉に詰まることはありませんでしたが、ケースの内容に関して訊かれたのは全くの予想外でした。院の相談室と外勤先とで合わせると1年間で10ケース程担当したので、どのケースについて話すかなどは少し考えました。私は全ケースを後輩に引き継いだので、担当していたのは半年以上前のことでしたが、あのとき頑張った日々を想えば…!昨日のことのように思い出せました。実際、ケースのことはすらすら出てくる人が多いのではないでしょうか。

また、生涯学習の姿勢をアピールすることがよいという情報は事前に得ていましたが、色々すっ飛ばして今後の研修プランについて訊かれたので、生涯学習はもはや当たり前という感じで少し戸惑いました´・ω・`

質問の答え方としては、訊かれたことそのものの回答に付随して、他の質問事項で訊かれるような内容も答えることで、自分のことを結構アピールする形になったと思います。

たとえば Q.大学院で学んだことは?

A.こういうことを学びました(Qへの回答)+ 特に実習ではこういう心理検査を学習し経験したので、これこれの検査はとることができます

といった感じです。

また、「履歴書に書いてありますように私はあーでこーで」と言ったら、面接官おふたりとも手元の書類を確認していたので、事前に読んでいるというよりは、お話をしながら目を通しているんだと思います。(たくさん受験者いますものね…本当に頭が下がります)

体感15分弱で、面接は終了しました。あっという間でした!