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思い出深い本

#人生を変えた一冊って言うテーマ 、自分からしたらちょっと大袈裟かな?となったけど読書好きとしては書いてみたい!て思ったテーマなので書いてみてます。

たくさんあるけど、1番は藤岡陽子さんの「手のひらの音符」です。就活の内定を取り消され親にも迷惑かけ、自分にも自信を失くし就活鬱になっているときに出会った本です。本屋さんで、帯に書かれていた"いい小説を読むと幸せな気分になります"の文字に目が止まり買った本。本がシワシワになるくらい泣いたのはこの本が初めてでした。

裏に書いてあったあらすじです。デザイナーの水樹は、自社が服飾業から撤退することを知らされる。45歳独身、何より愛してきた仕事なのに……。途方に暮れる水樹のもとに中高の同級生・憲吾から、恩師の入院を知らせる電話が。お見舞いへと帰省する最中、懐かしい記憶が甦る。幼馴染の三兄弟、とりわけ、思い合っていた信也のこと。〈あの頃〉が、水樹に新たな力を与えてくれる――。人生に迷うすべての人に贈る物

この本を読んで、当時就活鬱になっていた私は今までも両親、恩師の先生、友達たくさんの人に助けられてきた「あの頃」を思い出し主人公を自分に重ねずっと泣きました。私自身もいじめ、受験などたくさん苦労した「あの頃」があったけれどどうにか頑張ってきて、その上でたくさんの光を導いてくれた恩師、友達がいて今があるんだなと考えるきっかけになりました。この後様々な人にまた支えられ世間よりは少し遅れて社会人になりました。この本を読んで、恩師に会いたい…そんな気持ちで恩師に手紙を書いちゃったくらい。小学生時代の文章を書くのが好きになった恩師からお返事が届きこんな自分でも人を幸せにでき喜ばせれたんだとまた泣き…あっ泣きすぎだー笑「あの頃」にはもう戻ることできないけど、人と人との繋がりをこれからも大事にしたいなと思える本でした。ストーリーはどこまで書いたらいいのかわからないけれど。前半はしんどいくらい描写がリアルで気楽に読んでみてなんて言えないほどしんどかったですが、セリフに励まされる言葉がたくさんあった素敵な本でした。

音楽はもちろん好きな作家さんや好きな本についてnote書いてみようかな~。写真は本に恩師からの手紙でした。



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