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人の変化を、愛している。
正確に言えば、愛している人たちの変化を愛している。
それなのに、自分自身の変化を許せないのはどうしてだろう。例えば家の中で吸えるからと、iQOSを吸うこと。ハイライトを吸わなくなった私を、私はハイライトを吸ってた自分よりもほんの少しだけ嫌いになった。あと、好きな音楽の種類が変わったこと。高校生の私より、今の私の方がほんの少しだけ嫌い。もっと言うと、好き嫌いで服を選んでたのに、今は少しだけ人からの見え方を気にしている。嫌い。子どもが欲しいとたまに思ってしまう自分が嫌い。だから、子どもが欲しくない理由をいつも探してしまう。まあ、新生児はガチで苦手なんですけどね、怖くて。
いつか私が心の底から子どもが欲しくなった時、私は私を殺してしまいそうな気がする。ばかみたい。「どんだけ変わっても愛してるよ」って、よく人に言うんだけど、変わっていく自分を愛してあげられない、可哀想にね。いつか私の思考や思想や話す言葉が一切合切全部変わっても、それって私なのかな。心身二元論みたいだねぇ。むつかしいね。いつか私が変わったとしても、過去の私が私のことを殺しませんように。出来れば、いい方へ変化出来ますように。
あ、そういえば世界中全てが嫌いだったあの頃の自分より今好きなものを好きだと言える私の方が好きになってるよ。過去の私へ。

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