Base Ball Bear 2019/10/19 @なんばHatch(セトリあり)

ワンマンライブはスリーピースになってから初めてになるので3年ぶりくらいか。
フェスでは何回も観ていて新体制のベボベに対する不安とかはとうの昔に払拭されているが、ワンマンの彼らはどんな感じだろうという気持ちもありワクワクしながら観に行った。

で、最高だった。

セトリは今回の『Guitar!Drum!Bass!Tour』に先駆けて発売・配信されている「ポラリス」「Grape」の2枚のEPの曲をベースとしてスリーピース用にアレンジされた楽曲群が並ぶ感じ。



【セットリスト(わすれちゃったので順不同)】
試される
ダイビングデイズ
セプテンバー・ステップ
ポラリス
PARK
いまは僕の目を見て
summer melt
grape juice
Stairway Generation
changes
Love Mathematics
彼氏彼女の関係
CRAZY FOR YOUの季節
Flame
十字架you and I
不思議な夜

(encore)
THE END
ドラマチック


ツアーのタイトル通りギター、ドラム、ベースの3つで構成される楽曲。かつて4人体制だった頃のポリシーであったこの要素を再度取り入れて楽曲制作、ライブに臨んでいることがうかがえる内容だった。
(前作のミニアルバム「光源」ではシンセとかを初めて多分に使ってる)

新譜EPの「ポラリス」「grape juice」の歌詞でも

"ギタードラムベース  輝くフレーズ  結んだ先にポラリス"
"でかいギター  ひくいベース  はやいドラムよ、吹き飛ばして"


と、3つの楽器が強調されているし、3人でやり通す覚悟が見られる。
(この2曲が本当にかっこいい)

急なリードギターの脱退からそれまでバンドが貫いてきた"演奏はギター、ドラム、ベースだけ"というルールを破り、傷だらけになりながらも新しいステージへと進むことを選んだ彼らだが、いまやバンドの姿はより力強く頼もしいものとなっている。

ついでに言うと「いまは僕だけを見て」や「Flame」、「セプテンバー・ステップ」はこれまで通りの小出節・ベボベ節が炸裂しており安心してエモ成分を摂取できるので必聴である。

アンコールでTHE ENDが歌われた意味も考えたい。

"終わりはそう、終わりじゃない
緞帳の奥は暗闇じゃない
エンドロールは走馬灯じゃない
物語に終わり何てものはない
「めでたしめでたし」じゃない
僕の生活は 終わらない
終わりはそう、終わりじゃない
ラストシーンはスタートラインでしかない
「昔々の話」じゃない
僕の人生は つづくつづく"


歌詞にもある通りバンドは続く。いつだってSNSやニュースで活動休止や解散の話題に事欠かないなか続けてくれてありがたいよホント。(前日にナナイロエレクトリックツアー大阪公演も観ているのでよけいに)

前述のミニアルバム「光源」とそのツアーで示されたBase Ball Bear継続の決意をさらに昇華させたような、そんな気概を感じることができたワンマンライブであった。
(彼氏彼女の関係とか久しぶりに聴けてとても嬉しかったけど本当は最近全然やらないエレサマがとても聴きたい)




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