少ししんどい日

夜になると急に「お前なんか価値のない人間だ、どうでもいい人間だ、死ねばいい」という言葉が脳をぐるぐるすることがある。希死念慮は落ち着いてきたけれど、たまにこういう自分の全てを否定する言葉を言われたように錯覚して少し苦しくなる。少なくとも幻聴ではなくなったこと、そしてこうしてしんどくなった時に少し涙が出るようになっただけマシなのかもしれない。自分を否定されて悲しくなるくらいには尊厳が戻っているということになる。でもしんどいことには変わりない。

カウンセリングでよく言われるのは「負の感情や思考を溜め込みすぎていることによってヒステリー球や吐き気など身体的な症状が出ている」ということ。嫌なものを吐き出そうと物理的に体が反応しているそうな。でも泣いたところで現状は変わらないし余計に悲しくなるだけだと思う。しかしこうやって発散するのを躊躇しているせいでたまにこういう訳の分からない思考や身体的な症状に悩まされるのかもしれない。

これを書いているうちに少し落ち着いた。書くことで発散になるのだろうか。あまりにもネガティブな内容だと逆に悪化させてしまうらしいが、客観視する分面を織り交ぜるよう意識しているからか冷静さを取り戻す手伝いをしてくれる。

こうして普段よりしんどくなるのは心理学の講義を集中して受けたあとな気がする。特に異常心理学はうつ病やトラウマ、自殺念慮の性質も重点的に扱うので自分と重なる内容が沢山出てきてそれがトリガーになりがちなのかもしれない。でも心理学のおかげで私はある意味自動的に自分を客観視する術を得た。
どの知識をどれくらい付けたいのか、というバランスを測るのが難しいなぁと感じ始めている。

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