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最近の悩みなど

 8月28日は、日付が変わって29日になるまでずっとゲームをしていた。29日の午前2時に一緒にゲームをしていた友達の1人が原付でツーリングに行こうと言い出したので、行ってみることにした。原付やバイクを持っている3人が集まって、とりあえず3人で高校時代ロードバイクでよく行っていたお気に入りの場所に行くことにした。

友達のバイクが写っているが、
掲載許可は取っていない。

ここに見える道を右奥の方にずっと行くと思い出の峠に至る。しかし、そこは林道で街灯もなく夜中に通る場所でもないので左側を抜けて北の方へ行くことにした。ここは青梅市の奥の方で、この辺りまで来ると明確に気温が低いのを感じ取ることができた。薄着をしてきた友達の1人は寒がっていた。

 埼玉県の方へ進むと湖があるということがスマホの地図でわかったので、行ってみることにする。周りはもう木が生い茂っているのみだった。湖の下に着くと、キャンプ場があり、少し灯りがあった。それ以外は明かりがなく本当に暗かった。車両立ち入り禁止の道を上に登っていくと湖があるようなのでバイクを停めて奥へ歩く。

道中はずっとこの画像のように真っ暗だった。それを怖がった友人の1人がスマホのライトをつけていたので標識が照らされている。
標高の高いところまで来ると、下に見える民家やキャンプ場の灯りが綺麗だった。スマホのカメラでは良く写らなかったので、画像はない。1番上まで上がると、平日の3時45分ごろなので当たり前だが、先客の地元ヤンキーのような人たち数人以外には人は一切いなかった。

この美しい自然を
いつまでも大切に!
森林文化都市 飯能市

 湖の上にかかる橋を歩く。湖面は真っ暗で何も見えなかった。しかし、空を見上げると信じられないほど綺麗な星空が広がっていた。湖の上の歩道には一切街灯がなく、きっと故意にやっているものだと思う。また、周りに街などもないので、視力の悪い僕にも鮮明に幾つも星が見えた。
 3人で寝転んで星を見上げる。多分1時間弱は星空を眺めていたと思う。その時に、この事はきっとこの夏のいい思い出になるだろうと思った。8月の最後に美しい体験をできたことが嬉しかった。本当は、2時から家を出るなんて生活習慣もさらに歪んでしまうし乗り気ではなかったが、そんなことはどうでも良くなっていた。

午前4時

 結構な時間をここで過ごし、帰ることにする。地元ヤンキーの車はもうなかった。少し日が出てた気がする。東京都に戻った頃には随分明るくなっていて、もう朝だった。
家に帰ってからのことは、よく覚えていない。


 上の話は例外だ。高校を卒業(2020年度)してから、それ以降の2021, 22 ,23年のほとんどのことは、よく思い出せない。同じ体験を2020年にしていればきっと美しい思い出になっていて、何度も何度も反芻していたと思う。どうして最近こうなってしまったのかは、明確にはわからない。原因として思い当たるのは、年齢を重ねたことによって1日の濃度が減ったことだ。しかし、2018年のこともあまり覚えていないからそれは違うことになる。よく覚えていて、ハイライトがすぐに思い出せるのは2019年の夏、それも8月22日以降だ。8月22日に起こったことがかなりの直接的原因として今の自分の基礎をつくっているから、それを2020年には何度も振り返っていた(メモに『2019年革命』という項目があるなど、とにかく自分のルーツを振り返る機会が多かった)から思い出せるようになったと考えるのが自然か。では、どうして2021年以降の事を振り返る機会が無いのかと考えると、これは自分史がもう高校卒業で終了したと考えてしまっているからだと思う。もちろん、これは悪い事で、そんな事を思っていてもこの先人生が続いていくことは知っている。しかし、僕の考えを形作った2019, 20年に見たアニメや漫画の登場人物はほとんどが高校生で、中でも大好きな『あずまんが大王』は高校を卒業し、みんなで遊びにいくところで終わる。そういったものから、人生の最盛期は高校であり、もう大学生以降は自分の人生史はゴールを迎えた後のように考えてしまっているのだろう。とにかく、そういった状況は良くないし、以前なら楽しめていたものも記憶の奥にすぐに消えてしまうのは良くない。これを解決するために、今年の夏に「思い出になる」と思った事を本記事の冒頭で記録してみた。華美な修辞などを伴わない簡素な記録だが、この行為を以てあの記憶が真に2023年の夏の思い出になる事を願う。

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