雑記:思いついたら、次は人が欲しがるものに仕立て直さないといけない。
さいきん、こんなブログを読みました。
smartHRの宮田さんのブログ。smartHRは会社でも使っていて、すごく使いやすいし、ありがたい。本当にいいサービスを作ってもらったありがたい。
その宮田さんが書いているブログ、やっぱりおもしろい。タイトルでもある「人が欲しがるものをつくる」というのは、スタートアップ界隈の父というか神というべき存在である、ポールグレアムさんの言葉だ。"Make Something People Want." 口で言うのは本当に簡単なんだが、これが本当に難しい。色んなところで言われているし、なるほどなぁと思ったのは、潰れるスタートアップのほとんどは「ほしいと思わないものをつくっている」らしい。
noteで「いかにアイデアを思いつくか」ということを書いている身として、自分に課している言葉がある。それはアイデアそのものは実現するという前提が伴う上で価値をもつ。だから前提をもとにしない、それをつくろうとしない限り、アイデアに価値はないということ。(いっぽうで、アイデアそのものに価値はないとは思っていない。そのあたりは、whateverの川村さんの記事に考え方が最も近い)
アイデアを思いつく瞬間は楽しい。本当にわくわくする。でもその一方で、それをちゃんとほしいと思ってもらえるもの、買ってもらえるものに変えるためには、もう一度アイデアを根本的に見直す作業が生じる。
それはそれはとても面倒くさいことで、これまでかけてきたコストが無駄になるのでは?とサンクコストを恐れて臆病になってしまうのだけれど、そこをちゃんと経ないとほしいとおもってもらえるものにはならない。
幸いにも、リーンスタートアップなど、生まれたアイデアを、欲しい物に仕立て直していくプロセスについては、かなり研究がすすめられている。デザイン思考でいうプロトタイピングもそれに近い。基本思想は同じで、その上で「何をどう検証しないといけないのか」が詳しく書かれたのがリーンスタートアップというイメージ。
百聞は一見に如かずという言葉があるように、プロトタイピングの重要性については、今度どこかでnoteを書いてみたい。
頂いたお金は書籍購入に充てて、発見をnoteに記録します。