良いニュースと悪いニュース

　良いニュース。一応次の職がやっと決まった。田舎の高卒の初任給並みの給料とはいえ安定した収入があるというのは心の安定にもつながるだろう。

　悪いニュース。まず何より働かねばならないということが最悪。収入があることは心の安定につながるかもしれないが、やりたくもない労働それ自体が俺の精神を爆速で蝕むことは働く前からわかっている。次にかなりヤバそうな職場であるというのが最悪。求人に出ていた条件から説明を聞くたびに次々と情報が変わる。求人の時点でかなり厳し目の条件だったが、話を聞くたびに悪くなる。最初から嘘ついてるんだから働き出したらどんな歪みが出てくるかわかったもんではない。
　一例を挙げるとこうだ。

まず俺が仕事選べる立場にないというのはわかってる上でなんですけどね。

「昇給の制度はあると伺っているのですが」
「県が最低賃金を改定する時に上がります」は話違くない？

— ナ月 (@nzk_indori) April 5, 2024

　ヤバい。ヤバいな〜。俺の頑張りとか継続して働いたから昇給とかじゃないもんな。これ頑張ってるの職員でも会社でもなく「県」だからな。これを昇給って言ってるのヤバいな。入社次第ストライキを扇動しようかな。

　そんなとこ選ばなきゃ良いじゃんと思われるだろうが、本当に気が狂うほどの求人を受けて採用されたのがここだけだった。本当に嫌だがとりあえず働いてみるしかない。まあ、休みは多い方らしいのが救いか。

　振り返れば三年と半分くらいまともに働いてなかったのか。30代前半、正常な人間なら一番働いてる時期だろう。俺はダメだった。精神病のせいとか発達障害のせいとか言うことはできるが、何かのせいにしたところで「じゃあ仕方ないね！　可哀想だから５千万円あげるよ！」とはならないんだよな。くれよ。
　これまでも憂鬱だったけどこれからを想像しても憂鬱だ。ここから俺の人生が大丈夫になることがあるだろうか。大丈夫になりたい。助けてくれ。

「お前のそれは個性的というより発達障害だよ。とにかく社会に向いてないから早いうちに何かで一発当てる方向に動いたほうがいいよ。じゃないと苦しむよ」って中学生くらいの時に教えてほしかったけど、中学生にそんなこと言えないよな。

— ナ月 (@nzk_indori) April 4, 2024

　今からでも何かで一発当てるしかない。何かで一発当てるには、何かをやらなきゃいけないのか……。何かやるか。

　今はとにかく死ぬほど楽天的な励ましが欲しい。無根拠でいいからただただ励ましてほしい。こういう時アイドルマスターSideMの曲がめちゃめちゃ沁みる。

　あとめちゃめちゃ高待遇で俺を雇ってくれる求人情報も欲しい。