な鬱177

　巷では就活で不適性検査なるものがよく使われているという話を聞いた。メンタルがダメなやつや、メンタルがダメになりそうなやつを炙り出すテストだ。大抵は適性検査の皮をかぶっている。
「へー」と思って調べているうちにだいぶ絶望的な気持ちになってしばらく寝込んでしまった。
　しかしよく考えれば「合いそうなやつを採る」ことと「合わなさそうなやつを落とす」ことって表裏一体なので、不適性検査なるものを使っていようがいまいが、就活ってそもそもそういうものだわと気がついた。

　それとは特に関係がないのだけど、不採用通知がい〜〜〜〜〜〜〜〜っぱいきてる！！！！

　障害者雇用枠でも精神障害者は雇ってやんねー！！！！　という風潮がめちゃめちゃある。これは本当にある。理由はちょっと書いてると悲しくなるから書かないけど。

　そうなるとじゃあ普通の求人にも応募するか〜となるけど、ただ普通に生き辛いから手帳が発行されているわけじゃないかよ。

　普通の求人に応募する時に「実はちょっと精神障害があって〜ちょっとこういう配慮があると嬉しいんですけど〜」なんて言おうもんなら「じゃあ配慮がいらない人を雇うし、お前は障害者求人受ければいいじゃん」って言われるじゃない。確実に。俺が人事でもそう言うだろう。

　まあ手帳を持っているからといって絶対に見せなければいけないわけではなくて、持っていながら「は？　健常者ですけど？」みたいな顔をして仕事を探してもべつに良い。なんのルールにも抵触しない。
　しかしこれで雇われたら！！　そのあとで「実は精神があれでして」って言っても困らせるわけじゃないですか！！　言わずに働いてもそのうち絶対ボロが出るじゃないですか！！　ねえ！！

　同じような境遇の人、どうやって生きてるんだ。

　俺が雇われない理由はもっと他のところにある気もする。髪を切るべきか。切りたくないな。