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NSRはヤバいよって話

納車当日のNSR君

7月某日、NSR250Rを納車
ちょいちょいトラブルがありつつも快調に走っている


さて、改めてNSRに乗った感想はと言うと

パワーがありすぎて公道がとにかく走りにくい

2速に入れて7千回転も回すとすぐ60キロに到達するからそれ以上回せない…が、低回転だとプラグが被りやすくなるのでなるべく回したい

公道だとパワーを持て余すって大型バイクみたいだなお前…

ミクさんのステッカー貼る位置間違えた…


ただ、あくまで「走りにくい」のであって「乗りにくい」訳では無い
何を言っているのか分からないと思うが

NSR、特にMC21型は他メーカーの2ストレプリカ(TZR、RG-Γなど)と比べ圧倒的に低速トルクがある

※トルクってなーに?って人はとりあえずバイクが前に進む力って思っとけばOK。詳しくはググれ

2ストマシンは基本的に低速トルクが薄く、発進時のエンジン回転数とクラッチ操作にやや気を使う
4ストバイクは平地なら2〜3千回転で発進できるが、2ストはだいたい4千回転とかで発進する
本当にトルクが無いやつはもっと高い回転が必要になる

RG-Γなんてそもそもタコメーターに2千回転以下が刻まれてないくらい(タコメーターの数字が3から始まる)

NSRがおかしいのだ
2千回転でスーッと発進できる2ストマシンなんておそらく他に存在しないだろう
故にエンストに過剰に気を使わなくて済む
これはNSRに搭載されている排気バルブ可変機構(RCバルブという)が大きな役割を果たしている
詳しくは(ry

ホンダの技術ってすげーな…

低回転域からまるで4ストマシンのような豊かなトルクがあり、パワーバンドに入った瞬間まるでワープしたかのような強烈な加速力を発揮する、現行の250ccクラスでは相手にもならない圧倒的な速さ

流石に最高速は大型バイクには劣るものの、それを補って余りある魅力が詰まっている



おそらくあと何年もすれば何処かしら壊れて乗れなくなるだろう
2ストマシンの弱点は壊れやすい所にあるのだ
部品も年々流通しなくなっている

このNSRが壊れた後、次に乗るバイクはまだわからない
またスポーツ系かもしれないし、オフロード系かもしれない

だが、どんなバイクに乗っても、NSR250Rというバイクの事は絶対に忘れないだろう
忘れることなどできないだろう

小さい車体にキツいポジション
喧しく甲高い排気音
サイレンサーから吹き出る白煙
焼けたオイルの匂い
あらゆるものを引き離す加速力

NSR、最高のバイクだ


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