函館2歳ステークス、教えてやるよL。馬はにんじんを食べる。
「不公平だ!」
これは私の弟が言ってたセリフ。
声高らかに不満をぶちまけていた。
「何が"早生まれ"なのか全く意味が分からない。どう考えたって4月5月生まれの方が有利じゃん。」
と。
当時の私は話半分で何言ってんだろこのタコ助はと聞き流していたのだが今思うとその意味が分かる。
弟は1月生まれだった。
4月生まれとは9ヶ月も差がつくし当然学力や体力面で言えば不利を被る。
それに気が付いていた当時の弟は相当鋭い
私はそんな事考えもしなかった
(ちなみに東大生の合格者率は4.5.6月が最も多いと言われています。)
ーーーーー。
月日は経ち、競馬界に足を踏み入れ、ふと弟の言っていた事を思い出した私は、【競馬にも同じ事が言えるのではないか?】と疑問に感じた
人間にも言える事なら動物にも同じ事が言えるはず
そんな予想ファクターを取り入れている予想家は少ないし、あんまりメジャーではない気もする
能力が全ての競馬において生まれた月で関係するのだろうか?
結論から言うと超絶関係がある
例えばG1日本ダービー
早生まれとされる1月に近付く程
最も勝率・連対率・複勝率が高くなる
そして逆に遅生まれとされる5、6月になればなるほどその成績が悪くなっていく。
6月なんて最悪だ。
この半世紀、1頭もダービーを勝っていない
早く生まれたか、遅く生まれたかがいかに重要な事が分かる。
「じゃあこの函館2歳ステークスは?」
当然あるに決まってるじゃないか😏
過去10年
早生まれとされる1.2月の成績
1-1-2-17 複勝回収率127%
複勝率にして約20%。
回収率を100%超えている事からもいかに穴を開けているかが分かる
そして5.6月生まれはこの10年間で16頭中1頭しか好走出来ていない。
これを知っているだけで超大幅なアドバンテージが得られる。
まずはこの予想ファクターを1つの軸として覚えといて欲しい。
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2個目の軸
前走逃げたのか、先行か差しだったのか
これだけで印の上げ下げが可能だ。
というのも、前走逃げでの成績と回収率は最悪なものになっている。
前走逃げ
勝率2.6% 連対率7.7% 複勝率15.4%
単回収率21% 複回収率66%
前走逃げなかった馬達
勝率9.8% 連対率19.7% 複勝率27.9%
単回収率163%🎉 複回収率124%🎉
過去10年で前走逃げで勝った馬
2014年アクティブミノル
2019年ビアンフェ
たったこの2頭のみ
これだけではない
↓3番人気以内+前走逃げ↓
2023年
2番人気バスターコール 6着
3番人気ロータスワンド 15着
2022年
1番人気スプレモフレイバー 8着
2021年
1番人気ポメランチェ 7着
2020年
1番人気モンファボリ 13着
2019年
該当馬おらず
過去5年でも人気に支持された馬が飛びに飛びまくっている。
前走逃げてスムーズな競馬が出来た馬は、初めて揉まれたり、逃げれなかった時に脆さが出てしまうという事は最大限考慮しなければいけない。
当然評価したいのは前走控えた馬である
これを2つ目の予想ファクターとして覚えといてほしい
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3個目の軸
シンプルに前走新馬戦組が圧倒的に良い
まぁ大半が前走新馬戦組だからそりゃそうなのだが...
一発で勝ち上がれる確かな能力、そして新馬戦で勝った事でローテーションにも余裕が持てる事からも未勝利戦組よりもアドバンテージが大きいのは明白である
これを3つ目の予想ファクターとして覚えといて欲しい
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さて、3つの軸が出来た
早生まれ(1.2月)
✖︎
前走逃げなかった馬
✖︎
前走新馬戦勝ち
こんな単純で良いのか私も不安になってきた
まずは2023年から実際に該当する馬を見ていこう
2023年
早生まれは8頭
ここにフィルターを掛ける
↓
前走逃げなかった馬は4頭まで絞れてしまう
さらに前走新馬戦勝ちのフィルターを掛ける
↓
そうすると...
なんと2頭が該当する事になった。
それは
1番人気ベルパッション
10番人気ゼルトザーム
勝ったのは10番人気ゼルトザームだった
2022年
早生まれは6頭
フィルターを掛ける
↓
その中で前走逃げなかった馬は5頭
あれ、あまり絞られない。更にフィルター
↓
前走新馬戦勝ちまで絞ると3頭になる
全てに該当した馬は
ブトンドール
オマツリオトコ
ロッソランパンナ
うーん多いけど大丈夫か...🧐
結果は
4番人気ブトンドールが勝利
8番人気オマツリオトコは3着に食い込んだ
これは...
この掛け算は完璧かもしれない!!
驚く事に大穴を何度も持ってきている
2015年
11番人気タケデンタイガー2着
2014年
10番人気ヒルデ3着
函館2歳ステークスに光明!
超難解な2歳戦はこの路線で行くしかねぇ!!!
2024年
該当馬は...
3頭だ!!!!!!!
🔥3番人気ヤンキーバローズ🔥
🔥6番人気エメラヴィ🔥
🔥10番人気カルプスペルシュ🔥
ここから私の回顧と合わせて優先順位をつけていく!!!!
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🔥🔥🔥6番人気エメラヴィ
前走内容がシンプルに優秀で競馬の上手さが光ったレースだった
内で揉まれても問題にせず、
4角入り口でしっかり鞍上の指示に従いながら内から外へ進路を確保すると、
直線でロスなく運んでいた逃げ馬を一瞬で置き去りにして2馬身差の快勝。
そして時計も及第点以上😏
逃げ以外で2馬身差は絶対的な能力差でしかない。
多頭数を経験しているのはこの馬しかおらず、この経験値は非常にアドバンテージである
血統背景的にも最終週で時計が掛かる馬場も問題にしないのも大きな加点
前走横山武史が勝たせた馬が複数いる中でエメラヴィを選択し継続騎乗なのも非常に良い
特に横山武史とこの函館2歳Sは【0-1-2-1】と勝ち切れてはいないが相性は抜群。
函館リーディングトップの横山武史にここは期待を膨らませたい!
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🔥🔥3番人気ヤンキーバローズ
シンプルに前走内容優秀
ラップ:12.5-11.1-11.3-11.4-11.5-12.0
新馬戦にしては珍しく減速し続ける厳しいラップの中、4角から早め進出。
外負荷が相当掛かる中でも楽な手応えでイン前ロスなく通した馬をあっという間に置き去りにした。
最終追い切りも函館記念出走のデビットバローズに馬なり0.8秒併入と動きに動けている
軽視は一切出来ないと思われる
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🔥10番人気カルプスペルシュ
まぁ予想家がこぞって推奨しそうな馬(笑)
直線やや詰まりながらも上がり最速33秒台を使って差し切りとインパクトある勝利なのは確か。
実際に同舞台の新馬戦で上がり33秒台での勝利は過去に例がない
その事からもかなりピックアップがされ、当日にはもっと人気するだろうと私は予想している
だがどうだろうか
前走はかなり中盤が緩み、追走が相当に楽なペースだった。2着馬ですら34.1秒という上がりをマークしていたし、見た目は凄いが数字面でのインパクトは感じない☹️
本番はこんなに緩むことは絶対にあり得ないし、追走面の不安やペースが上がった時に同じような脚が使えるのかという疑問は拭えない
そして血統、シュヴァルグラン産駒
失礼な事を言ってしまうが種牡馬として全く成功していない。
250頭以上が出走してわずかトータルで10勝。
重賞への出走もこのカルプスペルシュが初となる。
...ちょっと荷が重い気が🧐
なのでこの3頭の中では3番手評価に💐
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毎年荒れる超難解な函館2歳Sだが、少しは参考になっただろうか?
そう思った方、ぜひこの記事をリポストしてください😘
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