【ナナシス】「Be Your Light」から読み解く二人の目指す夢と現実
○ はじめに
この記事は「Tokyo 7th シスターズ」通称「ナナシス」に関する考察とは名ばかりの妄想を自由気ままに書いたものです。
筆者の妄想を過分に含む記事となっておりますので、ガチ考察というよりは、一種のエンタメ作品だと思って皆さんに楽しんでいただけたら幸いです。
また「Tokyo 7th シスターズ THE SKY'S THE LIMIT」EPISODE 2053のネタバレを多く含むので、読む際は注意してください。
それではどうぞ
○ 冒頭に出てくる2つの輝き
両国国技館でサプライズ披露され、多くの支配人さんのド肝を抜いたであろう記事タイトルにもある「Be Your Light」
あれから約10か月が経過し、様々な新キャラや新曲、そして新エピソードが公開された今、改めてこの曲を聴くと不思議な点があることに皆さんは気が付いたでしょうか?
それがこの冒頭の歌詞です
「Moonlight」はおそらく月代ユウのことだと予想できますが、「Sunlight」とは誰のことなのでしょうか?
そして太陽と月で私たちは”Stella MiNE”だと言っていますが、
「Stella MiNE」というのは星と月がモチーフになっているユニットです。
「星陰アイ」と「月代ユウ」 そして星と月が合体したデザインの衣装
「あれ?おかしくないか!?」と思ったかもしれませんが、すぐ後には
Dreaming now, Hey!!
そんなユニットを「今は夢見ているんだ」という歌詞が来ます。
私の勝手なイメージなのですが、「太陽と月」と聞くと何となく対になっている感じがするのですが、「星と月」と聞くとあまり聞いたことがない関係性に思います。
また輝きに関しても、何となく 太陽 > 月 >>>>> 星 のようなイメージがあります。
つまり何が言いたいかというと、
この2つが今回の記事で結論として私が言いたいことです。
ここからは私が何故そう思ったのかという理由という名のこじ付けを「Be Your Light」の歌詞と合わせて、書いていきたいと思います。
○ 星陰アイの輝きは実は弱いのかもしれない
先ほどの結論を聞いて、きっと多くの支配人さんは、
「いやいや アイちゃんはキラッキラに輝いたキャラだろ」
と思うかもしれませんが、個人的にはアイちゃんには闇があってほしい、、
星陰アイの輝きが月代ユウの輝きに届かないことを示唆するような歌詞がこの後にも出てきます。
それがこの歌詞
曲の1番のサビの中で出てくる暗闇でも「輝く月」というワード言うまでもなく、これは月代ユウの輝きだと思います。
そして
2番に出てくる「Stellar Light」というワード 日本語にすると「星の光」ここでようやく星陰アイの「星」という言葉が出てくるんです。
しかしその直後の歌詞、「さびしくて頼りない明かり」ということからもやはり星陰アイ「自身」が持つ「星の輝き」は月代ユウの持つ「月の輝き」と比べると弱いのではないかと思われます。
ここでなぜ「自身」という表現にしたかというと、この歌詞でもう1つ気になるのが「ネオン」という単語なんですよ。
このネオンというのは、筆者は「ネオンライト」のことを指している希ガスるんですよね、、、、、すいません 理系大学生の悪いところ出ました。
冗談はさておき、この「ネオンライト」というのは、「太陽」や「月」といった「自然的な輝き」と対になる「人工的な輝き」という表現として使われているのではないかと感じました。
言い換えると「自然的な輝き」とは、ありのままの自分で輝くことであり、反対に「人工的な輝き」とは、努力や知識によって後天的に手に入れた技術を使って輝くことではないかという意味です。
何もない暗闇でも「月の光」だけで、輝ける月代ユウと、「星の光」と「ネオンライト」という後天的な技術を使うことでようやく輝ける星陰アイというような対比関係になっているのではないでしょうか?
そう言われると、この「Be Your Light」のMV中に出てくる「Stella MiNE」のロゴもネオンライトを意識しているように見えてきませんか?
作中でなんでもすぐに出来てしまう天才として描かれているように見えるアイちゃんという人物、実はアイドルに関することに対してはとても努力家で技術的な知識が深い様子がたびたび描写されているんですよ。
反対に野球の天才アイちゃんのホームランの打ち方はこれらしい
○ 太陽の光への憧れ
冒頭に出てきた「太陽の光」という言葉が2番のサビでもう一度登場します。
それがこの歌詞
この歌詞からもわかる通り、「Stella MiNE」というユニットの夢は星陰アイが「太陽のような光」となり、「月の光」の月代ユウと互いを照らし合えるような関係性になること。
しかし「なりたいから」という歌詞からも分かる通り、現実はまだなれていない…
そしてCメロでは
しかし、それでも構わないから前に進もうとする月代ユウ 反対に、良くも悪くも最初に感じた思いを捨てきれない星陰アイ
これってまさに「Stella MiNE」がデビューした両国国技館でのライブでやった音読劇の内容そのものな気がしませんか?
さらに、ここでは冒頭と違い、Sunlightやdreamといった単語がなく、ただただ私たちは「Stella MiNE」だという自己紹介のみ
つまりこれが今の等身大の「Stella MiNE」の姿だということを表しているのかもしれませんね。
ラスサビでももう一度「太陽のような光」という単語が出てきますが、やはりここでも「なりたいから」というあくまで願望なんですよね。
そして最後にもう一度冒頭と同じこのフレーズが出てくることで、未だに2人は自分たちの理想のユニットにはなれていないということが示されているのかもしれないですね。
またEPISODE2053の発表と同時に公開されたこちらの画像
あの光とは、もしかしたら「太陽のような光」のことを指しているかもしれませんね
(追記)この2人のポーズ、太陽のような強い光を手に入れていない星陰アイは手を伸ばすポーズになっていて、自分の中に月のような強い光を持っている月代ユウは自分の胸に手を当てているポーズになっているように見えませんか?
○ 歌詞を通して考える「Setella MiNE」の過去と未来
最後に「Be Your Light」の歌詞を通してみたときに、「Stella MiNE」の結成から解散までのストーリーが出来上がるのではないかと妄想してみたので書いていきたいと思います。
ズバリ、この「Be Your Light」という歌、
1番が結成から人気アイドルになるまで
2番が人気アイドルからトップアイドルになるまで
Cメロが解散のシーン
ラスサビが解散後の二人
という構成になっているのではないかと妄想しております。
1番のA、Bメロで星の数ほどアイドルが生まれ、そして消えていく「アイドル戦国時代」となった2053年のTokyo7thでStella MiNEを結成する。
1番のサビでアイドルとしてデビューして夢中で走り続ける2人、そんな時に先にユウの月の輝きが発揮され人気アイドルになっていく。それでも二人は最初の想いを忘れずに永遠にあなたの光になると決意する。
ここからの2番では、人気アイドルになったことにより苦悩する2人
そして、ここで先ほども言った、星陰アイが月代ユウに並べるような存在になるために、ありのままの自分ではなく、技術などを使うことで言い方は少し汚いですが、大衆迎合するようなアイドルになることで輝くことができる?(髪の毛が紫色になるのもここから?)
2番のサビではアイの努力によりトップアイドルとなった二人が描かれている。
そして最後の「終わりなき "Be Your Light"」1番では「永遠に ”Be Your Light”」だったものがなぜか代わっている。
一見、同じような意味に思いますが、これがもし1番はそのまま「一生君の光になる」という意味で、2番では現実を知り、「終わりなき=一生実現しない=今の自分では絶対に君の光になれない」という真逆の意味だとしたらとても残酷な描写で面白くないですか?
ここは先ほども説明した通り、両国国技館で披露されたシーン つまり解散のシーンになっているのではないか?
ラストでは別々の道を歩むことになった二人、でもそれはお互いが照らし出し、引っ張っていけるような最初に夢見たユニットにレベルアップするためには必要なこと、だから
見たことない世界まで
想像を超えた未来へ
連れていくよ 信じてて
繋いだ手は離さないで
という歌詞になっているのではないでしょうか。
そしてもう一つ、筆者がこのラストの歌詞から感じたのは、運営から私たち支配人に対してのメッセージです。
この曲は何を隠そう、茂木伸太郎さんがいなくなった後のEPISODE2053の主題歌なんです。今でこそあまり聞きませんが、当時は色々と賛否両論あったと思います。
しかしそんな支配人さん達に向けてのメッセージとしての側面も、もしかしたらこのラスサビにはあったのかもしれません。
○最後に
星陰アイがどれほど努力しても手に入れることが出来なかった「太陽の光」、それを持った最強ユニットにありのままの自分で強く輝ける「本物」のアイドルを見せつけられてメンタルブレイクするアイちゃんが僕は見たいです(邪悪な笑み)
みなさんも、そう思いますよね、、、ね?