サトノカルナバル函館2歳S出走に思うこと

私は仲間内でPOG(ペーパーオーナーゲーム)をやっている。

POGとはいわゆる仮想馬主ゲームで、新しい世代がデビューする6月頃に参加者で活躍しそうな馬をとりっこして、翌年のダービーまでの1年間で一番稼いだ人が勝ちという、貧乏人でも馬主になった気分で楽しめるコンセプトにしたとても庶民派ゲームだ。

社会人1年目の会社の懇親会で、新人芸がパワポを使った自己紹介プレゼンという地獄みたいな環境で、競馬が好きだった私は翌々日のエリザベス女王杯の予想を披露し、それを見た他部署の先輩Aが仲間内のPOGに誘ってくれてかれこれ14年参加し続けている。
毎年の馬をとりっこするドラフト会議は、1年で一番楽しい。

そんな私、今シーズンの4位にサトノカルナバルを指名。
ドラフト会場(居酒屋)へ行きがけの電車で、お年寄りに席を譲るという徳を積んだ先輩Bとの抽選に勝ち、見事獲得。
見え透いた下心をもった善行は、神にも見抜かれているのだ。

6月東京1400の新馬を圧勝し、このまま秋の東京まで休養…と思ったら何と函館2歳出走。
案の定、netkeibaの掲示板も私の心も荒れ模様。
それに対する見解を述べたい。

…ぶっちゃけ負けるでしょう…

いやてか何でそんなレース使うのよ堀さん。
プロ雀士の堀慎吾が好きすぎて堀という苗字なだけでリスペクトできる私でも、タンピン三色一盃口ドラ1の一向聴からチーするくらい救えなくないか。
目先の3900は拾えても、将来の12000を捨ててるのよ。
いや多分負けるから3900も拾えないのよ。
あ、でも平和で三色で一盃口ってことは、三色か一盃口は確定してないのか。
じゃあ12000は確定でなくて、8000のパターンもあるな…ってそこはもうどうでもいいのよ。

負ける理由はほぼ1点。展開が向かない。
まずレースのペースについていけない。
デビュー戦はかなりスローペースで、しかも府中は直線が長いので直線に入ってから仕掛ければ良いレースだった。
今回は間違いなくペースは上がり、最後の直線も短いためコーナーでポジションを上げなければいけない。
新馬戦で出た良いところは全く活かせない。

さらにもっと恐れているのが、このレースによって悪い癖がついてしまうこと。
1200の早いペースに無理やりついていったことで、今後距離を伸ばしたレースでかかり癖がつかないか。
いっそのこと、他の馬のペースに付き合わず、終いだけ脚使って3着とかがむしろ良いかなとさえ思う。

しかしそこに来て不安なのが鞍上。
佐々木騎手はかなり乗れている若手だし、普通に乗ってくれる分には申し分ないとさえ思える。
ただし本人コメントの「落とせない気持ちで臨みます」
この気合い入っている感じが逆に不安。
本人もこんなチャンスは早々ないので、かなり勝ちに行く競馬をしそう。
ゆえに、前半からおっつけおっつけ、4角でムチでしばいて、最後の直線までガチ追いみたいな。
行く気に任せてゆったりまったり後方から、最後に脚だけつかうかーみたいな競馬にはならない。
こういう時、ノリさんは豊さんみたいなベテランが恋しい(岩田父は呼んでないよ)

このレースを使う以上、内容よりも結果が求められる。
競馬素人の杞憂に終わることを祈りつつ、ニシノラヴァンダの単勝を100円買ってレースを待つ。






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