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ケンタッキーで振り返る2020年

年が明けました。例年と違い、忘年会も新年会もなく、もちろん二次会もなく、年末の懐事情は例年より暖かく過ごすことができました。その分、趣味のものを買ったりしていたので出費としては例年とトントンですが、圧倒的に満足度が違う。

さてタイトルに戻ります。

皆さん、ケンタッキーは、好きですかー!!!?

私は好きです。夕飯の献立全て決まっているのに、ケンタッキーの店舗の前、あのフライドチキンの香りを吸い込んでしまったら最後、店舗に吸い込まれてしまいます。2020年のステイホームな状況も相まって2020年発売の新メニュー制覇できたので、ケンタッキーで1年を振り返ります。

なお、ただの素人の個人の感想ですので、ご了承下さい。

1月:久々新製品!まさに黒船「ブラックホットチキン」「ブラックホットサンド」

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ケンタッキーの誇るキラーコンテンツ「レッドホットチキン」の兄弟(?)メニュー、「ブラックホットチキン」が登場。併せてその個性を引き出すために生まれたと言っては過言ではない「ブラックホットサンド」も世に放たれました。

ブラックホットチキンは衣の味付けで勝負しているレッドホットとは異なり、揚げた後、パンチの効いたブラックになるタイプのお化粧型チキン。黒胡椒です。美味しくないわけがない。衣も黒胡椒がよく引っかかるようにザクザクで、時間経過や水分で衣がぺっちゃりしないように気を使われていました。やるな兄弟!

そしてブラックホットサンド、サンドさせる黒胡椒マヨネーズが本当に素晴らしかった。作った人に金一封です。マヨネーズとして売ってくれ。シャキシャキレタスとの相性抜群、黒胡椒マヨネーズがビリビリ辛みを主張してくる。後を追いかけるようにチキンの衣に施された黒胡椒のケープが押し寄せてくるが、そこはわきまえているチキン本体がチキンとしての矜持を見せる。何が言いたいかというと、とても完成度が高い。

そんなまだ新年早々なのにこんなクオリティでかっ飛ばしていいの?というくらいの高クオリティ。舌にくる辛みが冬の乾燥と良く合いました。

3月:チーズ祭り開催!「クアトロチーズサンド」

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国内でも民間でのコロナが流行し出した3月、ステイホームが始まりました。そんな中、国民の心も溶かすように発売されたクアトロチーズサンド。名前の通り、チーズソースが主役のチーズ祭りサンド。チキンはいつものフィレと同じだったかと記憶してます。マスタードで少しパンチを持たせているものの、それはそれは優しい、甘みのあるチーズたちがサンドを包み込み、私たちの心を溶かしていきます。優しさ溢れるサンドでした。

4月:人に会わないから何も気にならない!「ザ・ガーリックチキン(骨なし)」

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会社でのランチ、その後会議やら人と顔付け合わせて仕事する予定があると、にんにく使った料理は敬遠されがち。

しかし時代はステイホーム!!いつ何時、にんにく食べたってバレない!だってオンラインだから!においはZoomされない!

よって昼からガーリックに行ってもなんら支障ない環境とこのメニューは素晴らしくマッチしました。季節限定の骨なしシリーズは通常の骨なしチキンと衣が異なりザクザクとした食べ応え抜群の衣になっています。その隙間にガーリックパウダーが入り込み、手で持っても一体化。そもそもチキンにガーリックと黒胡椒パウダーが合わないわけがない。美味しい、美味しいんだけど、この次の新メニューの爆発力が尋常じゃなく、年間通してみると個人的には存在感薄めでした。美味しかったよ!ちゃんと覚えているけどね!ごめんね!

4月:あつまれ!ツイスター新味来たぞ!「ピリ辛担々ツイスター」

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あつ森が大フィーバー、そもそもあんまり頻繁に会わない友だちとも専用アプリのボイチャとあつ森で結構連絡取ってました。一部友人は仕事なくなって相当暇になったらしく狂ったようにやってたことを思い出します。

そんな中、極論Switchを遊びながら片手でも食べれるスーパーフード、ツイスターからピリ辛坦々味が登場です。ツイスター、野菜の存在感がしっかりあるので罪悪感なくバクバク食べちゃうのですが、このツイスター相当のやり手でした。カリッと上がったクリスピーに坦々ソースが絡み、さらにラー油がピリ辛具合を促進させます。ここにキャベツたちがやってくることでジャンクフード食べている罪悪感から解放され、もういくらでもイケる。個人的に坦々麺が大好きなことも相まって結構リピートしてました。個人的な期間限定ツイスターの歴代No.1はレッドホットツイスターなのですが、それに肉薄する勢いがありました。是非復刻してほしい。


5月:zoom飲みのお供に!「ポップコーンチキン」新発売

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手軽に。おやつに。つまみに。あのオリジナルチキンと同じ味ということで飲みのお供になりました。手軽だし、チキンの端っこのカリカリ部分が大好きな人はやみつきになりそう。個人の感想を言えば、オリジナルチキンの味が食べたくなったら飲みだろうがなんだろうが普通に食べてしまうので、レギュラーの新商品ですがあまりリピート出来ていません。

6月:最早ネーミング詐欺、コブソースの統率力とバンズの包容力が神がかっている年間MVP「デラックスチキンフィレサンド」

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通常よりチキンフィレサンドの限定パワーアップ版かと思いきや、まったくの別物。最早ネーミング詐欺では?1年で10キロ近く太ってしまったが、多分この子がそのうちの5キロは担っているかもしれない2020年のMVPです。

パッケージの見た目はイケてるのにいざ出てきたらショボかった、という経験はわりと沢山の人がしているだろうがこのメニューは本当にパッケージ通りの見た目をしている。

チキンフィレにチーズとハッシュポテトを挟むというカロリー爆弾かつ胸焼けしそうな油っぽさをコブソースが全て解消。食材たちの小競り合いをまとめあげ、統率された総合力で殴ってくる感じ、最高でした。そんなカリスマリーダーを優しく包み込むライ麦バンズ。このバンズの香ばしい香りとふわふわな食感がまた格別。バンズをこれにしようと決めた方は人生でもっとも正しかったジャッジに入れていいと思う。本当に食べまくった。色々なストレスが高まる中、この商品を食べることで満たされていた気もする。


7月:ケンタッキーの夏といえば!「レッドホットチキン」

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シーズン商品ということでこちらも。夏でも冬でも食べたくなるなるレッドホットチキン。CMで高畑充希さんがおいしそーうに食べているのを見ると、ああレッドホットチキンの季節かーと自然にお店に向かっている。相葉ちゃんがCMやってた頃に死ぬほど食べまくった思い出。推しのPR商品は支障なければ購入する派です。

2020年も文句なしに美味しかった。辛味が非常に心地よく、辛くなった油がついた唇をぺろっと舐めてしまう。一気喰いすると唇がヒリヒリするのがたまらない。


7月:メキシカンスパイシーの使者「ホットチリチーズサンド」

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レジ袋有料化に伴い各店舗の対応が混迷を極め、袋を持ち歩く習慣がない中ついうっかり「袋要らないです」とか答えてしまって、細々した商品を両手に抱えて落とさないように頑張って帰る人。はい、私のことです。レッドホットチキン復刻からほどなくして新登場したホットチリチーズサンド、メキシカン方面のスパイシーさでレッドホットチキンとはまた別のスパイシーさをこの夏にもたらしてくれました。

ホットチリの名に恥じぬ、ビーンズとパプリカパウダーの赤いソース。一口食べると口の中にソンブレロを被ったおじさんが歌うラテンミュージックが広がります。バーガー専門店のチリバーガーにも見劣りしないハイクオリティで、ソンブレロおじさんもにっこり。

これは私の食べるタイミングが悪かったのですが、再加熱するとソースがチキンに結構しみてしまって、ベショベショになってしまったことも。出来立てにすぐ食べるのを特に推奨する一品でした。


8月:食品業界の粋を見る「とろ~り月見チキンフィレサンド」「とろ~り月見和風チキンカツサンド」

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月見バーガーのケンタ版の登場です。いつものチキンフィレとチキンカツサンドが月見バージョンでやってきました。ソシャゲのシーズン衣装キャラ実装みたいです。この月見、どうやらただ目玉焼きを入れたものではなさそうです。しっかり固まった白身の奥に、噛むととろりと出てくる卵黄液。何かどうなっているのかさっぱりわかりませんが、「普通の卵」ではないことはわかります。とろ〜りを演出される為に凝らされた食品業界の技を感んじました。ちょっとだけ人工的な感じも残っていて、これだけケンタッキー食べまくっていてオーガニック嗜好とかちゃんちゃらおかしい話なのですが、個人的にあまり得意ではなくリピートなしで終わりました。


9月:鼻から抜ける柚子の香りがたまらない!「香るゆず七味チキン」

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メニューを見たときに「こんなの美味しくないわけがない!」と思いましたが、それを超える美味しさで秋を楽しませてくれました。

まず食べる前からその名の通り柚子の爽やかな香りが鼻腔を埋め尽くします。紙袋に顔を突っ込みたくなる芳しさです。香りで終わりかと聞かれればそんなことはない。ザクザク衣を噛むと香りと酸味担当の柚子と深みと辛味担当の七味が固有結界を展開してきます。ブラックホットチキンと同じ製法のはずなのに全然違う。くどくなく、飽きが来ない軽さがとても良い。

この時期プライベートが忙しすぎて、思う存分リピートできなかったのが悔やまれます。

10月:三角のアイツに勝てるのか!?「チョコパイ」

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数量限定販売が復刻&正式登場。チョコパイです。

チョコパイと言えば、三角のアイツが抜群の知名度を誇り、+100円の価格帯でどれくらいのパフォーマンスを魅せてくれるのか?

チョコクリームがぎっしりです!三角のアイツは一口目でクリームにお目にかかることはほぼないのですが、このチョコパイ、一口目からサクサクのパイとクリームに出会うことができます。最後まで一緒です。「その点トッポってすげぇよな、最後までチョコたっぷりだもん。」と長瀬くんがトッポを片手に評価してくれます。

余談ですが、三角のアイツよりもアップルパイの方が好きです。シナモン感がたまらない。


10月:ケンタとトリュフのお付き合いの仕方を考える「トリュフ香るクリーミーリッチサンド」

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なんだかこの時期、どこもかしこもトリュフの新商品だらけで、一体何が起こっているんだ?と?マークでした。トリュフに豊作とかあるの?

柚子に続く「香る」商品でしたが、トリュフが本当に香りを楽しむ為の食材なので、スパイスハーブを主戦場とするケンタとお付き合いするには色々と苦労があったのではないかと勝手に推察しています。他の商品のようにガツンとした味を持ってくるとトリュフの香りが飛んでしまうし、トリュフの香りを立てるとソースがぼやっとした味になるし、という悩みを勝手に受信してしまう仕上がりになっていました。トリュフと相性抜群のチーズソースをベースに、VSチキンになった時の弱さを補う粒マスタード。ちょっと粒マスタードの主張が激しく、トリュフ劣勢だった気がします。

各社トリュフで新商品出さなきゃならないノルマでもあったの??


11月:冬だよ!「レッドホットチキン」

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おかえり!以上!

11月:ルックス詐欺のとんだダークホース「タルタルトマトサンド」

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上の写真を見て、どんな味を想像するだろうか。穏やかそうな卵のタルタルと少し尖ったピリ辛トマトソースなのかな、という第一印象。公式サイトの商品説明をもう少し読み込んでいれば、最初に食べた時の大混乱は起きなかったのかもしれない。

想像とはまっっったく違う味わいが楽しめるこのサンド、穏やかそうな卵のタルタル?いいえ、粒マスタードを多量に含んだ穏やかとはほど遠いパンチの聞いた卵フィリングです。少し尖ったピリ辛トマトソース?いいえ、確かにピリ辛ではあるけれど、それを覆い尽くすスモーキーな香り。トマトソースがスモーキーだなんて誰が想像できたでしょうか。(公式サイトに書いてあったね)

片方だけでも成立しそうな中、タッグを組むことでまた強さが高まる、そんな不思議な味わい。もっともっと知りたくなってリピート&リピート、あっという間にドツボに嵌っていきました。

年末、クリスマスバーレルの宣伝が強まっている中、告知の存在感は薄めだったものの、魅せられた人々を吸い寄せるような新商品でした。


2021年も新たな出会いに期待!

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