ハロプロ史上最大の名曲のはなし
ハロプロ史上最大の名曲といっても過言ではない
「赤いフリージア」がリリースされてから
どうやら丸20年が経ったらしい。
◯◯史上最大の名曲っていう表現は個人の感性レベルでは極力安易に使いたくないのだけれども、それでも何十周もまわってそう思えてしまうのがこの曲だ。
(当記事は1月末からずっと下書き状態だったので若干過ぎてしまいました…)
メロン記念日の曲というより、
モーニング娘。の6期オーディションの課題曲
としての方が世間の印象は強いかもしれないが、
道重さゆみが最終合宿のシーンで
ボイストレーナー菅井先生にしばかれながら
成長していく様は幼いながらにも
かなり衝撃的な映像だった。
その11年後のさゆの卒業公演で
「赤いフリージア」が歌われた時、
一体どれだけのオタクが涙を流したことか…。
(これ以上語ると長くなるので割愛。笑)
さて、本題に入ると、グループによって曲中に
とある"主人公"が存在するハロプロだが、
中でもメロン記念日の楽曲に出てくる女の子は、
一筋縄ではいかない思考回路を持つ多面性があってとても興味深い。
仲田解釈そんなメロン記念日の
曲中に出てくる女の子とは……
・表向き現実的だけど中身は超非現実的
・一見押しに弱くはない鎧を被りつつ、でも実は押されたい
・いけないとわかってて自らその道を選んでしまう
・意志の固さは他人ではなく己に言い聞かせる
・実際できもしない強引強欲な妄想を頭の中で繰り広げる
ざっくりこんな感じと解釈しているのだが、
一言でいうと陽気な中に感じるセンチメンタルが非常にエモいのだ。
具体的な曲をあげると、、
「夏の夜はデインジャー」
解説:彼氏がいながらも半年前に別れた元彼から夜に連絡が来て、会うかどうかの葛藤に悩まされる曲
https://youtu.be/YS2YAnXbakA
「香水」
解説:恋人がいる人を好きになってしまい、その恋人の香水のにおいがする車の中だけはすきぴとチューはしませんよっていう曲
https://youtu.be/nla9VttW6t4
「さぁ!恋人になろう」
解説:一聴して大好きな相手に大告白していると見せかけて、結局それは心の中のだけなんすよ…っていう心にギャルを飼ってる曲
https://youtu.be/4kgufGnYvdY
ぜひね、どれも音楽的にもとても素晴らしい曲なので聴いていただきたい次第なんですが、
…といった感じでまたもや長い前談がありつつ、
今日のメインである「赤いフリージア」がどんな曲か?というと
それはズバリ…
"付き合ってもうすぐ1年の恋人と
ちょっと最近マンネリ気味で
ぶっちゃけ好きかわからなくなってきたけど、まぁとりあえず信じるか!"
的な主人公の迷いとかゆい気持ちが表れた曲。
80年代のアイドルポップにノスタルジーと多幸感が入り混じり、まさにつんく節が炸裂しちゃってるのが、この曲。
そんな赤いフリージアの花言葉は"純潔"。
メンバーの柴田あゆみの誕生花でもあり、
当時いわゆるヒット曲がなく、崖っぷちだったメロン記念日に対してつんくからのプレゼントソングでもあった。
(なぜそう思うかは後ほど説明します)
そんな赤いフリージアは曲の冒頭と最後に
"信じることにするわ 赤いフリージア"
というフレーズが出てくるのだが、
信じる、信じたい、信じれない
そのどれでもなく
信じる"こと"にするわ
この一言に赤いフリージアの核がある。
…主人公、多分信じてないんですよねカレピのこと笑
でもそんな自分に言い聞かせるところから
曲が始まって、曲中に状況や心情の説明があって
一番最後に同じフレーズで終わる。
そうすると曲頭とラストでは
同じ言葉でも印象が全く異なるんです。
他に好きな人ができたとカマかけてみたり
ふざけた返答する恋人に怒ってみたり
はぁマンネリ、、といいつつも
冒頭では"言い聞かせ"に思えた
「信じることにするわ」も
最後には"決心"に聴こえちゃうんですね、マジック。
さらにですね、
先ほどつんくからのプレゼントソングと断言したのですが、
私目線つんくが勝負をかける時は自らがコーラスに参加する傾向にあるんです。
例えばパッと思いつくところでいうと、
加護辻率いる4期メンバー初参加曲
モーニング娘。「I WISH」
そして、Berryz工房のデビュー曲
「あなたなしでは生きてゆけない」なんて、
曲の全箇所に薄くつんくがいるんですよ……!
そして「赤いフリージア」はというと…
ええとこで出てきます、つんくBOY。
しかもこれはですね、
開始15秒で全ハロプロの魅力が詰まった曲なんですよ!
なにがそうなのか詳細を説明するのは野暮なので、
これはぜひ、そう思いながら聴いていただきたいですね…!
ちなみにこの赤いフリージアはハロプロ史上一番ベースラインが好きな曲でもあって、
インストバージョンも愛聴しています。。
オタクちゃん出てきて、だんだん息切れしてきたので今日はここまでに…苦笑
とにかく今回は何が言いたいかというと、
メロン記念日は私にとって
まるで自分そのものが憑依したかのように
特別なアイドルだということです。
(最後に恥ずかし)
解散しても聴き続けますよ。
にょん
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