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週刊『めんたい♡通信』20240317号

こんにちは! 

ようやく暖かくなってきましたね。土日の東京は晴天で風も柔らか。20 日が春分の日ですが、そういえば夕方はすでにずいぶん陽が長くなりました。

ただ今週はまだ寒の戻りもあるようですのでコートを仕舞うのはもう少し先かもしれません。桜の開花は春分の日過ぎてからのようなので、見頃は来週からでしょうか。


先週末は自営業やミュージシャンの方が確定申告の提出に格闘されている様子がいくつもSNSに上がっていました。ご苦労様でした。

北陸新幹線が敦賀まで延伸、明日から春の選抜高校野球が開幕、韓国で大リーグのドジャーズ対パドレスの開幕戦(ダルビッシュ選手、大谷選手、山本選手・・)・・・とメディアは忙しいようです。個人的にはどれもあまり関心がありませんが(笑)。

【マーケット雑感】

世界の金融市場は金余りのマネーが行き場を探して徘徊している感じ。総じて楽観が蔓延しているものの、相場の方向性については焦点が定まらなくなっているように見えます。

米国主要3株価指数は前週比小幅マイナス、NASDAQは続落となりました。売られていたMicrosoftやAppleにようやく買いが入って戻した反面、AIブームで買われていた銘柄群の上値が重くなったようです。

ファンダメンタル的には市場が期待しているFRBの年内の利下げ幅の期待値が縮小し、金利が大きく上昇したことが株価の重しになりました。米10年債利回りは前週末から0.2%ポイント以上アップして、4.3%台で週を終えました。

今週水曜日のFOMCが注目されますが、足元の景気指標の強さだと今回は現状維持、パウエル議長の発言も変わらずではないかと考えられます。


日本株は大きく下落しました。
日経平均は前週末比-2.5%、38700円台まで下落しました。
まあ、前週に40400円台の史上最高値をつけて過熱感もありましたから、一時高値から約5%の2000円程度下げたのも相場のよくある現象といえます。

今週火曜日に日銀の金融政策決定会合が開かれます。今回はいくつもの政策見直しがなされそうです。すでに前週末からリークと思しきメディア報道がいくつも流されています。
週末にも日経新聞が一面トップで、マイナス金利解除やETFの買付停止などの政策変更が行われる旨の、確報的な記事を乗せていました。

日銀植田総裁は先週の国会答弁でも春闘の結果も踏まえて政策判断すると述べていました。
春闘の賃上げは5%を上回る大きなものとなっており、マイナス金利解除の判断をするのが自然な状況となっています。

欧米が利上げからいつ利下げするのかというステージにあるのに比べれば、日本だけが物価が上昇続ける中、マイナス金利を維持する理由はとっくになくなっています。

株価が堅調な今、少なくとも異常ともいえる政策は解除しておくべきでしょうね。まずはマイナスをゼロに戻して、でもその後の利上げはまだハードルが高いと思われます。

ETFも本当は売却への議論もスタートしたいところですが、ステップとしてはまずは買い入れ停止を決め、その後時間をかけて段階的にやるしかないのでしょうね。

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