週刊『めんたい♡通信』20240616号
こんにちは!
東京(関東)や福岡(九州北部)の梅雨入りが平年より大きく遅れているようです。平年は6月上旬が梅雨入り時期だったのですね。
今週はもう夏至になりますが、すでに夏日や猛暑日もあって早くも夏の暑さ。まあ、ジメジメした雨日が続くのは嫌ですが、農作物のためには雨もちゃんと降ってくれないと困りものではあります。
今月から電気料金が上がるようですが、すでにクーラーのスイッチに手が伸びている方も少なくないかな。
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国会は会期まで残り一週間。はて今国会ではどんな法案にどんな議論がなされたのか。メディアでは政治資金に関する法案の枝葉の議論ばかりが報じられている気がして、関心が薄れてしまいました。大事な事は閣議決定などでさっさと決められることが増えている気もするし・・・いや、駄目なんですけどね、そういう姿勢はww
内政を憂いていたら、海外の政治も大変なようです。
週末イタリアでG7サミットが開催されていましたが、参加国それぞれも内患を抱えているようです。元気なのは主催国イタリアのメローニ首相だけだったみたいで・・・。
・(WSJ)【社説】小粒なG7首脳、イタリアは例外 ー 西側の民主主義にとって悪い兆候:⇒ https://jp.wsj.com/articles/the-g-7-dwarfs-and-giorgia-meloni-9c910fb7?mod=hp_opin_pos_1
英国スナク首相は5月末に議会を解散し、7月4日に選挙を行うことにしましたが、フランスでも9日の欧州議会選挙で極右政党が大幅に議席を伸ばしたのをうけ、マクロン大統領は議会を解散、今月末(と7月7日)に選挙を行うと表明しました。
えっ、ホントに解散しちゃうの、2人とも大丈夫?って感じなのです。
G7サイドと対ロシアや対中国との溝は深まるばかりですし、世界はどうなっていくのか、嫌な感じが拡大しています。
【マーケット雑感】
方向感が定まらないな〜と思っていたら、マーケットは主に政治的な理由でマネーの動きが歪になってきました。
米FOMCと日銀金融政策決定会合が行われたのですが、基本現状維持ということもあり、マーケットへの影響は小さいものでした。
トリガーは前出のフランスでの政局不安で、欧州からマネーが一部逃避したというのが大きな動きになっています。ユーロが売られドル高、米国債券高(金利低下)、金(ゴールド)反発とい安全資産への逃避行動が見られています。
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株式市場市場も(安全志向で?)米国のハイテク超大手株へマネーが一極集中し、それ以外の銘柄へは投資が控えられた週となりました。
FRBパウエル議長の記者会見では今後のデータ次第ではあるが、基本感は利下げ方向にあると市場関係者はポジティブに受け止めました。ただ、景気の減速感があるからこその見解でしたので、米ダウ平均株価は伸び悩み、前週末比-0.5%の下落となりました。
一方、NASDAQは+3.2%、S&P500は+1.6%と大幅に上昇し、史上最高値を更新しました。要因は時価総額上位の4社が揃って史上最高値を大幅に更新したことに尽きます。
Appleは前週末比+8.0%(一時11%高)で半年ぶりに高値を更新し、僅差で時価総額でトップに立ちました。MicrosoftとNVIDIAも前週末比+4.5%、+9.0%とそれぞれ大幅上昇し、時価総額3.3兆ドル前後で並び”3強”状態となりました。少し遅れてAlphabet(Google)が単独4位という時価総額ランキングです。
先週は上位3社でなんと100兆円近くも時価総額が増加しました。NASDAQやS&P500が高値を更新しているのはこのおかげですね。
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先月戻していた中国株は再び下落トレンドに。ロシアへの武器供与企業に対する制裁や、不当販売に対する欧米の関税強化などを嫌気しているようです。
逆に中国も対抗措置を取るとして、例えばドイツの自動車メーカーの株価などが下落しています。日本のトヨタ株などの下落も不正認証問題に加えて、この中国の動きも嫌気しているのかもしれません。独DAX40は前週末比-3.0%の下落、トヨタ株は前週末比-3.2%(5月末比-8,4%)の下落。
フランスCAC40指数は週間で-6.2%の急落となりました。前述の極右政党の躍進に対して、マクロン大統領が解散・選挙に打ってでたことで、国政の混乱や財政不安を嫌気した売りが続いているようです。
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