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週刊『めんたい♡通信』20240609号

こんにちは!

梅雨入り近いのかなと思っていたのですが、先週は意外に心地よい天気の日が多かったです。土曜日も風も爽やかで暑すぎない晴天でした。久しぶりに渋谷駅に降り立ったのですが、スクランブル交差点付近は相変わらず歩くのも大変な人混みでした。

と言っていたら九州南部は梅雨入りしたとか。月曜日にかけて全国的に雨模様になるようで、日曜日の東京の朝も曇り空です。

蒸し蒸しした時期が来ちゃうんですかね、嫌だな〜。

【マーケット雑感】

マーケットは引き続き方向感の定まらない展開が続いています。

発表された景気指標が予想より強いか弱いかで、今後の当局の金利政策を当てっこするゲームは続いていますが、それに振り回される株価の動きも反応が鈍くなっている感じがします。

先週は米国で週前半は弱い景気指標、金曜日の雇用統計は逆に強い数値が出ました。長期金利はそれに応じて大きく低下したあと戻す展開でした。結局前週末比ではやや低下した水準です。

ドル円の為替レートも一時155円台の円高に触れたあと156円台後半の円安水準に戻っています。

米国株はダウは結局前週末比+0.3%高とほぼ横ばいでしたが、NASDAQは+2.4%、S&P500は+1.3%とそれぞれ上昇し、史上最高値を更新しました。

方向感が乏しいがゆえなのか、相変わらずAI・半導体関連にマネーが集まっているようです。NVIDIA株が前週末比+9.9%の大幅高でさらに史上最高値を更新しました。
ハイテク大手GAFAMも上昇し、Apple株も前週比+2.4%と上昇したのですが、ついにNVIDIA株に時価総額で一時抜かれました。週末はそれぞれ3兆ドル(約470兆円)でほぼ横並び、Mictosoft株についで2位に並んだ状況です。

東証全体の時価総額は約960兆円くらいですので(そういえば、これ自体もものすごく増加しています),3兆ドルクラブの3社のうち2社を足しただけで東証全体に迫る大きさになりました。円安の影響もあるのですが、いやはや全くな規模感です。


欧州ではECB理事会が4年半振りの利下げを決定しましたが、株価の反応は鈍いものでした。ある程度予想されていたことでもあり、今後の利下げについては経済指標次第というラガルド議長の発言もあり上値追いする感じでもなかったのでしょう。独DAX40は前週末比+0.4%、仏CAC40も+0.1%とほぼ横ばいでした。


インドでは総選挙が行われ、モディ首相の3期目の政権維持はされるものの、与党が大きく議席を減らし、開票直後の株式市場はそれを嫌気して大幅に下落しました。しかし、翌日以降は急速に値を戻し、結局史上最高値を更新して週を終えています。マーケットは政治的にはそれなりの緊張感があったほうが経済政策にはポジティブだと受け止めたようです。


金(ゴールド)価格が前週末比で-0.9%の下落。木曜日までは上昇していたのですが、金曜日1日だけで-3%以上も急落しました。要因は中国人民銀行(中央銀行)がこの1年半ずっと金の購入を続けていたのが5月は無かったというのを嫌気した売りが出たためのようです。

中国人民銀行の今後のスタンスはわかりませんが、貴金属マーケットにもかなり短期的な投機マネーが入ってきているようですので、些細な材料にマーケットが振れるケースが増えるように思います。


日本株は横ばい。日経平均は前週末比+0.5%の上昇、TOPIXは-0.6%の下落でした。日経平均はこの一ヶ月、38500円を中心として、38000円〜39000円のレンジをずっともみ合っています。

欧米株の方向性が出ないため外国人投資家の売買が減少し、東証市場の商いも低下しています。東京市場における国内投資家の主体性は相変わらず感じられません。

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