【EVE Online】各種ツールを用いて敵の情報を得ること【PvP】

まえがき

EVEのPvPでは、相手が強すぎたり、逆に相手が弱すぎたりして、戦闘がすぐに終わってしまうことが多々あると思います。そのような事態を避けるためには事前に相手の情報を仕入れることが重要です。この記事では、筆者が実際にPvPを行う上で使っている方法を紹介します。

In-Gameのマップから人数を確認する

まずは起点となるシステム周辺の人数を確認しましょう。人数の情報はマップ(F10キー)の歯車アイコンから「地理と統計」を選択し、「30分以内に宙域にいたパイロットの平均人数」のチェックボックスを選択します。

「地理と統計」から「30分以内に宙域にいたパイロットの平均人数」を選択する。

すると、次のようにシステムの人数を可視化することができます。

7RM-NDには4人が宙域にいる。おそらくNPCを狩って金策をしているパイロットだろう。

ヌルセキュリティであれば、宙域にいるパイロットのほとんどがラッティング船です。ラッティング船を捕まえることができれば、仲間を救うべくより多くの船が出港し戦闘の機会を与えてくれるかもしれません。従って、戦闘を求めているのであれば、この人数が多いシステムを目標地点にしましょう。また、余裕があれば周辺のシステムの人数と入港しているパイロットの人数も確認しておきましょう。

7RM-N0の隣にあるF-NMX6には14人のパイロットが入港している。実は、ここはBrave Collectiveという大規模アライアンスの拠点なのである。

援軍が出発するであろう星系を把握しておくことも重要です。

ESSの残高を確認する

ESS(対戦監視システム)の残高が高ければそのシステムでNPCを狩っている金策船がいるということです。また、ESSを盗むのもアリです。ただし、アフターバーナーを装備した巡洋艦以上の船が必要になります。相手がラッティングした金を盗まれて嫌な気分になれば、レスポンスとしてPvP艦を出港させてくるでしょう。(より詳しく追記するかもしれません)

zKillboardを確認する

次に、より具体的に、現地住民がどのようなPvPをするのかzKillboardで確認しましょう。

執筆時点の7RM-N0のキルボードは次の画像のようになっています。

7RM-N0のキルボード

ここで注目するべきなのはファンタズムのキルメールです。M A R A K U G Aという勢力は現時点でWHから出てきてPvPを行う勢力であり、このファンタズムもかなり気合の入ったPvP船です。このキルメールから、現地勢力(Brave Collective)がそのような構成/戦法で侵入者を撃退しているのかが分かります。

7RM-N0で死んだファンタズム

Locationに注目してください。F-NMX6ゲートから38kmの地点でキルされています。F-NMX6から逃げてきてなんとかジャンプできたものの、ゲートをくぐって追ってきたフリートにつかまってしまったことを意味しています。つまり、F-NMX6にいる戦力の例が分かるのです。それではこのファンタズムを倒したフリートを見てみましょう。

ファンタズムを倒したフリート

F-NMX6周辺で遊ぶと、このようなレスポンスフリートが来ることが期待できるというわけです。しかし、ローミングフリートの構成に応じて現地民はフリートを組んで戦いに来るわけですから、必ずしもこの構成のフリートが出てくるとは限りません。また、時間帯も関係します。とはいえ、この情報が事前にあるかないかとではローミングする側の動き方も変わるので非常に重要です。

localthreatを使う

localthreatはローカルチャットにいるパイロットをスキャンしてローカルのパイロットのPvP傾向を教えてくれるツールです。

ローカルのパイロットをいちいちzKillboardで検索していたのでは非常に手間です。例えば、Pure Blindのとあるシステムのローカルをスキャンした場合は次のようになります。

https://localthreat.xyz/qdt7ChXe6q

この場合、Platinum Sensitivity.は味方なので、その他のパイロットに注目しましょう。ほとんどキルが無いことがわかります。このようなパイロットは十中八九戦ってくれません。逆に、このnyaokcというパイロットは最近巡洋艦ばかり乗っていることが分かるので、これらを倒せるような戦力を用意すれば勝てるということが分かります(例えばMASB2枚とスクラムを乗せたジャガーで捕まえて適当なDPSで殴るなど)。

まとめ

EVE OnlineのPvPではアビサルプロービンググラウンドを除き、誰も対等なマッチアップを保証してくれません。戦う相手を選ぶのは自分であるということです。そのために、各種ツールを利用し、情報を得て、それを駆使することで対処可能な戦闘機会を作り上げることが必要です。

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