メルカリで見つけたもの 私のベスト3
みなさんは、普段、メルカリで何を買いますか?
私が良く買うのは、既に生産終了した品物とか、日本未発売で簡単には店舗で手に入りにくいモノが多いです。現行品でも、本が中古でとても安く買えることも!
では個人的に『買って良かった!!』と感動したものベスト3をご紹介します。
ベスト1 アルミダイキャストの手押し(手動)ジューサー【イトーのジュウーサー】
先日買ったもので最高に大当たりだったのは、これ。
もう便利すぎて、嬉しくて嬉しくて、不揃いでお安い徳用の柑橘を買ってきては、毎日、狂ったように絞りまくっています。
前に手絞りジュースの衝撃的なおいしさすばらしさを記事に書き、その時はののじの絞り器をおすすめしましたが、
このイトーのジューサーを手に入れてからますますハードルが低くなりました。
そして。
最近(2024)、オレンジジュースがありえないレベルに大★高騰しているじゃないですか…昔の3倍以上の値段になってるじゃないですか…
でも、その割に、輸入オレンジや国産かんきつは別にさほど高騰してないし、なんならお家に、そのまま食べると種が多すぎとか酸っぱいとか皮がメチャ厚くて剥くのが苦行すぎとかで、すっかり庭に放置されてる夏みかんやらみかんやらぶどうやらが余って仕方なく腐らせてる方も多いじゃないですか…
そんな人にはこれ!「イトーのジュウーサー」です!
ええ「ネットに似たような新品が安い値段でいくらでも売ってるよ」とお思いでしょうか?
ところが。
★(不安定な空中で両手の腕力だけで絞るのではなく)テーブルに置いて全体重かけて絞れるタイプはとても珍しい。これだと非力な人でもオレンジがペラッペラになるまで絞れる。
★全部品ががっちりした分厚い金属タイプは珍しい。
(ネットで販売されてる安い外国製の品は肝心の中の濃し器部分は柔らかく溝や穴の少ないプラスチックの品が多いんです!しかも写真だと解らないように撮影されてる!でも購入者の実物写真みると全部プラ)
★部品含め100%アルミ・ダイキャスト製は稀有。
(一見、アルミよりステンレス製がよさそうですが、ステンレスの品はほとんどがペラペラの金属なので厚手のアルミダイキャストの方がたわまなくてゴツいのに軽くておすすめ)
★ハンドルが長く、しっかりてこの原理が働き非力でも絞れるものもレア。
★絞る板が大きすぎず強い圧力がかかるのもいい。
★せっかく絞ったかすに再びジュースが浸ったりはせずに全部別所に流れゆく形なのもよい。
★分解掃除が信じられないほど簡単!
(本体、濃し器、ハンドル、接続の棒、の4部品をサッと洗うだけ)(組み立ては、①漉し器入れて、②付属の棒をスルッと刺すだけ!以上です)
という条件を全部満たしているジューサーがこの廃盤品の「イトーのジュウーサー」以外には私には見つからなかったのです!
実は昔に機械のジューサー、スロージューサーも、高速ジューサーも買って使用してたことありますが、部品も組み立ても複雑な上に、何よりもカス側にせっかくのジュース成分ががっつりビショビショに残るものなのですよねあれ。
すると貧乏性の私としては落ち着かず、カスを使ったケーキを焼いたりとか、カスをふきんで絞ったりとかめんどくさいことになるのですが、イトーは、かすかすのペラッペラになるまで絞れちゃうのです!!!ペラペラのカスだからなんの罪悪感もなくポンと捨てられます。
しかも値段も送料込みで数千円代と意外に高くないんです。
そして、買い方のこつですが、写真だけだと詳細がよくわからなかったので、私は念のため、説明書と、おろし器、スライサー、外箱まで全部ついてるフルセット品を必死で探して買った(完璧な品が売ってたのです!物持ち良すぎるメルカリ民様、ありがとうございます!)のですが、買ってみて解りました。
実は、本体、濃し器、ハンドル、接続の棒、の4部品さえそろっているのであれば大丈夫だったんだと。
(だって、説明書も何も、組み立て方は見ればわかりますし、使い方はただギュッと押して絞るだけですし、大体のメルカリ出品では付属してない付属品=①おろし器と②りんごおろし用のせん切りスライサーは、人参やりんごような手ごわい固い素材を絞る時用に事前処理としてすりおろすためのモノなのですが…付属の小さいのではむしろ使いにくいので家のおろし器使った方が良いので不要でした。そもそも多くの方は柑橘を絞ることのみが多く、人参まではやらないと思いますしね。で、おろし金や説明書は欠品の、4部品のみの品で全く問題ないとなると購入出来る選択肢がグッとひろがり予算も下がりますね)
(でもせっかくなので、おろし金の付属品や説明書を見てみたい方のために私がGETしたものを写真で出しておきますね!)
ベスト2 固定式手動コーヒーミル、英国スポングミル
???は?これも、電気で良くない?と思われるかもしれません。
とくに、いわゆる普通の、非固定タイプの手挽きコーヒーミルを使ったことがある人こそ「そんなもの要らないよ~安い電動ミルでいいよ」って思うでしょう。だって、あのよく売ってる手動ミルって、ほんのちょっと挽くのでもやたらと時間かかるし、片手で抱えて片手で挽くのがもの凄~く疲れるんですよね。
でも、ゆったりしたいコーヒータイムに電動ミルのキュイーーーンって音を毎日聞くのはちょっぴりイヤだと思ってませんか。
しかも安い電動はうるさい上に粉が不均一だし、かといって数万円するカリタのナイスカットミルなんて予算オーバーだし手入れも大変だしやっぱりうるさいし置き場所も・・・
そこで。
この固定式、いっぺん使ってみてください。ふつうの手挽きミルと違って回さない側の片手で抱えたり、テーブルに必死で押さえつけながらもう片手で回す、あの面倒さは一切ありません、びくともしない状態に固定されたハンドルをくるくる回すだけだと非力な小学生くらいの女の子でもラクラクみるみるバンバンとコーヒーが挽けるんです。
普通の手回し式の3倍、いや5倍以上は楽な体感ですよ。
豆に不要な熱も入らないし、
挽き加減は無限調節できるし、
何より!音も。音もうるさくない!すりこ木すり鉢でゴマをする程度のゴーーリゴリって音なのです。
受け皿付きのフルセットの美品なら3-2万円台ですが、下の付属品の受け皿(小さい灰皿的な形のもの)を紛失してしまった品はとても安く出回っており、時に送料込み1万円しない値段のモノすら手に入ることもあります。
受け皿も揃ったセットは3-2万円ではありますが、濡らしてさびさせたりしなければ100年でも150年でも余裕で使えますし、万一気に入らなければ再びメルカリでまあまあな値段で売ることも可能wなので、
(掃除分解の時は洗わずにアルコールで拭く程度にとどめてね!そしてなるべく使用してコーヒー豆の脂を金属に行き渡らせてね)
減価償却考えるとじつはお得度∞ではないでしょうか?
つまり買ってみてもいいのではないでしょうか。
数十年前に、いまは亡き、大好きだった伯父がこの舶来のスポングで毎日コーヒーを挽いていて、私も手伝ったりして、それがとても楽ちんでしかもおしゃれで、大人になったら絶対買う気でいたら、こんなに便利なのにスポングは何十年も前に生産終了してこの世には売られていないし似たようなモノはコーヒーの専門店に行ってもありませんでした。
そこで悲しみつつずっとあこがれていました。
ところが15年ほど前、メルカリに状態の良い美品がいくらでも売られていたことに気づいた時の、
この感動。
何十年も前に生産終了した異国の品なのに。。。!
それにしても壁掛け式コーヒーミル、こんなにらくちんで便利なのに専門店に行っても新機種が新しく発売されることもなく、売られてもいないの、本当に不思議すぎます。なんで????
(ちなみに厳密には、たった一機種だけ、合羽橋ユニオンという専門店が、ある時期からまさにこのスポングミルの復刻版を出しております。じつはこのスポングを買う前に、そのユニオンミルを大枚はたいて買いました。3万円弱でした。新品じゃないといやな方はユニオンを。
性能は特に変わりありません。
ただ…何十年も子どものころからスポングのミルを見慣れている私としましては…ユニオンは一見同じデザインに見えて細かい曲線が省略されているのがどうも落ち着かないんですよね。
明らかに馬鹿馬鹿しいこだわりですが、大好きな伯父さんが持ってた、憧れのコーヒーミル!ま、まぁどうせ値段もあまり変わらないし、いや!むしろ本家のスポングの方が大幅に安い状況だし!
昔の古いSLや骨董のミシンのような、この、絶妙な、なんとも言えない、有機的な優美な曲線美や、手づくり特有のいびつさ、それがどうしてもどうしても懐かしく、わざわざユニオンミルをメルカリで売り払い、古いスポングミルに買い直してしまいました。)
ベスト3 珍しいティーカップや陶器類など
リモージュ、ロモノーソフ、ロイヤルコペンハーゲン、景徳鎮…。日本未発売だったり、すでに廃番だったりする、めずらしい素敵な陶器をメルカリで買うのはもはや我がライフワークとなっております。趣味が高じて時には海外から仕入れて売るまでになりました。
と言っても高すぎるものは好みではなく(というか買え
ない)、実際に使用して、日常の自分一人のティータイムを楽しめるようなものが好きです。
何十年も昔からあるデザインだと…状態がとんでもないものも存在しないわけではありませんが、御心配なら新品や未使用品や新品同様の品を探せばよいものが沢山ありますよ。
贅沢なお菓子なんて無くても、私はお茶だけでもいいんです。
一日一度、昼と夜の境目の時間あたりに、わざわざ大好きなティーポットを用意して、あえて食洗機が使えない金彩などが入ったお気に入りのカップで、いろいろな仕事はひと時忘れて、スマホからも離れて、5分でも10分でもいいから、お茶の時間を楽しむ。そういう贅沢を一日の一つの区切りにする。
そうすると、いろいろとリセットされて、「ヨシ、一日頑張った」みたいな気分になって、すごくいいんです。なんかこう、活力が湧いてきて、いろいろチャージされます。
実はこれは、有名小説家にしてスーパーnoterのよしもとばなな(吉本ばなな)先生の「インゲさん」って題名のエッセイに書いてあったことなんです。
イタリアのスーパー編集長キャリアウーマンのインゲ・フェルトリネリさんは夕暮れの早い時間「昼と夜の境目の時間」にあえてシャンパンを一杯だけ自分のためだけに飲む、すると素晴らしいエネルギーが湧いてくる、という人生のコツを、若い頃のばなな先生にさりげなく伝授していて、その暖かい関係性も、ハックも、なんてお洒落で素敵なんだろう、って思い、ずっとそれを真似しています。(私はお酒が飲めないので、紅茶や台湾茶ですが。)
一日の区切りの時間を早めにとって自分をいたわる、人生に不安や悲しみを感じやすい繊細な時間帯にちょっとした贅沢をして活力を得る、みたいな技でもあるのかな。
ちなみに、この習慣を、時々友人にドヤ顔でおすすめしつつ日々過ごしていたら、ある日、見つけてしまったんです。
同じようなことをしている、もうひとりの、スーパービジネスマンにして、超有名人を。
その彼は、夕方4時の早い時間に、まだ人が誰もいないようなバーで、ドライマティーニを一杯だけ飲むんですって。
すると、バシッと人生へのやる気が戻ってくるそうです。
まあ…なんて格好良いのかしら…
その方のお名前は…
矢沢栄吉さまでした…
え?あれ?私って、ヤン〇ー?〇ンキーなの?!?!え?陰キャ運動音痴メガネ図書館引きこもり少女出身のゆるふわ地味地味メガネ主婦なんですけど魂だけはヤンキーってコト?!?!あれえ?!?!でもまあじつはたしかに矢沢永吉様は、その、コンサートとかは行った事ないですけど、糸井重里さんとゆるっとした対談してるのとかを読むのが大好きで、つまり結局のところ内心大好きですけど?!?!?
あれえ?!?!
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