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こんな仕組みを導入されませんか?高齢者と動物愛護団体のための新しい仕組み

それぞれの悩み

・ペットを飼いたいが、自分にもしもの事があったらと考えると飼うことが出来ない。
・自分にもしもの事があった時、今、飼っているペットの面倒をみてくれる人がいない。
・体の具合が悪いのに、残されるペットの事が心配なので入院が出来ない。

・高齢者が里親を希望しても、もしもの場合の事を考えると断らざるを得ない。
・高齢者が突然の入院や死亡で残された場合、レスキュー要請が来るが、金銭面、保護場所、
マンパワー不足のため、受け入れる事が困難。
・里親が見つかるより保護する数の方が多いのでドンドン増えていく。
・みんな資金調達で苦しんでいる。

仕組みで溝を埋めよう!

動物愛護活動者
里親の幅が大きく広がる
毎月安定した収入が見込めるので保護活動がしやすくなる
高齢者
諦めていたペットとの生活を送る事が出来る。
万が一の受け入れ先が決まっているので、安心して飼う事が出来る。

里親になってもらう条件として、毎月決まった額を団体に支払ってもらう。(保険でもあり、寄付でもある)猫500円/月 犬1500円/月ぐらいが良いのでは?
里親さんに万が一の事があった場合、速やかにペットを引き取る。(新たな飼い主さんへ)

実例

当会への相談
市町村の高齢者介護課などの職員さんから下記のような相談が。
・犬や猫を飼っている高齢者が入院や施設に入る事になった。ペットが残される事になった。引き取ってもらえないか?どうすればよい?
・高齢者の体調が悪く、入院しなければいけない状態だが、ペットの事が心配だからと入院を頑なに拒否。

書籍「看取り犬 文福の奇跡」より
・高齢者の男性がダルメシアンのアミちゃんと2人で暮らしていた。その男性は認知症で火の不始末が原因でボヤ騒ぎを起こした事も。心配した市の職員が特別養護老人ホームへの入居を勧めるも、男性は強く拒絶。市内にペットと入居できる施設「さくらの里山科」ができ無事一緒に入居した。
・末期がんの男性。手術や延命処置を拒否してポメラニアンのチロと一緒に「さくらの里山科」に入居。入居10ヶ月目で天国へ。生前男性が繰り返し職員さんに話していた事は「チロと少しでも一緒にいられるよう頑張るぞ」「チロに看取ってもらうたい。死ぬ時はチロに枕元にいて欲しい」「俺が死んだらチロの面倒をみて欲しい」でした。
・60代の女性。猫の祐介と二人暮らし。自分に万が一の事があったら祐介はどうなるのか?という事が不安で体調を崩し強制入院。その後「さくらの里山科」に入居。元気を取り戻す。

何歳からが高齢者?

高齢者の定義はなかなか難しいですが、60代になると、新しいペットを迎える事をためらったり、自分にもしもの事があった時のペットの行く末を心配される方が多くなるように感じています。

譲渡するペットの年齢を制限するのも一つの方法

例えば
60歳~ 1歳~    / 70歳~ 5歳~    / 80歳~ 8歳~
などご本人の年齢に合わせて譲渡する犬猫の年齢を制限するのも一つの方法だと思います。犬や猫は長い子だと20年ほど生きます。また本誌で時々掲載していますが、犬や猫も人間と同じで大人になると性格が安定し、年を重ねるごとに落ち着いていきます。自分の生活リズムに合う性格や年齢の子を迎える事はとても賢い選択だと思います。



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