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猫が嫌いな人の為の猫対策

2020 年 8 月号の特集ページ再掲載です。猫が嫌いな方に猫が近寄ってこない対策を知って頂く事は、猫問題を平和的に解決するうえでとても大切な事です。この冊子を見て下さっている方は、基本的に犬猫が大好きな方たちだとは思います。この特集で知った事を猫で困っている猫嫌いな方に教えて頂ければ幸いです。

知人から、「猫が小屋で子猫を産んで住みついている。何とかしてほしい」と連絡があり見に行きました。 その方は猫が嫌いで日頃から猫の迷惑行為に心底腹を立てていました。 現場を見ると事務所の横に畑があり、その畑の横に農作業の道具を入れる小屋がありました。その中で親猫と子猫 2 匹がいました。小屋は隙間があり猫は出入り自由です。また床にはネットが無造作に置いてあり、まるでふかふかのクッションのようになっていました。また小屋は滅多に人が入ることはなく、まさに猫にとっては天国のような環境だったのです。

この時に気が付きました。猫が嫌いな人ほど知らず知らずのうちに猫が好む環境を作っているのだと。そして猫が好む環境を作ってしまった結果、猫の糞尿被害や子猫を敷地内で産むなどの迷惑行為で、どんどん猫の事が嫌いになっていくのだと。

つまり猫が嫌いな人に猫が嫌いな環境を教えてあげる事が、平和的に問題を解決するために凄く大切で意味 がある事だと思いました。今回は、そんな猫嫌いさんにぜひ知って欲しい猫が嫌いな環境をご説明します。

猫は 嗅覚と聴覚 が優れている

猫はあまり視力が良くないと言われています。その代わりに嗅覚と聴覚は優れています。
テレビでジミー大西が臭いにおいを嗅いで、何度もえずいているシーンを見たことがある方も多いでしょう。 彼は犬並みの嗅覚をもっているそうです。猫も臭いには敏感です。そこが猫の長所でもありウィークポイント でもあるのです。今回の猫ちゃんもこのまま小屋に居座ると、子猫の命に危険があったのでとにかく小屋から 出す事を最優先にしました。そして今回使ったのが竹酢液です。竹酢液を小屋の中に散布しました。しばらく は我慢していましたが臭いと私が何度も出入りする事が落ち着かなくなったのか、子猫をくわえて出ていきま した。可哀そうですが子猫の命を守るためです。心を鬼にしました。

畑を猫の 糞尿から守る 方法

畑はふかふかの土がこんもり盛られています。猫にとって は最高のトイレです。その知人は「猫が植えたばかりの苗 をめちゃくちゃにする」と怒っていましたが、耕したばか りの畑は猫にとって掃除したての洋式トイレみたいなもの なのです。
しかし大丈夫です。畑はチクチクしたもので守りましょう。 猫好きな人は知っていますが猫の肉球はぷにゅぷにゅして とても柔らかいです。つまりチクチクするものは苦手なの です。
写真のような竹の枝を畑に敷くのも有効です。(適度でいい ですよ。作物を守る程度)お金に余裕がある方は 100 均で 売っている「どんとキャット」(黒いトゲトゲしたプラスチ ックの敷物)を使ってみるのもいいと思います。

猫が庭に入らない方法

猫を寄せ付けない方法のリストです。
(「地域猫」のすすめ―ノラ猫と上手につきあう方法 黒沢泰著 参照)
ぜひ色々試して嫌いな猫が嫌いな環境を作ってみて下さい。

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