はやく寝たい系騎士くんのnote ~雑コラの作り方編~
はじめましての方ははじめまして、睡眠時間を求めてクランを渡り歩くなんとなくと申します。
今回はプリンセスコネクトRe:Diveにほとんど関係のない ”雑コラの作り方” についてまとめてみようかと思います。巷ではお気持ち表明noteが流行っているようですが、全く関係ない内容です。すみません…
本記事はWindowsPC環境をお持ちの方向けの内容となります。スマホ勢・mac勢向けではないのでご了承ください。
はじめに -雑コラとは?-
雑なコラージュ画像、いわゆる雑コラ・クソコラは太古の昔よりネット上に存在し、主にtwitterやゲームのコミュニティ等で広く親しまれてきました。
文字通りのクッソ雑なコラもあれば、雑と謙遜してるだけの見事な作品も数多くあります。プリコネ界にも多くの雑コラが存在し、みなさまもどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか?
オリジナリティあふれる数々の作品は時に皆を笑わせ、あるいは煽り、また期せず人に感動を与えることさえあります。
今回は、そんな雑コラの作り方について手順を追ってご紹介していこうと思います。マニアックな内容ですが、隠居勢が増えつつあるプリコネを新たな視点から楽しめるよう精一杯書いてみましたので、もしよければご一読ください。
使用ソフト ~雑コラ3種の神器~
まずは雑コラ製作におすすめなフリーソフトを紹介します。
この3つが ”雑コラ三種の神器” です。最近の画像編集ソフトは凄まじく、この3つであらゆる雑コラの製作が可能です。
ちなみにウィンドウズペイントは一切使いません(あれはゴミです)
以降はこの3ソフトがダウンロードしてある前提で話をしていきます。
雑コラの作り方 -完全版-
〇素材の画質調整
まずは下ごしらえとなる素材の画質調整をします。
ここで使うのがひとつめの神器”Jtrim”です。画像のコントラストを調整し、細かい色むらを均一化することができます。
何のためにやってるかわからないと思いますが、後の素材の切抜きが劇的に楽になるので必ずやってください。調整が終わったら画像をPNG形式で出力します。
何度でも言います。必ずPNG形式で保存してください。JPG形式だと画像が劣化するため後々問題が出ます。保存ができたら画質調整は完了です!
〇素材の切抜き
次は雑コラの基本中の基本。素材の切抜きです。素材となる画像のいらないところを透明化することを一般的に”切抜き”と呼んでいます。
素材の切抜きで活躍するのが2つめの神器”手軽に透明png”です。
このツールは指定した箇所と色範囲をまとめて透過することができます。
細かい使い方はダウンロードページ参照ですが、実際の操作の感じを下にまとめておきます。
切抜きが一番時間がかかりますが、ここで完成品の品質が決まるといっても過言ではありません。頑張りましょう😭
〇素材の重ね合わせ
次に素材の重ね合わせをします。
雑コラはぱっと見2次元の平面の絵に見えますが、実際には3次元的な複数の画層(以下レイヤー)の重ね合わせで構成されています。
この素材の重ね合わせを編集できるのが3つ目の神器"FireAlpaca"です。
このソフトは素材をレイヤーごとに格納し、その重ね順を変えることができます。とりあえず新規キャンパス準備→レイヤー操作の順に図で説明します。
独立したレイヤーに素材をそれぞれ分け個別に編集するというのは、デジタルイラスト制作でも必須技術です。これを機にぜひ覚えておきましょう。
〇素材の移動・拡大縮小・回転
次は素材の拡大縮小について説明します。
素材の大きさが合わなかったり、傾きがそろっていないときはFireAlpacaの変形機能を使います。操作したい素材のレイヤーを選択し、下図のように操作します。
レイヤーの重ね合わせと大きさ・向きの調整ができれば、かなり雑コラらしいものが作れるようになります。
〇素材の変形
ここまでで素材の大きさや向きを変えることができました。
しかしこれだけだと素材の奥行き方向がバラバラな場合、絶妙にフィットしない作品になってしまうことがあります。
この奥行き感を無理やりフィットさせる機能がFireAlpacaのメッシュ変形機能です。メッシュ点を動かすことで疑似的に画像の奥行き方向を変えることができます。
右下でメッシュ分割数が変更できますが、2×2、3×3位がおすすめです。分割数が多すぎると逆に歪になってしまいます。
このメッシュ変形はかなり上級者向けですが、完成度に結構な差が出るので積極的に使っていきましょう。
〇文字の追加・改変
次に文字改変の方法です。
漫画のセリフを改変するときなどによく使います。
文字の消し方
まず文字を消すにはFireAlpaca左上のペンツールを使います。普通のペイントのように文字を塗りつぶしていくのですが、白で塗ると色の差が目立ってしまうことがあります。右クリックで文字まわりの色を取ることができるので、取った色で塗りつぶしてください。
文字の入力
FireAlpacaの文字入力ツールを使います。文字入力ツールを選択した状態で文字を入れたい所をクリックします。あとはフォントと文字の色・大きさを指定すれば入力できます。
文字フォントですが、Win標準のフォントにはいい感じのものがありません。比較的使いやすいフリーフォントをここで紹介しておきます。
〇雑コラの出力
ここまで完成したらFireAlpacaから画像として出力していきます。
トリミングは次の工程でまとめてやるのでこの時点ではただ書き出すだけでOKです。
〇雑コラの整形
最後は雑コラの整形(トリミング、リサイズ)です。
ここで再び”Jtrim”を使用します。操作自体は難しいものではないのでやり方だけ乗せておきます。
トリミング
リサイズ
縮小することで細かい塗り残しなどを目立たなくすることができます。少しでもいいのでなるべく縮小するようにしてください。
このリサイズしたものをPNGで保存すれば完成です!!!
さいごに
雑コラの作り方のご紹介は以上になります。
ここまで飛ばした方向けにまとめると
・Jtrimでいい感じに画質を調整
・手軽に透明pngでいい感じに切り抜き
・FireAlpacaでいい感じに素材を並べる
・最後にJtrimでトリミングして完成!
ということです。
いつもと勝手が全く違うのでうまくまとめ切れてないと思いますが、なにかひとつでも参考にしていただけましたら嬉しいです。
読者様の素晴らしい作品を心待ちにしております。
************あとがき************
みなさまこんばんは、なんとなくです。
年の瀬が近づき、年明けからのガチャラッシュに震えがとまらない今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
某ちくわ神教のクラマスぺけぽ〇さんからnoteを書くよう強いられましたので筆を執らせていただきました。特に内容は指定されなかったのですが、こんな感じでよかったでしょうか?この記事を持って謝辞に代えさせていただきます。
今回は番外編ということで雑コラの話です。お絵描きはハードル高いけど雑コラならという潜在的な需要があるような気がして試しにまとめてみました。何か言われたら記事消して逃げます!
さて近況報告ですが、特に変わらず傭兵生活をエンジョイしています。
某HDが解散し界隈に激震が走りましたが、幸いなことに自分のホームはどこも盛況で差し迫った脅威は感じられていません。ただ今後はどうなるかわかりませんね。心配です。
21年1月に放浪生活を始めて1年、12クランをめぐる長旅となりました。1月は所々の事情で一旦隠居する予定なので、これを機に旅の思い出をnoteにまとめてみたいなと思っています(身内にしか公開しないけど…)
あまり長くなっても仕方がないのでこのあたりで。
最後まで読み切った強者のみなさま、そしてなにより界隈の雑コラ職人のみなさま本当にありがとうございました。
それではよきプリコネライフを!