情報リテラシー論 11

突然ですが。本を読むことは好きですか?

日本人の2人に1人が本を全く読んでいない実態について。三年に一冊読めばいい方。など…
しかし、それは自然な流れであるそうです。
インターネットの方が本よりも素早く頭に入る。
本を見ている時間がもったいない。
これらの問題を解決するために、本に関心を持ってもらう取り組みを行うも成果は出ず。
これらはみんな、スマホが普及したことによる社会の変化によって本の価値観が変わってしまったことが原因だそうです。

これによって問題視されていることがあります。それは、読書時間が少ない人ほど、論文に手こずったり、自分の文章が書けていないことです。
その分、ネットで情報収集をする際のスピードが上がっていました。しかし、ネットの文をコピペして自分の意見は書かない。…これは…論文とは言えないのではないでしょうか…?
自分の答えを出そうとしない。自分で考えようとしない。これはとても良くないことだと思いました。

一方よく本を読む人は、科学的な裏付けがテーマにあるのかを調べ、自分なりの意見を見解していました。
情報をただ集めるだけでなく、新たな知識を発見することが本の強みです。私は本が大好きなので、一つの本からたくさんの知識を得ることが出来る楽しさもありますが、文章のつながりをスムーズにするためにはどう表現すればいいのかと参考にするためにも本を読んでいます。(*^^*)

ネット検索ばかりしているとバカになる。
なんと直球な…(°▽°)

ですがこれ、本当のようです。
講義中に流された某番組の調査で読書量の差で小論文の出来具合に大きな差が出るという結果が出ていました。
この番組では、文章は構造体である。情報は柱として使い、柱と柱を繋いでいく釘の役割が自分の考えである。と定義していました。…確かに!!

コピペをして小論文を書く人は、論理的思考に欠けているそうです。これを解決するために有効な手段として、やはり本を読むことが大切になってくるそうです。
本で情報を得ようとすると、自分の頭の中で解釈して、イメージしながら考える必要があるので、自然と文章力、読解力が身につく。
本をあまり好んで読まない人に対して、本が親しみやすくなるようなデザインも必要ですね。
私の周りの本が苦手な人は長文を読むのに耐えられないと言います。確かに、検索エンジンから読めるたった二行ほどの情報で調べようとする癖がついていると、なかなか難しそうです…。

本だけでなく、新聞も売り上げが落ちてきているのに加え、本屋が減っているのにはこれらの原因だけでなく、本はコンビニで買われるようになっています。Amazonなどの、ネットで本を買うサービスが普及しただけではないのです。
私はコンビニで本を買ったことがないのであまりピンときませんでした。…本屋さんの雰囲気と、本屋さんの中にある本が欲しいと買うのはもはや少数派なのでしょうか…本に付加価値がつくようで素敵だと私は思うのですが(^◇^;)

しかし、自分の誕生日の日に発行された新聞が読めるなど、興味をそそるような新聞などの紙媒体との関わり方も出てきています。
なんと言っても、本は紙の方がブランド感が出ますし!
やはり、電子書籍は実態がないデータなので、信頼が薄くなりがちなんだそうです。
また、雑誌もかなり売上が伸び悩んでいるそうです。今の雑誌の表紙は、モデルさんが必ず前を向いています。これは、買い手が好きなモデルさんと目が合うことで雑誌に興味を持ってもらうことが狙いなのだそうです。だからモデルさんの服ではなくお顔のアップが多いのですね。納得。

文章を言うだけで文字を打ち込んでくれるサービスも出てきました。名刺を受け取った際などに、感謝の言葉をすぐ送ることができるようにとのこと。
人間関係をいい方向へと導いてくれそうですね。
こうなると名刺もこだわりたくなっちゃいます!
名刺も大事な紙媒体の一つですしね!(о´∀`о)

また、このようなサービスに似て、年賀状を無料で管理できるというアプリもあります。
これを商用化して、要らなくなった本をスキャンしてpdf形式に変換してデータとして送るというサービスも実際にあるのだそうです。

今では、漫画も電子書籍化してきています。
電子書籍になったとしても、紙媒体の時と値段を変えずに、中の情報を売りにしているという意味合いをしっかり持たせたまま販売続けているジャンプは今も変わらず人気です。
週刊漫画だと、電子書籍にすることにより、紙資源の節約にもつながり環境にも良くなりますね。

電子媒体が紙の雑誌を上回ってきたのは最近で、2016年頃です。
これによって漫画も横読みから縦読みのスクロール形式に変わりつつあります。自動で吹き出しが動いたり、キャラクターが動いたりと、紙媒体ではできない表現方法も増えてきました。

ですが私は、紙媒体はこれから先も減り続けると思いますが、無くなることはないと思います。
本を紙の質感を通して触れる暖かみや意味を重視する人が、電子書籍が増えれば増えるほど多くなっていくと思いました。

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