情報リテラシー論 6
今回の授業開始と共に見た動画は、
本屋さんの動画でした。
その本屋さんの人は、最新作の本や、話題になっている本を店の目立つところに置くのではなく、自分が実際に読んで感動したものをピックアップして店の前に置いていました。
たしかに評判ではなく、自分で直接心に感じた商品を接客をすると説得力がでますよね。
お客さんが、この系統の話が読みたいけれど、どの本を買えばいいのかわからないと悩んでいれば、そのお客さんにぴったりな一冊へと導いてくれます。
私も本が好きなので、このお店に行って見たいなぁ…
購入者は3つのストレスを感じてしまうと、購入欲を失ってしまう傾向にあるそうです。
1、情報の錯綜による、情報選択ストレス
2、新商品や値下げが続々と行われることによる、買い物タイミング選択ストレス
3、商品が多すぎる、モノ選択ストレス
そのため、セレクトやキュレーター(情報を取捨選択してまとめること)に価値が出てきました。
自分で良いものを見つけたいため、少ない選択肢から選びたいという購入者もいれば、多くの商品から通販によるランキングを頼って選ぶ購入者もいるなど、購入者に様々な選択肢ができてきました。
コーディネート系アプリでは主にZOZOTOWNが運営するWEARとiQONが主に利用されています。そのため、参考にする人が多くなるほどZOZOTOWNの商品の売り上げは上がっていくという方法でキュレーションをうまく利用しています。
また、マスメディアの売り込みよりもFacebookなどでの友達の投稿と共有によって商品を宣伝していくスタイルが取られるようになってきました。
この背景には、CM1分でさえも苦痛に感じるようになってしまうほどの私達のスマホ 依存症が主な原因とされています。
マザーテレサの名言である、好きの反対が無関心であるように、スマホで見るCMに関して、私達は興味を失いつつあるのかもしれません。
スマホの動画を見る際のCMはスキップが可能ですが、数分おきに1回と、かなりな頻度で流れてきます。それに比べてTVCMだと、スキップすることはできませんが、番組の20分に1度まとめて流れるので、実質TVCMの方が CMは少ないと言えます。
ちなみに、Instagramは4つの投稿ごとに1つ広告が紛れてきたりとこちらも高頻度で広告が出てきます。
私達は普段、広告を嫌い避ける傾向にありますが、その広告に興味を持ち、購入してくれる人がいるお陰でアプリのサービスを受けられているので、広告とは存外大切なものなのです。
…それにしても、区切りの悪いところで広告が割り込んでくると、広告の見せ方をもう少し気持ちよくすることはできないのか?と考えてしまいます…
そうすれば、広告をここまで嫌うことも少なくなるのではないかと思います。
広告に対する不快感が減り、宣伝された商品を消費者が購入していけば、その分お金をかけた質の良いドラマや映画が生まれると思います。
Instagramが自分の好きなものばかりをピックアップして表示しているのも、キュレーションがはたらいているからなのだそうです。
そんな身近にあるキュレーションですが、これが狂ってしまうと私達はそのサービスに対して信頼を大きく失うことになります。たしかに、検索してもその候補が見当違いのものだったりしたら、利用したくなくなりますよね…
ネットであれば何を書き込んでも良いのか?という問いに対し、道徳的に考えて私達は良くないと答えるでしょう。
何でも書き込むことはできるが、書き込んだことの責任は投稿者本人だけでなくプラットホームにまで及ぶため、投稿者1人が悪いわけではなくなるそうです。
商品共有のレビューの際にも気を付けたいですね。
責任を持った投稿内容や、購入者のキュレーションの自由が、これからの時代重要になってくるのだと学びました。