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C100で頒布した "Notional-Melody" についてのあれこれ。

こんばんは。文京ちるだです。
C100にて、大学のサークル「UNREAL」名義で頒布したオムニバスCDアルバム "Notional-Melody" の楽曲について、意図やら何やらを備忘録的に書いておこうと思います。

手にとってくださった方、ありがとうございます!
初アルバムということで、拙い部分は数多ありますがご容赦ください。

5曲入っていますが、うち2曲は同じサークルのKanataquire氏が制作したものです。2曲に関するあれこれは、彼のscrapboxにまとめられていますのでぜひご確認を。

歌詞はGitHub Pagesに載せました。

1. Animated-City

C100と夜明けをテーマに書いた曲です。崩れた世界からの復興を、コミケの日の早朝に迎える夜明けと重ね、ミクに歌ってもらいました。「風が百の朝に吹き…」とか「百の旅路に見つけた…」とか、やかましいほど100という数字を強調しています。記念ですからね!

相変わらず楽器構成はシンセを中心として低音はベース、高音はベルというシンプルなものです。サビはストリングスが少し入ったり、シンセが増えたりと若干盛り上がりを意識していますが、それでも今聞き直すと楽器少なめで結構静かな雰囲気かなあと。神秘的な朝ですから静かな方が良いですよね!とか思っています。

3. Interstellar

夢への道標は自分の中にあるから、気づこうね……!みたいなテーマの曲です。
改めて見返すと結構明るい歌詞になってますね。本来こういう明るい曲より切なくて物悲しい曲の方が好きなんですが、最近はなぜか明るくなりがちです。精神状態が良いのかな()

この曲は星街すいせいさんの「Stellar Stellar」や「comet」にちょっと影響を受けています。これより前にも星や宇宙をテーマにした曲はいくつか作っていたのですが、キラキラしたようなサウンドになったのは今回が初めてです。壮大!荘厳!方面ではなく、星空のように軽やかで輝くような音作りを目指しました。

Aメロ、Bメロは電子音マシマシのキラキラサウンドですが、サビで突然ハープやらストリングスやらが主役になる構成になっています。言うならば「デジアナ折衷」みたいな。電子サウンドとアコースティック・サウンドがいっぺんに味わえる曲が大好きなのでこんな感じになりました。

5. Fine.

晩夏の夕暮れから夜への移り変わり、そしてそのまま夏と一緒に夜に溶けていくようなイメージで作りました。
実は3日くらいで作った曲です(照)。私にしては珍しくピアノが主役で、7thコードも使っているあたり実験的な要素も大きい曲でした。Kanataquireからの指南を受けて非常に完成度が上がったという裏話があります。
ミクの歌声が切なさを倍増させているな〜!と感じます。私が歌ったらこうはならない。


(4. Y4R1-M4S-UN33)

これはKanataquireの手がけた曲ですが、歌詞だけ私が担当しました。夏に感じるノスタルジックさの言語化を試みた感じです。
君と見つけた空の高さ 戻らない時の公園で……とか、1時間くらいで考えた割にはだいぶいい感じになってる気がします(自詞自賛)
夏空に沈んでいく送電線にノスタルジックさを覚えるのは私だけなのかもしれません。高速道路から見える山並みと送電線が好きなんですよね。

振り返って

構想から1ヶ月ほどで制作した割には、我ながらかなりいい感じに仕上がったと思っています。自分の曲は自分が一番好きなので、最近も結構聞き返してしまうことが多いです。そもそも私はバカ耳というのもあり、音楽の良し悪しってあまりわからないんですが、そのおかげでむしろDTMが続いている部分はあります。自分の曲の悪い部分が見え過ぎないのが良いのです() その分成長は遅くなりますが……。
何はともあれ、これからもちまちま作曲は続けていきたいので、温かい目で見守っていただけると幸いです。では〜。


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