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練れば練る程

不意にねるねるしたくなった。
そうだねるねるねるねを作ろう!

意気揚々とスーパーに赴き、お菓子コーナーへ直行する。幸い、この時間にちびっこ達はいなかったが、品出し用の大きなワゴンが売り場の前を陣取っていた。僅かな隙間から的確にブドウ味のねるねるねるねを選ぶ。
ラムネ味ではダメだ。あの、ブドウ香料全開の感じでなくては。
レジを通したら、寄り道せずにまっすぐ家へ。
懐かしさに心躍らせながらいざ!ねるねる!!

…と、ここで知育菓子の基本をお教えしよう。
それは「説明通りに作る事」である。

私は、はやる心を抑えきれなかった。その結果がこれだ。

なんと、説明の部分をガッツリ切り離してしまった。もう、もとには戻れない。
これでは正しくねるねれられないのでは…!!
そう思った矢先、私は思い出した。
「そなたは、我が友人ねるねるねるねであるな?」
幼き頃より幾度となくねるねるしてきた。
いつの時代にもねるねるねるねはそばにいた。
私程になれば説明などなくても、ねるねるできる…と!!

さぁ、来い!ねるねるねるね!!
知っているんだ、カップで水を測り、粉と粉を混ぜる事を!2袋だったはず!いける!!

………3ばんの粉って誰だよ!!??

結局、説明部分を繋ぎつつ解読し無事ねるねるすることができた。
波乱に満ちたねるねる体験は、全てが新鮮に面白く思えたあの頃を思い起こさせた。
最近ではそんな機会もなかなか無かったので、愉快だった。
また知育菓子を買うのも良いかもしれない。
今度は全く知らないやつを丁寧に作ってみようかな。

では今回はこの辺で。また。

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