見出し画像

全国の総合診療科教授の専門を調べてみたら色々と草だった件

皆さんこんにちは、にゃんでもにゃ医です😇😇
今回はこちらのタイトルで楽しくやっていきたいと思います😇😇


経緯

まあ総合診療科教授の専門(バックグラウンド)が色々とアレなことは既存の事実ではありますよね😇界隈にいれば色んな噂も入ってきますし😇ツイッタランドでも色々知れますし😇

考察でも述べますけど、プライマリケアや総合診療を知らないのにその臨床や教育、研究ができるわけはないですよね😇😇😇
中には自分はできると思っているひとが稀によくいるのが恐ろしいところ😇😇😇
総合診療医を増やしたり、学術的発展を進めていくならば、総合診療医をよく分かった人に教授をやってもらうほうがいいですよねえ😇
そして先日酒を飲みながら全国の総合診療科教授をぽちぽち調べていたら、予想通りだったわけですね😇😇
まとめて発表したら面白いんじゃない?というご意見もいただいて、ほなやってみよかとなったわけですね😇😇
総合診療についてアレな教授がいる都道府県は専攻医数が少なかったりするのかなと思ったりもしましたので😇

まずnoteに投下して、そこからブラッシュアップさせていきたいと思います😇なのでご意見をどしどしお寄せいただいたらと思います😇😇

まとめるのがなかなか大変だった…

まずChatGPTちゃんに頼んでみたんですが、さすがに無理でしたね😇😇なので手作業でまとめていったんですが、これがなかなか大変で😇😇一つの大学に10分かけたら13時間ですからね😇😇情報がまとまってたら楽なんですけど、そうもいかず😇
情報は基本的には大学医学部や附属病院のウェブページの情報をもとに作っています😇そこに情報がなければ研究者のページやその他から得ています😇
あとはワイ一人でレビューしただけですし、情報の妥当性はあれですし、間違った情報もある可能性は十分あります😇その際はぜひ教えてください😇

結果発表‼️

それではいきなりですがexelでまとめたものを貼ります😇とりあえず公立と私立で分けています😇あとで色々解説しますね😇

公立大学
私立大学
私立大学

皆さんどうですかね😇
大学名、教室・講座名、診療科名、教授名、卒業年、専門、総合診療関連資格、その他主な資格、総合診療プログラムの有無、所在地の都道府県、その都道府県の2024年採用総合診療専攻医数(大学プログラムの専攻医数ではない)でまとめています。JPCAは日本プライマリ・ケア連合学会、JSHGMは日本病院総合診療医学会の略です😇
まず総合診療科とそこの教授はいるのか、講座はあるのか、総合診療プログラムはあるのかというのをみていきました😇教授は基本的には主任教授としました😇ただ一部例外があります😇
あとは教授の候補が二人いたりとかもありましたが、総合診療プログラムをもっているのはどっちかとか、そういうのも判断材料にいれてます😇大学に総合診療部があって、寄付講座として地域医療・家庭医療・プライマリケアやってたりするところも悩ましかったですね、福島とか福井とか😇その辺もワイの独断と偏見で決めています😇浜松医科のように大学内に総合診療科はないけどサテライトの施設で臨床や教育をしているというのも界隈ではあるあるですね😇
教授はいないけど総合診療が盛り上がっている大学もありますね、藤田とか😇
あと教授があきらかに内科よりの総合内科?で総合診療プログラムも持っていないような場合も含んでいません😇総合診療と総合内科の違いってなんやねんという方はこちらをお読みください😇


結果をまとめてみる

出た結果をちょっとまとめてみます😇
女性は4人だけですね😇私立は一人もいない😇他領域もこんなもんなんですかね😇
卒業年ですが、ボリュームゾーンは1980年代後半ですかね😇定年まであと数年でしょうか😇😇😇一番年数が浅いのは獨協の志水先生と佐賀の多胡先生で、2005年卒ですね😇
そして肝心の専門のところをみてみましょう😇
今回取り上げた66人の教授たちの専門を眺めていると、大きく三つに分けることができそうです😇そう、総合診療ガチ勢、キャリアチェンジして総合診療がんばってる勢、総合診療なにそれ美味しいの勢、ですね😇😇😇この分類に異論がある方もいるかもしれませんが、分かりやすさを重視してこのようになりましたのでご了承ください😇😇
まずガチ勢の定義ですが、JPCA家庭医療専門医と米国家庭医療専門医保持者は異論がないでしょう😇この定義だと病院総合診療医の先生たちが漏れてしまう(例えば志水先生とか、異論がある方もいるのか分かりませんが😇)ので、その辺はワイの独断と偏見でそういった先生たちも含めてます😇
ちなみにJPCA指導医とかJSHGM指導医は多くの先生が持っている様ですが、誰でも取れる資格なのでそれだけではどれほど総合診療にコミットしているかは分かりまsうわやめろなにをqwくぇrっ
ということで3つの分類でカウントすると以下の様になりました😇経歴等も
確認してどれほど総合診療にコミットされてきたかを含めて独断と偏見で決めています😇😇

・公立大学
総合診療ガチ勢:10人
キャリアチェンジしてがんばってる勢:13人
総合診療なにそれ美味しいの勢:12人
・私立大学
総合診療ガチ勢:7人
キャリアチェンジしてがんばってる勢:3人
総合診療なにそれ美味しいの勢:12人

私立のほうがガチ勢が多いのかと思ってましたがそうでもないんですね😇そしてガチ勢よりなにそれ美味しいの勢が多いという予想通りの結果に😇😇
続きまして、ガチ勢以外の先生方の専門を見ていきましょう😇多くが内科ですが、外科の先生もちらほらいますね😇内科だと循環器が圧倒的に多いですね😇
なぜでしょう、論文をたくさん書いているからでしょうか😇
ちなみに整形外科の先生もお二人いますが、どちらの先生も総合診療の診療にも教育にも関わっていないみたいなので例外というか、外してもよかったかもですね😇😇各教授につき専門1つを独断と偏見で選んでいます😇😇

内科:36人
外科:4人
救急・集中治療:3人
その他:5人

考察

ガチ勢が少なくて何それ美味しいの勢が多い二つの要因

いかがでしたでしょうか😇
まあ予想通りではありましたが、総合診療が専門ではない先生が多かったですね😇
これには主な要因が二つありまして(合ってるかな?)、一つは総合診療をしている人たちで教授戦を戦える人が少ない=アカデミックな活動をしている人が少ないということですね😇😇このことは別の記事にも書きました😇

プライマリケア領域のジャーナルでは日本からの論文が少ないという報告があります。

これは本当に由々しき問題ですよね😇しかし界隈でそのような認識の人がどれくらいいるのかは謎です😇
まあ歴史が浅い分野なのでしゃーない面もありますが、言い訳していてもしゃーないですね😇学会、とくにJPCAではこの辺への働きかけをもっと頑張って欲しいところですね😇そもそもアカデミックな活動に興味がない人が(他領域と比べて)多いというのもありそうです😇
そしてもう一つの要因は、総合診療の教授というのが他領域の先生たちにとって
ちょうど良い受け皿になっているんですね😇まああれですね、教授のポジションというのは限られてますから😇😇言わんとすることは伝わりますでしょうか😇
😇😇そうです、自分の専門領域では教授になれなかった先生が行き着くポジションになったりすることが稀によくあるんですね😇😇
とはいえ、例えば循環器内科の先生が消化器内科の教授戦に参戦することは皆無でしょうに、総合診療の教授戦に参戦するのは当たり前のようにありますね😇😇
この界隈は舐められているというのがよく分かりますね😇総合診療なんかだれでもできると真顔で言われちゃう世界ですから😇😇
総合診療の教授戦で総合診療ガチ勢が何それ美味しいの勢に破れるというのを稀によくみるのですが、なんだかなあという感じですね😇

教授の専門が総合診療じゃないと専攻医が集まらない?

このような仮説を以前から持っていたわけですが、あながち間違いではなさそうです😇2024年度採用の専攻医が0の都道府県が4つあり、どこも地方大学という共通点がありますが、もう一つは教授の専門ですね😇😇鹿児島は教授もいないですね😇ちゃんとした教授がいない→指導医が集まらない→専攻医が集まらないというのはやはりあるんじゃないでしょうか😇富山はもしかしたらこの理論には当てはまっていないかもしれません😇
まあガチ勢の教授がおらず強力なプログラムもない地方県でも人が集まっているところもあるので、様々な要因が絡んでいるのだとは思いますが😇
とはいえ、総合診療ガチ勢の教授がもっと増えれば専攻医ももっと増えるのではないかと思っています😇

もっと色々書きたいのですが、時間切れなのでこの辺で😇

最後に

全国の総合診療科教授の専門を調べてみると、総合診療を専門にしない先生のほうが多かった、それには総合診療界隈がアカデミックな部分で弱かったり、他領域の先生方にとってちょうど良いポジションであったりするからではないか、総合診療専攻医を増やすためにもガチ勢の教授が多くなる必要があるのではないか、という話でした😇
自分もこの状況が良くなるためにできることをやっていきたいと思います😇
今回も最後までお読みいただきありがとうございました😇


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?