拙作「モスティマさんといっしょ!!!」後書き、雑記・裏
裏です。有料ですが、買わなくても全部読めます。
・真・ヒロインについて
ラップランドもガチャで出ないから書きました。無事出てくれました。嬉しい……。
ラップランドの過去に関しては、結局書くことはありませんでした。謎ですけど──まあ大体プロファイルを見れば想像が着きます。家族を失い、一族から追い出された捨て犬。シラクーザにおいて「一族」の価値が大きかったことから、ラップランドはなんやかんやあって狂気に落ちます。そして流浪の凄腕傭兵となって各地を渡り歩くことになり、アルクくんと出会う……みたいな想定で書いていました。
アルクくんが自分と同じ狂気に落ちて、自分を理解してくれる存在となったことでアルクくんに執着するようになります。作品では描きませんでしたが、五年ほど経つうちにはその執着の種類がちょっとつづ変わっていき、「自分を理解してくれる何者か」ではなく、「アルクという個人」を求めるようになっちゃいました。無常。
誰にも理解されなかったラップランドは、自分を理解してくれて本当に嬉しかったのだと思います。テキサスもきっとラップランドの理解者ではあると思うんですが、テキサスはラップランドとの関わりを拒否していると思うんですよね。テキサスの基地スキルは正直ですけど。
ラップランドは別にヤンデレではありません。ただ狂気的なだけです。純愛と言ってもいいです。もっとも純粋に、アルクくんと殺し合いたいと願っていました。ロクでもねえなお前。
アルクくんがラップランドを選んでいた場合、最終的にラップランドとの殺し合いで相討ちになり死亡します。そのとき初めてラップランドは狂気から救われ、ただの女の子になることができるでしょう。すぐ死ぬことになるでしょうけど。
ラップランドの狂気の正体は、言って仕舞えば自己肯定感の欠如です。他人を殺すことでしか自分の人生を肯定できない。それが彼女の狂気の正体だと考えています。言ってしまえばそれだけなんですが、これがまた重い……。それを理解してくれるアルクには案外救われていたり。
本編の後日談後では……まあ、一回アルクとヤっちゃえば大体治ると思います。エロ漫画みたいな展開ですね。草。
・フロストリーフさんについて
モスティマさん編にて登場。本当に出したかったから出しただけでした。かわいい……。
過去が重い。少年兵をやっていたフロストリーフさんは戦争が終わったことで強制的に退役、そこから傭兵となるわけですが、仕事がなくなり倒れていたところをアルクに拾われてしまったのが運の尽き。本当に運がない子供です。無常……。でもかわいい……。
アルクはほぼ親代わりみたいなものでした。本来親が与えるべき愛情や生活や優しさをアルクが大体肩代わりしていたというわけですね。明確な暖かさだったことでしょう。
アルクは先生を失った直後で、自分が先生みたいになれていることに大きく救われていた面がありました。なのでどっちも救われていた共依存のような関係だったと思います。
フロストリーフは子供です。その感情が親に対する親愛や愛情なのか、異性としての感情なのか、子供が大人に憧れる感情なのか、ぐちゃぐちゃになったまま十二月を迎えてロドスに放り出されたせいでヤンデレルートまっしぐら。なんならあのままロドスでアルクに出会わなかった方が幸せになれていたのかもしれません。ほんとロクでもねえなアルクってやつ。
ロドスでの日々はフロストリーフを幾らか成長させ、大人にしました。17歳か18歳──高校生程度にまで成長したと仮定して書いていました。そのぐらいになれば大体きちんとした思考が出来上がって、まあ自立し始めて、ようやく過去を吹っ切れて行けそうだったところにアルクが登場しました。ゴミ野郎です。
そんな訳でフロストリーフは過去から逃げ切ることができず、今更現れた男を憎みつつ、憎み切ることができませんでした。懐かしい温もりを求める心に打ち勝つことができなかった。仕方ない。アルクを救いたいという思いは本物だったと思います。かわいい。
後日談のあとではべったりという言葉では済まないほどべったりです。三ヶ月くらいべったりすると落ち着きます。その後はちゃんと自立し始め、女として成長していくことになります。アルクが鉱石病で死ぬことで、ようやくアルクから解放されることができます。
ラテラーノでの十二月でアルクがフロストリーフとともにトランスポーターをすることを選択した場合、どこかの国のいざこざに巻き込まれ、アルクと共に戦いますが死にます。強敵か何かとの戦闘で、二人がかりで相討ちになり一緒に死にます。確定です。無常。でもフロストリーフは幸せだったりするんでしょう。アルクも「こんな死に方なら悪くねえな」とか思っちゃったりします。
・エクシアさんについて
本当に悩みました。
もともとエクシアさんはヒロインのつもりで書いていませんでした。サブキャラくらいの扱いで、アルクに対しては友人程度の感覚だったでしょうし、アルクもそれは同じだったと思います。
身も蓋もありませんが、エクシアはアルクに恋愛感情を持つきっかけがありませんでした。これが困った……。でもアンケートの結果が多かったので書くことになりました。
結局、あの一年で密かな恋心を抱くようになった、という着地点に。これは本当に私の力不足です。正直、エクシアの恋愛感情に物語上の説得力を持たせられなかったことは心残りです。でもかわいいから別にいっかー、みたいな。そんな感じでしたね……。
エクシア編では、ノエルの死からずっと宙ぶらりんだったエクシアがようやくノエルの死をふっきって前へ歩いていく様を書いたつもりです。正直エクシアに関してはノエルと二人だけで完結していたので、アルクが入る余地がありません……。でもデレるエクシアさんが書きたかった。ごめんなさい。
エクシアさんはヤンデレではありません。ナチュラルハイってやつでもありますし、どうせアルク死なないしいっかー、みたいな感じだと思います。軽い……。
エクシアさんは実はとても信仰深いキャラクターです。この宗教感覚は私たちからすればちょっと理解しにくい部分があります。この信仰はエクシアの基盤です。この信仰はアルクへの感情に関わってきていて、アルクへの感情はやはり、復讐の意味が込められています。やっぱり恨みもあります。
自分を苦しめたアルクに対する復讐、苦しめた分だけ自分を幸せにしてほしい……みたいな感情があると思っています。複雑ですね……。だから恋愛感情を抱いているのにもかかわらず躊躇なく殺しにかかる矛盾を孕んでいます。怖い……。でも万が一アルクを殺しちゃった場合は悩んだ末自殺します。重い……。
アルクがエクシアを選ぶ場合ですが、ノエルの守護銃を渡す場面でエクシアをラテラーノから連れ出すことになるでしょう。ノエルの代わりにエクシアを守る……みたいな。その場合はフロストリーフはロドスに行きます。
その場合はエクシアもトランスポーターになり、アルクの相棒として活動をすることになります。ですが国際トランスポーターはエクシアの気質には合わず、結局ペンギン急便に所属することになるでしょう。そこでアルクとは別れ、それから一年ほど経った後、アルクが死んだという噂を聞いて一人涙を流したり流さなかったりして、結局は吹っ切って笑って生きていくことになります。これがきっとエクシアにとってのハッピーエンドだったりします……。厳しい世界。
モスティマとエクシアの関係は複雑ですが、エクシアが真実を知った場合はちゃんとモスティマを許すと思うので、そこだけはどのルートでもハッピーエンド直行です。アルクは死にます。南無……。
・クロワッサンについて
思いつきで書いてしまいました。
本当に申し訳ない……。どうしようもない作者でございます。クロワッサンかわいいよね……。
アルクがロドスに入る前、ペンギン急便でいろいろあっていろいろありました。それでこうなったんでしょう……。何も考えてない。アホが。
何も書くことがありません。以上。
・主人公死亡確定ルート
全部死にます……。
でもまあ、どうやって死ぬにしろ死際には「悪くない人生だった」っつって死にます。どうやったって救われて死ぬので、まあ多少はいい死に方ができるのかな、と。
そんなところでした。書いていて面白かったです。読んでくださって感謝。
またアークナイツの二次創作やります。ロドスメイン、ブレイズさんたちエリートオペレーターに焦点を当てた作品を書こうかと。ぜひ読んでみてください。
150円のアレはおひねりです。私の作品に価値を感じたなら購入してくれると嬉しいです。買わなかったからと言って特に何かある訳でもありませんが、買ってくれたら私のモチベになります。
それでは。
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