近況ほか

なんか最近どうにも心が弱くなったので、文字にして書き残すことにでもします。

なんか最近心が弱くなってというか、あの頃には溢れていた創作意欲というか、内側から出てくるオタク心のようなものが消えつつあるのを感じて、なおかつそれに危機感を持っていない自分に危機感を持っています。

思い返せばあれは高一の頃、いや中三の頃だったと思うのですが、余ったノートになろう小説を手書きで(!)書き始めたのが最初だったと思います。多分もう捨ててあるので、もうどこにも存在しませんが(そもそも読みたくない、読んだら爆発して死ぬと思う)。

高校生になって買ってもらったノーパソで、なんかのラノベ選考みたいなのに出すぞーっつってラノベ一冊分、確か10万文字くらいのやつを一本書いてみました。そんでいざ出版社に送ろうとして……結果が郵送で送られてくるって知ってやめました。家族にバレるかもって思って恥ずかしかったんですね。なんだったら今も恥ずかしいし、かなり親しい友人にさえ私が二次創作してるって言ったことはないです。多分これからもないと思います。それぐらい、何か私の中で二次創作をしていることを他人に明かすことが恥ずかしいことだったんですね。それは多分、自分で書いた物語の中に滲み出る自分の内面のようなものを、身近な人に見られるのが恥ずかしかったのだと思います。普段の生活の中での私の姿とのギャップを見られるのが、どうしても恥ずかしかった。だからネットに投稿するのはいくらか気楽でした。

「どうして小説を書いているのか?」私にとってその答えは簡単で、「小説を読んできたから」だと思います。漫画ばっかり読んでいたら、いずれ漫画を描きたいと思うこともあるでしょう。アニメとかもそうです。小説はそれらの中で始めるハードルが最も低いものです。物語だったら何だってよかった。私が描きたかったものは、私がラノベやアニメで見てきた面白いシーンの継ぎ接ぎで、それをオリジナル小説と呼んでいたに過ぎません。あらゆる創作は模倣から始まると言われています。だから私にとって創作が終わるということは、物語に触れなくなったということです。なんか最近アニメ見れなくなっちゃって……。

最近なんか小説が書けなくなっちゃったんです。いやスランプの一種かもしれないんですけど……。面白いものを描きたいって思いが強くなるごとに、どんどん複雑かつ精巧なストーリーを作ろうとして、結局プロットも完成しないまま描き出せないまま時間が過ぎていきます。詰まるとすぐツイッター見るのが原因だと思われます。創作する人はあんまりSNSとかやらない方が捗りますよ、多分。

書けなくなった原因は他にもあって、多分日常が充実し始めたからだと思います。多分創作って全部そうだと思うんですけど、生活が充実している人って物語を生み出しづらいと思うんですよね。少なくとも私はそうでした。どこかで自分の居場所はここにはなくて、どこかに思い描いていた場所があるって思っていました。その分のエネルギーを文章にして吐き出すように小説を書いていた気がします。けど二十歳越して、ようやく自分の人生に向き合い始めたっていうんですかね。自分の人生に対して責任感を持ち始めた頃から、だんだんアニメとか見なくなって、だんだん小説を描こうって気持ちが薄れ始めていきました。

それは多分、もう私には創作が必要なくなったということなんだと思っています。私は薄々それに気が付きながらも、ちょっと勿体無い気持ちもあり、ちゃんと思考化していませんでした。だからこうやってnoteに書き出して、一旦区切りをつけたいと思った次第です。

創作をやめるつもりはないです。このnoteはほぼ言い訳のようなものだと認識しています。けど一応書き留めておくことにします。

あと少しで念願だった東京へ引っ越します。
楽しみです。

にゃんこぱん

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