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マタタビ日記 Feb.-2

周回遅れだけど、諦めない。

10日。
博多華丸大吉が主催するお笑いフェス「どんたく」を観に、博多へ。大規模なお笑いイベントを見に行くのは初めてだったけど、新人からベテラン、レジェンドまで…申し分ないラインナップで約9時間。終始笑いっぱなしだった。笑っている時はそんなに意識することはないけれど、いざ日常に戻ると、笑ってる時間って大事だと思う。単独は作り込まれてるので、良くも悪くも芸人の色が色濃く出るけど、イベントで見ると、この人達はテレビで見るより力量あるな〜って感じたり、何気ない会話から本当話すの上手いな〜って感心したり。あとやっぱり仁徳というか…やっぱ華丸大吉だからこそのメンツ。気付いたらチケットポチってたけど、来て正解だった。

個人的には、見取り図と矢野兵藤が面白かったなー!あとメンバーの誰も傷つけないネタも面白かった!

笑うところにフクキタル。
名店に再訪。
ひらおの天ぷら。
イカすお土産。
本店の苺大福。

12日。
ceroの荒内佑(あらぴー)が劇伴を担当した劇「最高の家出」を観に紀伊國屋ホールへ。超ざっくりいうと家出をした主人公が、虚構の街に迷い込むという話。虚構の街に住む人は、その世界の中のことしかわからない…その世界が最高だと思ってたり、いつまで経っても変わらない日々に疑問を持ってたり。それをあらぴーは「故郷の喪失」と捉え、摩訶不思議な街に音を当てていく。あらぴーっぽさと、そうじゃなさが入り混じって、かっこよかった!あらぴーこれから映画とかの話も沢山舞い込むだろうなー!劇自体はユーモアに溢れていて、主演のれにちゃんも堂々とした演技だった!

一家に一台〜(高城れに!)

16日。
奈良美智さんの展示「ここから」を観に、青森県立美術館へ。「君や 僕に ちょっと似ている」以来、11年ぶりくらいかな。作品の他にも当時バイトをしていたというロック喫茶の再現など、故郷ならではの展示もあったり、「ここから」始まった奈良さん歴史を感じとれる展示だった。近年の奈良さんが描く大きな少女。その目には幾重にも重ねられた、形容し難い複雑な色彩。絵の前に突っ立っていると、その目の色彩の奥から、真っ直ぐ、こっちを見つめ続けているような感覚がする。目を逸らさず絵と対峙することは、まるであたし自身の現在地を確認しているようでもある。訳あって少々無理をした日程だったけど、やっぱり来てよかった。

旅をする時は、事前にGoogleマップで飲食店に無数のピンを立てる。どんなお店のどんな料理なのか…妄想しながらピンを立てる。その中から、フィーリングで1店舗選ぶ。今回はお寿司屋さん。行ってみるとカウンターには常連さんが2組。見上げるとサインがいくつか飾ってある…矢野顕子さん、そしてtigers…seiya…?あ!阪神の木浪じゃん!聞いてみると、木浪のことを聖也と自慢げに呼ぶ大将。そういえば木浪は青森山田出身だったんだ。大将は、地元でしか聞けないレアな話、お店の歴史なんかも気さくに話してくれた。よく家を選んだねって言われたけど、間違いなかった。あたし、そういう勘はいいほうなんだ。

次の日は、そこの大将の知り合いという炙り天丼屋へ。実はその店もピン立てしていたのだ!季節限定の白子の天ぷらが蕩ける美味さ。炙り天丼も初めて食べたけど、炙ることで衣が香ばしくなり、美味でした。肝心の大将は「炙ったことないけどな!」って笑ってたけど。

ここから。
イカと穴子。(美味)
炙る前の天丼。(美味)

天丼を平らげたあたしは大量のお土産を抱えて、帰りの新幹線に乗る。そして東京から新幹線を乗り継ぎ、新横浜に向かうのであった。(多分、つづく)

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