3/31 URCのあとがきペーパー(として配るつもりだったもの)
トレーナーの皆さん、こんにちは。
サークル「クミスクチン」のにゃんにーと申します。
この度は、このページをご覧いただきまして、ありがとうございます。
わざわざこのタイトルのこのページを開いていただいているということは、きっと過去に私の作品を読んでいただいたことのあるトレーナーさんとお見受けします。
3/31のURCに参加されたトレーナーの皆さん、本当にありがとうございました。
サークル出走組のひとりとして、短くも夢のような、楽しい時間を過ごさせていただきました。
その第1回URCにて、弊サークルは『幾星霜のライトトレイル』の改訂版を頒布しましたが、併せて会場で配布するためのあとがきペーパーを用意していました。
しかしながら、当日の私は自宅にペーパーの束を置き忘れてしまいました。
なんたる失態……。
という経緯で用意していたあとがきを、いつまで塩漬けにしていても仕方がないので、このページにて公開する運びと相成りました。
よろしければ、このあとがきをお読みいただいた上で、もう一度、本棚から拙作を取り出して今一度読んでいただけると、作者冥利に尽きます。
そして感想も頂ければ、作者は嬉し涙を流します。
Xでもblueskyでも歓迎です。匿名で送れるマシュマロも用意しております。
ぜひよろしくお願いします。
今回のあとがきは、知らなくても楽しめるけれど、実はこんなことを考えながら作品を作っていました、というちょっとした裏話をつらつらと。
3つの作品の関連性
今まで、私はアドマイヤベガを主人公にした作品を3つ書きました。
もしお読みになられていない方は、ぜひお手にとってお読みください。
現在はメロンブックス様にて委託販売中です。よろしくお願いします。
『サザンクロスのかがやき』(アヤベ×海外遠征)
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=1796317
ふたつぼしのきらめき(アヤベ×春シニア路線)
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2050727
幾星霜のライトトレイル(アヤベ×秋シニア路線)
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2363364
さて、この3つの作品。お気づきの方もおられると思いますが、世界観や時間軸を共有しています。
ですので、3つの作品に登場する人物は同一です。
アドマイヤベガも、彼女のトレーナーも、3つの作品では同一人物という設定です。
とはいえ、他の作品を読んでいなくても楽しめるようにしたい、というポリシーはずっと持っていました。
つまりこれは、第1巻、第2巻……という続きものではないのです。
各作品のプロローグやエピローグは、他の作品を知らなくても入り込めるよう、影響が出ない形を意識して書いています。
ですから、別の作品を知らないと楽しめない、読めないということは、一切ありません。
安心して、お好きな作品からお読みいただければと思います。
それでも、今から改めてお読みいただく場合。
以下のように読むと、時系列が自然に読めるはずです。
ようは、発行された順で読んでもらえれば大丈夫です。
スターウォーズのように過去へ遡るようなことはありません。
ちなみにシニア級の秋は『サザンクロス』と『幾星霜』で二度描いていますが、状況に明確な違いがあります。
『サザンクロス』は、シニア級宝塚記念でのアドマイヤベガの勝利をきっかけに、彼女のメルボルン遠征話が入ります。
『幾星霜』は、シニア級宝塚記念でメイショウドトウが勝利した設定で、物語が始まります。
ただし。
これらは続きものではありませんが、他の作品を読んでくれたトレーナーさんには、ちょっとだけフフッとなるような要素を入れています。
一例を挙げると……。
『ふたつぼし』では「後ろを振り向かないこと」が非常に重要な要素になっています。
そして『幾星霜』冒頭の模擬レースには「アドマイヤベガが後ろを振り返ることは当然なく、前を向いて走り続ける」という一文が入っています。
『ふたつぼし』で夏合宿を終えた後、アヤベがレースで戦う初めての機会が、実はこの模擬レースなのです。
つまり『ふたつぼし』を経たトレーナーからすれば、アヤベが後ろを振り向いたあのレース以来、久々の実戦形式になるのです。
その『ふたつぼし』の出来事を踏まえて、この模擬レースではアヤベが変化、成長しているニュアンスを込めています。
一文のみで細かすぎて分かりづらい話ですが、「別の作品を知らないと楽しめない」ことを避けるために、大筋には影響しないようにした設定なので、これくらいの塩梅になっています。
他にも、作中のあちこちに散りばめられているかもしれません。
作品同士の関連性を見つけてみるのも楽しいかもしれません。
そして関連性を探している中で万が一、矛盾を見つけたら、私にこっそりと耳打ちしてください。よろしくお願いします。
……こんな感じの中身のペーパーを、用意していたのですが。すみません。
各作品それぞれの裏話は、また機を見てお出しできれば。
ここのnoteに書くと思います。おそらく。
もしかしたらリアルイベントのペーパーとして印刷してお配りする……いや、ペーパーではなく、ボリュームの多さから小冊子になるかもしれません。
もしそうなったら、笑って受け取ってやってください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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