ニンジャスレイヤーTRPGソロリプレイ【ファースト・ミーティング・ウィズ・クリムゾン】
初めに
ドーモ、nyamotomoです。先日、診断メーカーのニンジャPCメーカーで遊んでいたところかなり当たりを引いたので使ってみることにしました。
名前を少し変えてやっていきましょう。せっかくのアーチ級憑依者なので、ジツが伸ばしやすいザイバツ所属とします。
◆クリムゾンスティール(種別:ニンジャ) 所属:ザイバツ 名声:0
カラテ 5 体力 5
ニューロン 6 精神力 6
ワザマエ 6 脚力 3
ジツ 3 万札 −12
攻撃/射撃/機先/電脳 6/6/6/6
回避/精密/側転/発動 7/6/6/9
即応ダイス:5 緊急回避ダイス:0
◇装備や特記事項
☆ムテキ・アティチュードlv3
▶︎テッコlv1
『◉知識:サイバネティクス』、『☆◉瞬時の解除』
家族の写真
◇未覚醒のアーチ級ソウル憑依者
すぐに本格的なシナリオに突っ込んでみてもいいですが、余りムテキは扱ったことがないので、今回は簡単なシナリオで試運転してみたいと思います。
カレンダーを配るシナリオです。登場するザイバツニンジャはこちらで勝手にアレンジさせてもらいました。それでは初めて行きましょう!
本編開始
ネオサイタマ北東、センソ・ディストリクト。この地域は再開発が遅れており、古い住宅地や中小規模の工場、伝統的な観光名所、寺社仏閣などが多数存在する古き良き雰囲気を残す地区である。
その一角、ラクシャージ・テンプルという名の廃寺の門に赤い人影が滑り込んだ。赤いニンジャ装束に見事な紅梅の透し彫りが彫られたテッコ。影の名はクリムゾンスティール、キョートに本拠をおく巨大ニンジャ組織、ザイバツに所属する下級ニンジャである。
「ネオサイタマ入りして初めての本部でござるがワイルドハント=サンの御用とはなんでござろうか?これまで、これといって任務もなし、アジトに篭りきりだし、ヒマであった。動きがいのある仕事だとよいが…」
ナムサン!今本部と行ったか!?その通り!何を隠そう地元住民も寄り付かぬラクシャージ・テンプルの正体とはザイバツネオサイタマ駐屯部隊の本部である!クリムゾンスティールはマスター位階の上級ニンジャ、ワイルドハントからの呼び出しにより自身のアジトからやってきたのであった。
草が伸び放題の庭を横切り、建物群をつっきり、クリムゾンスティールは遂に本堂まで到着。スターン!ブッダ像の前でザゼンする一人のニンジャ。ネオサイタマ駐屯部隊の最高司令ニンジャの一人、ワイルドハントである。
「ドーモ、ワイルドハント=サン。クリムゾンスティールただいま参上いたしました。」
ワイルドハントは振り返り挨拶を返した。
「ドーモ、クリムゾンスティール=サン。ワイルドハントです。」
◆ワイルドハント (種別:ニンジャ)
カラテ 8 体力 8
ニューロン 9 精神力 16
ワザマエ 11 脚力 6/N
ジツ 6 万札 30
攻撃/射撃/機先/電脳 8/11/9/9
回避/精密/側転/発動 11/11/11/15
◇装備や特記事項
ムチ、コマx4(カラテミサイル触媒4回分とみなす)
『●連続攻撃2』、『●連射2』、『●時間差』、『●マルチターゲット』、
『◉忠誠心:ザイバツ』、『☆◉カラテミサイル触媒』、
『◉◉グレーター級ソウルの力』、『◉◉タツジン:ムチ・ドー』、
『★ラピッド・カラテミサイル』、『★キネシス迎撃』、『★★カラテストーム』、
『★コマ・ジツ』
「息災のようだな」「ハイ」立ったままのクリムゾンスティールに対しワイルドハントは部屋中央のザブトンに座るように促した。クリムゾンスティールが座ると、ワイルドハントは今回の要件について説明を始めた。
「仰々しく呼び出したが別にどうということもない。キョートから送られてきたカレンダーを各地のアジトに潜伏するニンジャ達に配ってもらいたいのだ。」「カレンダー、でござるか?」「そうだ。」ワイルドハントが指し示す先にはマキモノ状カレンダーの山。クリムゾンスティールは眉根を寄せる。そんな簡単なお使いをニンジャが?
「あぁ、だが唯のカレンダー運びではない。いくつか個人宛の秘密司令書も含まれている重要な仕事だ。既にハイペリオン=サンやストームライダー=サンも使いに出しておる。それに貴様はまだネオサイタマ入りして日が浅い。顔合わせの意味もある。」「なるほど、わかりもうした!拙者、謹んでお受けするでござる!!」深々と頭を下げるクリムゾンスティール。
「うむ。ではこれが貴様のノルマだ。全部で五箇所。みなそれなりに話のわかるマトモな者達ではあるが下手なマネをすれば誤解を招きかねん。気をつけよ。」クリムゾンスティールはいくつかのマキモノを恭しく受け取りフロシキに包む。
「私もここをアンバサダー=サンとボーツカイ=サンに任せて出かける、配り終えたら報告に戻らずアジトに直接帰るが良い。」「ハッ!この任務完璧にこなしてみるでござる!ご安心を!」クリムゾンスティールはオジギし、連続側転!外に飛び出て駆け出していった。「まぁ、少し心配だが大丈夫であろう。さて…」
ワイルドハントは自身の受け持ちのマキモノをフロシキに包み始めた。それはワイルドハント本人がアイサツをしておきたいザイバツ・シテンノなどの上級ニンジャに加え、モスキートを始めとする部下達には荷が重い問題児達へのカレンダーである。「ハァ。」今日一日に回るニンジャ達の顔ぶれを思い浮かべ、ワイルドハントは深いため息をついた。
1件目:固く扉が閉ざされた違法アパート
一方その頃、クリムゾンスティールはビルを蹴り渡り、最初の目的地である違法アパートへとたどり着いた。違法建築を繰り返され誰も全体を把握できない大迷宮と化したこのアパートにはカラテドージョーやハッカーのアジト、オイランドロイド専門店なども立ち並んでおり一つの町めいた混沌の相を露している。
しばらく曲がりくねった通路をゆくと奥ゆかしくキョート風のペイントと小物が置かれた一角にたどりつた。雅さから周りから浮いているようにも、浮いているからこそ溶け込んでいるようにも見える。「士農工商のステッカー、間違いないここでござるな。」
だがインターホンを押しても出てくる気配がない。そういえばここのニンジャの一人はひどく心配性だと聞いている。セキュリティか?「う〜ん。」考え込むクリムゾンスティール!「ヨシ!こじ開けるでござる!」短絡!!
クリムゾンスティールは懐からハリガネを取り出すとテッコに持ち繊細な手つきで扉をこじ開けた!「流石は父上の作でござるな!」クリムゾンスティールの実家はサイバネと機械の工房であり、そのため機械知識を用いこの程度のセキュリティは手持ちのツールでなんとか突破できるのだ。
パカーン!扉解放!「頼もう!」玄関を飛び越え居間に入ると小柄なニンジャが拳銃を構えて出迎えた!「ドーモ、ヘッジホッグです。いい度胸だな、蜂の巣にしてやるぜ…!」
◆ヘッジホッグ (種別:ニンジャ)
カラテ 3 体力 3
ニューロン 10 精神力 11
ワザマエ 7 脚力 5/E
ジツ 4 万札 10
攻撃/射撃/機先/電脳 3/7/10/14
回避/精密/側転/発動 10/7/7/14
◇装備や特記事項
▶︎▶︎生体LAN端子LV2、▷ファイアウォールx1
『●連射2』、『●時間差』、『●マルチターゲット』、
『◉疾駆』、『◉常人の3倍の脚力』、『◉タクティカル移動射撃』、『◉バック転回避』、『◉忠誠心:ザイバツ』、
『◉kill-9』、『◉killall』、『◉ニューロン・ブースト/チルアウト』
「ドーモ、はじめましてヘッジホッグ=サン!拙者はクリムゾンスティールでござる。本日はワイルドハント=サンの使いで参った!」「アッ!?使い?」「そうでござる!このカレンダーを渡しにきたでござる!」「あ〜っ……」ヘッジホッグは銃を収めて空を仰いだ。そういえばインターホンが故障したままであった…。
「そういうことなら、もう少し静かにやれ…ええとクリムゾンスティール=サン?確かキョートから来た新人か」「そうでござる。改めてドーモ、先月よりネオサイタマ駐屯部隊配属のクリムゾンスティールでござる。」
「おれはヘッジホッグ、主にハッキングを担当している。それからそっちの天井のが…」クリムゾンスティールが見上げるとそこには灰色装束のニンジャがぶら下がってた!「なっ!いつのまに!」「ドーモ、フォビアです。諜報と斥候を担当している。」
「ドーモ、はじめましてファビア=サン。クリムゾンスティールです。」「ドーモ。」「後、荒事担当のグラディエーター=サンとサイクロプス=サンだな。」ヘッジホッグが指差した新幹線前集合写真には二人に加え、大柄なニンジャと厳しい顔つきのニンジャが写っていた。
「今は二人でヤマに鍛錬に行ってるからな、半日はまず変えらねぇぜ?今度会った時にまとめて紹介するよ、カレンダーはそこ置いといてくれ。」「かたじけない。では、また後日…。」「もういくのか?」「ハイ!あと四軒ノルマがありますので!サラバ!イヤーッ!」「そそっかしい新人だぜ…。」ヘッジホッグはすでに閉められた玄関を見ながらため息をついた。残り四箇所。
2件目:鳥臭い廃ビル
クリムゾンスティールは次なる目的地である廃ビル群にたどり着いた。「ええと…野鳥の寝床となっているビル…あそこでござるな!」大きな荒れた空中庭園を持つ中型ビル!遠くからもそれとわかるほど多数の鳥の気配だ!
「イヤー!」クリムゾンスティールは連続側転でビル間を抜け空中庭園に足を踏み入れた。伸び放題の草や木々の間から大小の鳥達の気配や声、そして独特の匂いが辺りを包んでいる。「さながら都会の中のジャングルでござるな…」感心するクリムゾンスティール。その時!
「「「ピーッ!」」」無数のバイオスズメの群れが木々から飛び出しクリムゾンスティールを啄まんと襲いかかる!「オオ!新感覚アトラクションの気分でござる!」クリムゾンスティールは最低限の動きで攻撃を交わし庭園の奥へと進む!
「ここでござるな!」スズメを振り切った先、庭園の開けた地点に木造の小屋を発見。ドアを叩いくと肩にバイオトンビを留まらせた大柄な男が進み出ててきた。
「ドーモ、はじめましてバードヘッドです。何かご用ですかな?」
◆バードヘッド(種別:ニンジャ)
カラテ 3 体力 8
ニューロン 7 精神力 13
ワザマエ 9 脚力 6
ジツ 6 万札 20
攻撃/射撃/機先/電脳 3/9/7/7
回避/精密/側転/発動 9/9/9/14
◇装備や特記事項
☆ヘンゲヨーカイ・ジツlv3、
★アクマ・ヘンゲ、★★グレーター・アクマ・ヘンゲ(猛禽合体変身読み替え)
★ジゴクの炎、★初版スウォーム・ジツlv3(小型鳥類使役読み替え)
▲▲バイオ胴体lv1△バイオ飛行翼△猛禽の下半身
(ニューロンリンク・バイオトンビとして読み替え)、
『◉◉グレーター級ソウルの力』
『◉◉タツジン:スリケン(中型鳥類使役読み替え)』、
『◉空中制動』、『◉スリケン痛打』、『◉頑強な肉体』、
『◉忠誠心:ザイバツ』
普段は穏やかなマスター位階として知られるニンジャと聞いていたが、流石に不審なニンジャでは怪訝な顔つきをするか…そう考えるとクリムゾンスティールはザイバツバッチを見せつつアイサツした。「ドーモ、はじめましてバードヘッド=サン、クリムゾンスティールです。本日はワイルドハント=サンからカレンダーのお届けに参りましたでござる!」
それを聞くとバードヘッドはたちまち顔を明るくし、人の良さそうな笑顔を見せた。「おお!貴方が!何でもワイルドハント=サン直々のスカウトだったとか!お噂はかねがね!」バードヘッドが手を差し伸ばす。クリムゾンスティールもこれに答え、両者は硬い握手を交わし、カレンダーを引き渡した。
「いやはや、ありがたい。本来は私からご挨拶するべきなのですが何分鳥共の世話で忙しく…近いうちに何がしか埋め合わせがしたいのだが…」「いえいえ、拙者としてもお名前とお顔、アジトの場所を一致させたいところでござった。お構いなく」「いやそういうわけにも…そうだ!」
バードヘッドは小屋へと駆け込むと、すぐに飛び出してきた。手にはネオサイタマ土産マンジュウの大箱!「とっておいてくだされ!キョートほどではないがネオサイタマのマンジュウも中々美味ですぞ!」「これこれはご丁寧に…アリガトウゴザイマス!」「「今後ともヨロシク!」」
クリムゾンスティールはバードヘッドと鳥類達総出の見送りを受けながら次なる目的へと向かった。残り三箇所。
3件目:海沿いの商社倉庫
次なる目的地は海沿いの商社倉庫エリア!高層ビルとみまごうほどの巨大倉庫地帯を抜けつつ目的地であるサイバネパーツ集積場、その隣の二階建て廃事務所へと到達!「さて、無事到着…というわけではないようでござるな。」
廃事務者の周りには、「外して保持」のテープで囲まれた赤外線センサー付きAIサントリーガン!立ち入れば忽ち蜂の巣!だが!「フフフ…ようやく動きがいのあるシチュエーションでござる!」むしろ目を輝かせ突っ込む!若さとは冒険だ!
セントリーガンテリトリー侵入!無慈悲に弾丸が発射される!しかし!「イヤー!」クリムゾンスティールは前転回避!サントリーガンの十字砲火を掻い潜り事務所の扉の前まで到達!「どんなもん!でござる!」鼻を得意げに鳴らした、その時!
「イヤーッ!」扉から銀色のニンジャが飛び出ると、一瞬のうちにクリムゾンスティールの懐に潜り込み首筋手前にカタナを当てた!「アイエ!」動けぬ!
「ドーモ、マシンブレードです。所属と要件をいえ、場合によっては生かす。喋らないならどの道殺す。」
◆マシンブレード(種別:ニンジャ)
カラテ 9 体力 11
ニューロン 6 精神力 5
ワザマエ 8 脚力 6
ジツ 0 万札 0
攻撃/射撃/機先/電脳 10/8/7/8
回避/精密/側転/発動 11/9/8/
◇装備や特記事項
▶︎テッコlv1、▶︎生体LAN端子lv1、▶︎ヒキャクlv1
『◉◉タツジン:イアイドー』、『◉トライアングルリープキック』、
『◉電光石火』、『◉グレーターツジギリ』、『◉知識:セキュリティ』、『◉知識:ストリートの流儀』
テック・フルヘルム、タクティカルスーツ、カタナ
騎士めいたそのニンジャには殺すと言えば殺す凄みがあった。冷徹で容赦のない瞳があった。クリムゾンスティールは唾を飲み込むと、なるべく平常心を保ってアイサツした。「ドーモ、はじめましてマシンブレード=サン。クリムゾンスティールです!本日はワイルドハント=サンの使いでカレンダーをお届けに参ったでござる!」
「カレンダー?」「ハイ、これでござる…」「懐からマキモノを取り出す。「………なぁんだ!味方か!ハハハハハ!」マシンブレードは声をあげて笑いカタナを鞘に収めた!「おーい!誤解だ!味方だ!二人ともジツをおさめろ!」2階の窓を見れば二人のニンジャがジツの構えを解き下階へ降りるのが見えた。
「ハハハハハ!すまなかったな、クリムゾンスティール=サン!アジトを移したばかりでピリピリしていてね。お詫びもしたいし部下達も紹介したい、上がっていってくれるかな?」「ありがたき幸せ!」どうやら社交的な男のようだ。先程の冷たい態勢をみるにオンオフがしっかりしているタイプなのだろうか?
クリムゾンスティールはマシンブレードの案内で事務所の居間へと上がらせてもらう。そこには二人のニンジャがいた。「こちらがゴッドブラッド=サン。デン・ジツ使いで君と同じアプレティンス。」金縁取りローブの女ニンジャがオジギする。「ドーモ、はじめましてクリムゾンスティール=サン。今後は一緒に任務に当たることもあるかもしれませんね。ヨロシク。」
「こちらがトードベリィ=サン、先日アプデトに昇格した君のセンパイだ!ドク・ジツ使い。」紹介されたカエル腹の中年男はソファに座ったまま尊大にアイサツ。「ドーモ、はじまして。せいぜいワシの出世を邪魔しないことじゃな。」「いつもこうなんだ気にしないでくれ。顔色も機嫌も常に悪い。」「もう少し紹介に手心を加えてくれ。」
「ドーモ、クリムゾンスティールです!お二方、今後ともヨロシクでござる!」クリムゾンスティールもオジギしてアイサツ!顔合わせが終わるとマシンブレードが話しかけてきた。
「さてクリムゾンスティール=サン、そろそろ正午だが昼ご飯はどうする予定で?どうせならここで食べていかれては?」示し合わせたようにクリムゾンスティールの腹が鳴る!「では…お言葉にお甘えさせたいただくでござる!」
クリムゾンスティールは四人でスシを食べ親睦を深めあった後出発した。残り二箇所。折り返し地点だ。
4件目:静まり返ったクラブ
クリムゾンスティールは次なる目的地であるクラブへとやってきた。ここには古参アプデト位階コールドロンと、ネオサイタマでスカウトされた弟子のソーンヴァインが居るはずだが…様子がおかしい。壁や床が所々焦げ、爆発四散跡まであるではないか!
「こ…これは一体?」その時、奥の部屋でカラテシャウト!「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イクサ!?お助けせねば!イヤー!」飛び込むと、カラテドージョー!そして今まさにコールドロンが鉤爪のソウカイ・ニンジャに殺される、まさにその瞬間であった!「アバーッ!?サヨナラ!」ソウカイニンジャは深く息をついてザンシンすると、こちらに気づきアイサツをした。
「ドーモ、サンジャガーです。新手の方ですか?」
◆サンジャガー (種別:ニンジャ)
カラテ 9 体力 6
ニューロン 5 精神力 6
ワザマエ 6 脚力 6
ジツ 5 万札20
攻撃/射撃/機先/電脳 10/7/5/5
回避/精密/側転/発動 10/7/6/11
◇装備や特記事項
▶︎ヒキャクlv1、
☆カトン・ジツlv3、★カトン・エンハンス、★カトンボール(ジャガースリケン読み替え)
『◉トライアングル・リープ』、『◉ニンジャソウルの闇』、
『◉忠誠心:ソウカイヤ』
パーソナルメンポ、カタナ×2
「メ…メンター!」後方にはもう一人、慄くバイオ鞭の若いニンジャ!おそらくこちらがソーンヴァインであろう。
◆ソーンヴァイン(種別:ニンジャ)
カラテ 3 体力 5
ニューロン 4 精神力 3
ワザマエ 5 脚力 4
ジツ 0 万札 5
攻撃/射撃/機先/電脳 2/5/4/4
回避/精密/側転/発動 5/5/5/
◇装備や特記事項
『◉常人の三倍の脚力』、『◉ニンジャソウルの闇』
ムチ、タクティカルスーツ
クリムゾンスティールは油断なくカラテを構えつつアイサツした。「ドーモ、クリムゾンスティールです。二体一。そちらに不利でござろう。コールドロン=サンは倒せた、それで満足してはくださらぬか?」ダメ元で交渉するクリムゾンスティール。サンジャガーはそれに対して肩をすくめて応える。「貴方方には部下を二人殺されました。引き下るわけにもいかない。報復させていただきますよ。」
クリムゾンスティールはドージョーの奥を見やる。裏口。自分が引きつけている間に、そこから逃げるようソーンヴァインにニンジャサインを送った。コールドロンを倒したサンジャガーは確かに強敵であろう、だが凌ぐだけなら自分にも…
「イヤー!」次の瞬間、サンジャガーは赤熱する大型クローを振りかざしクリムゾンスティールの懐に潜り込んでいた!「ナニッ!?」「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」「グワーッ!?」予想外のスピード!回避もジツも間に合わず一発受ける!
「経験不足ですね!」カイシャクの一撃!しかし次の瞬間、サンジャガーの右腕にバイオ鞭!ソーンヴァインのカバーだ!「貴方…!イヤーッ!」腕を振るってバイオ鞭を引きちぎる!「イヤーッ!」その隙にクリムゾンスティールはサンジャガーの股間を滑りぬけソーンヴァインと共に裏口へダッシュ!
裏口の先は酒蔵!ソーンヴァインは走りながらスリケンを放って酒樽を砕いて酒を撒き散らす!クリムゾンスティールもこれに倣う!「逃しませんよ!ジャガー・スリケン、イヤー!」サンジャガーはジャガーじみた炎を纏うスリケンを発射!爆発!サケ引火!KBOOOM!!
「しまった!サケ!」爆発炎上した壁や天井が崩れ落ち、裏口は完全に埋まってしまった!もはや追いつけまい!ジツを解きサンジャガーはその場に座り込む。「なるほど…中々知恵が回る小僧どもです。殺せなかったのが残念だ…。」
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そこからしばらく離れた廃ビル!二人のザイバツ・アプレティンスはそこに潜み応急手当てなどを行なっていた。「危なかった…ありがとよ、助けられたぜ…」「いえいえ、こちらこそ助けられたでござる。改めてドーモ、クリムゾンスティールです。」「あぁ、ソーンヴァインだ。メンターは残念だった。」「お悔やみ申し上げまする」「ありがとう。」言葉を交わす二人。
「とりあえずこれを…」クリムゾンスティールはソーンヴァインにカレンダーを手渡した。「とりあえずワイルドハント=サンには連絡したでござる。追って指示を待ってくだされ。拙者は最後の一箇所を回るでござる。」「あぁ、くれぐれも気をつけてくれ。」
クリムゾンスティールはソーンヴァインと別れると最後の一人、ターンファイアの元へと急ぐ。何やら不吉な予感がしてならない…。
5件目:なにやら焦げ臭いアジト
クリムゾンスティールは連続側転を繰り返し最後の届け先、ターンファイアの根城である古物商店へと到着した!だが…これはなんたることか!?建物が炎に包まれているではないか!慌てて中に入ろうとしたその時、扉が吹き飛び一人のニンジャが平行射出された!
◆ターンファイア (種別:ニンジャ)
カラテ 2 体力 −1
ニューロン 2 精神力 5
ワザマエ 4 脚力 2/N
ジツ 4 万札 5
攻撃/射撃/機先/電脳 2/4/2/2
回避/精密/側転/発動 4/4/4/8
◇装備や特記事項
『◉忠誠心:ザイバツ』×2、『☆◉カトン触媒』
『☆カトン・ジツLV3』、『★カトン連打』
伝統的礼装、魔術的ニンジャ頭巾
装束にザイバツ紋!ターンファイアだ!「アバーッ!?サヨナラ!?」空中で爆発四散!「ターンファイア=サン!」「ほぉ…新手か?」砕けた扉の向こうからサイバーホースに跨りソードを携えた深紅のニンジャが進み出てきた。
「ドーモ、コンキスタドールです。」
◆コンキスタドール (種別:ニンジャ)
カラテ 2 体力 5
ニューロン 3 精神力 3
ワザマエ 3 脚力 2/H
ジツ 4 万札 5
攻撃/射撃/機先/電脳 5/6/4/4
回避/精密/側転/発動 3/6/3/10
◇装備や特記事項
カタナ、サイバーホース、トロ粉末
『◉ニンジャソウルの闇』×3
『☆カトン・ジツLV3』、『★カトン・エンハンス』
◆サイバーホース
ビークル、14マス移動、全力移動時+D3マス、『●轢殺攻撃2』
「ドーモ、コンキスタドール=サン、クリムゾンスティールです…。」「クリムゾンスティール?サンジャガー=サンから連絡があった取り逃しアプレティンスか?」コンキスタドールはクリムゾンスティールの胸に巻かれた包帯に気づき、にやけた。「アンタ手負いだな?今日はザイバツのクソ野郎を二人も殺せる。いい日だ」
「そうはならないでござる。」クリムゾンスティールはカラテを構えた。「今日ここで貴公は死ぬゆえに。」「いってくれるぜ!」コンキスタドールはサイバーホースをいななかせると、ソードをヤリじみて構えた!「じゃ、いくぞ!」
イクサ開始
1ターン目
「イヤーッ!」クリムゾンスティールは連続側転!数インチ距離に近づきカラテパンチ!コンキスタドールはこれをギリギリで回避する!「危ねぇな!ハイヤー!」コンキスタドールはサイバーホースを操りソードでギャリギャリと路面を傷つけながら円を描くように疾走!ソードに松明めいて炎が宿る!
「一発食らえよ!イヤーッ!」一周してクリムゾンスティールに火炎刺突攻撃!サイバーホースも頭部に取り付けられた短剣で連携刺突を行う!知性的!「イヤーッ!」クリムゾンスティールはジャンプしてサイバーホースの攻撃を交わし、テッコで刺突を弾き、さらに空中からケリを食らわせた!
「グワーッ!?」コンキスタドールの額から出血!クリムゾンスティールは地面を蹴り再度ジャンプ攻撃!しかしこれをサイバーホースがバックステップ回避!「ヒヒーン!」さらに再突撃して短剣刺突攻撃へとつなげる!「ヌゥ!?イヤーッ!」回避が間に合わぬ!クリムゾンスティールは空中から赤い大盾を取り出し、短剣を弾く!無傷!
だがさらにコンキスタドール本人の攻撃!「カトン・ジツ!」松明じみたソードから巻き上げた炎がクリムゾンスティールを包む!「ヌゥー!?」盾で防ぎ無傷!「あたりどころが悪かった…いや良かった、か?」ニヤリと笑うコンキスタドール!「どうやらその防御形態時は素早く動けねぇみたいだな?俺のカトンはムテキ持ちも焼くぜ?テメェも黒焦げにしてやるよ!」
2ターン目
「それはできぬ相談、拙者の守りは文字通りにムテキでござる!イヤーッ!!」大楯を消したクリムゾンスティールはテッコの駆動音を鳴らしてジャンピングチョップ!コンキスタドールはサイバーホースをバックステップさせこれを回避!「試してみる価値はあるぜ!?イヤーッ!」再びコンビネーション刺突!隙を作ろうという魂胆だ!
「イヤーッ!」クリムゾンスティールもまた飛びかかる!交差する影!「グワーッ!?」コンキスタドールの胸に傷が一文字!(カラテはこちらの方が上!落ち着いて攻めればいける!)
「やってくれるぜ、イヤーッ!」サイバーホース突撃!「無駄でござる!イヤーッ!」再び大楯を出現させ防御!しかし!「どうかな!?カトン・ジツ!イヤーッ!」巻き上がる炎!「グワーッ!?」先ほどよりも間近で受ける!大楯を抜けた炎がクリムゾンスに直撃!ダメージが通った!「やったぜ!」
3ターン目
「後一発か二発、いいのが入れば勝てそうだな…!」コンキスタドールは懐からトロ粉末を取り出そうとしている。次の集中カトンで決める気だ!対してこちらは既に大分手傷を負ってしまっている!コンキスタドールの見立て通り、次カトンをくらえば死にかねない!(不味い!このままでは!)その時!
「イヤーッ!」カラテシャウトと共に大コマに乗ったニンジャがインターラプト!「グワーッ!?」大ゴマの突撃でサイバーホースごとコンキスタドールを空中に跳ね飛ばした!「て…テメェはワイルドハント=サン!?」「イヤー!」ワイルドハントはそのまま空中のコンキスタドールに無慈悲なムチの追撃!アンブッシュの範疇だ!「グワーッ!?」
「今だ!クリムゾンスティール=サン!」声をかけられる間も無く既にクリムゾンスティールは駆け出していた!「イヤーッ!」ジャンプ!テッコをドリル回転させコンキスタドールの心臓に打ち込み心臓を抉り取る!「アバーッ!?サヨナラ!?」コンキスタドールは爆発四散!相棒であるサイバーホースも後を追うように爆発!死亡!
戦闘終了
イクサは終わった。ワイルドハントの持ってきた救急箱での応急手当てを終え、クリムゾンスティールは改めてイクサの痕を見る。サイバーホースの荷籠には隠し株券や宝石が詰められていた。おそらく略奪品。「ターンファイア=サンの店のものだろう、少し取っておけ、弔いになる。」「ハイ!」
いくつかの宝石を拾うとクリムゾンスティールはワイルドハントに向き直った。「ご助力感謝するでござる!」「うむ、少しジツに頼りすぎだな。精進せよ。」「ハイ!」深々とオジギ!実際ワイルドハントの介入がなければ死んでいたのはクリムゾンスティールであったかもしれない!
「ところで、ワイルドハント=サンは何故ここに?」「先ほどの連絡を受けてな。不穏な事態ゆえ、貴様一人を単独のままにさせておくには少し危ういと思ったのだ。」「なるほど…ソーンヴァイン=サンはご無事で?」
「あぁ、ストームライダー=サンと合流したと連絡があった。暫くはラクシャージ・テンプルで過ごしてもらうことになるな。テンプルのアプレティンス達も同年代の仲間が欲しいだろう。」ワイルドハントはそういうと路肩に止めてあるヤクザカーを指で示した、乗れ、ということだろうか?
「不穏な日だ。貴様も一緒にテンプルにきてもらうぞ」「ハイ!」助手席に座るクリムゾンスティール。不謹慎ながらもハイスクール時代のお泊まり会を思い出しワクワクしている!「そうだ、バードヘッド=サンから頂いたマンジュウがありまする。皆で食べましょうぞ!」「そうだな、その前に貴様の本格的な治療だ」ワイルドハントは苦笑するとセンソ・ディストリクトへと出発した。
【ファースト・ミーティング・ウィズ・クリムゾン】終わり
リザルト
乱入がなくとも勝てた可能性は高いですが、多少危うかったですね。
余暇を終えた数値がこちらです。
◆クリムゾンスティール(種別:ニンジャ) 所属:ザイバツ 名声:0
カラテ6 体力6
ニューロン6 精神力6
ワザマエ6 脚力3
ジツ3 万札5
攻撃/射撃/機先/電脳 7/6/6/6
回避/精密/側転/発動 7/6/6/9
即応ダイス:5 緊急回避ダイス:0
◇装備や特記事項
☆ムテキ・アティチュードlv3
▶︎テッコlv1
『◉知識:サイバネティクス』、『☆◉瞬時の解除』
家族の写真
◇未覚醒のアーチ級ソウル憑依者
元が強いので既に能力値MAXです。名声5までは主にスキルを上げていった方が良さそうですね。では次のリプレイでお会いしましょう!