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一歩踏み出しても道は遠い、だけど近い(柏戦振り返り)

前後半で共にいくつもチャンスはありましたが仕留められなかったマリノス。前後半で違うチームに変貌しましたが個人的に気になった部分でどこか良くてどこを今後良くしていくのかを自分なりに考えながら振り返ります。

ブンちゃんのボランチ化

この試合は主にブンちゃんが主にチャンスメイクしていたと思います。前半だけでかぞえたところブンちゃんの縦パスは11本でした。(自分調べなので抜けているところがあるかもしれません)そのパスのほとんどがハーフスペースで行っていましたね。ブンちゃんの前半のパス数は51本(DAZNのスタッツより引用)ので約1/5が縦につけたパスといえます。主に受けていたのはエジガルでそこからマルコスやエリキ、水沼が動いていく形でした。ですが、エジガルに当てたあとの落としが相手に奪われてしまう、展開してもシュートまでいけないというもどかしさがありました。なのでこのパスをあまじゅんやマルコスが受けてもよかったかもしれませんね。その中で変えようとしていたのがあまじゅんです。持ち前の飛び出しやボールを引き出す動きで躍動していましたがそれが実を結んだのが後半であったのが痛かったてすね。どれだけパスを回していても、相手をゆさぶっても点を取れなかったのは仙台戦と同様でした。

後半から正三角形に変えてスタイルチェンジ

後半開始から水沼に代えて大津、後半15分から3枚替えでブラジル人三人衆を下げて阿道、扇原、詠太郎を入れました。これで喜田、扇原、あまじゅんの正三角形にしてウイングの質で勝負しました。この点だけを見れば大津はよくやっていたと思います。フィジカルで押しのけながら扇原やブンちゃんとともに道筋を作ろうとしていました。一方詠太郎サイドは基本的に詠太郎が相手を引っ張って小池やあまじゅんが飛び出す、または裏抜けした手前のスペースを詠太郎が仕掛けるといったことをしていました。どちらもあと一工夫あればという本音はありますが、詠太郎と大津がボスが創造しているであろう攻撃をできていたのは良かったんじゃないかなと思います。

詠太郎と阿道に触れないわけにはいかない

最後に同点弾を生み出した主な2人について。まずは私の今年のユニの阿道から。果敢なプレスバックで守備を助け、エジガルとはまた違う動きでこの結果がゴールとなりました。スタメン出場がないのが気になりますが、効果的な動きができているかといえば厳しいですがもう少しの上積みが必要かと感じました。
次に詠太郎さん。相模原から戻ってきてすぐのベンチ入りはさすがに驚きました。出場時間は30分ほどでしたが、インパクトは残せたでしょう。得意の切り込みドリブルでゴールに迫る場面も作り、同点弾も右サイドから。守備では「詠太郎!」という松原か喜田さんの声がよく響いていました。全然伸びしろはありますし、テルを抑えてのスタメンもありえる内容だったと思います。個人的には詠太郎さんは今月中に結果を残せれば今後のマリノスのエースになりえると思います。

といったところで振り返り終了でございます。この試合は何より前半で点を取れなかったところがすべてだと思います。チーム全体でミスは減ってきています。あとは勝利だけです。次節は片野坂さん率いる大分戦、ここからの過密スケジュールを乗り越えた先にあるものは一体何でしょうか?楽しみながらすごします。

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