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「中学受験×父親」の難しさとは

1.中学受験に求めるものが変わってきた?

先日、中学受験を控えたママたちと話す機会があり、改めて長男が受験をした3年前と比べ、特にママたちの意識の変化を感じます。

2020年の終わりから、学歴や肩書といった目に見える確かなものに価値をおく地の時代から、変化と多様性といった軽やかでスピーディな時代の変化を伴う風の時代となりましたが、たしかに長男が中学受験をした2021年以降、偏差値や伝統にとらわれずに志望校を考えたいとする層が一気に増え、従来の価値観で御三家を目指そうとする層との二極化を感じます。

一方でそのように柔軟に考え方を変えていくのは、たいてい子どもと常に一緒に過ごしている母親です。

父親はまだ地の時代にしがみついた考え方をしている人も多く、志望校決定という時になり、これまでずっと受験のことは母任せだった父がいきなり乗り出してきて夫婦喧嘩が勃発するケースがとても多いと知り、うちも全く同じ構造なだけに、どこの家庭でも似たようなことが起こっているのだなと感じます。

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