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ソーシャルディスタンスと観劇…観客としてできることとは?

緊急事態宣言から2か月。ようやく、少しずつ日常を取り戻して…。映画館や劇場も条件を満たせば上演が出来るようになりました。
そんな中で、小劇場でクラスターが発生したというショックなニュース。
今回は、観劇する側のマナーや心構えを考えていきたいと思います。

舞台「刀剣乱舞」全キャストが透明マスクを着用し演じる

舞台「~科白劇『刀剣乱舞/灯』綺伝いくさ世の徒花」改め「~科白劇『刀剣乱舞/灯』いくさ世の徒花の記憶」が2020年7月16日に初演を迎えました。
感染予防に関して、演劇もかなり厳しいガイドラインが設けられ…キャストの皆さんの緊張感やプレッシャーもあったかと思います。

舞台「刀剣乱舞」と言えば…激しい殺陣が魅力でもあり。今回の新作は、刀ステシリーズで初となる女性キャストの登場とかなり話題になっていました。当初の演出とかなり変更があったかという想像もあり。

公式サイトで観客へのお願いもしっかりされ…
感染予防のためのマスク着用と最前列の客席でのフェイスシールドの着用のお願いがされています。
舞台稽古もマスク着用、私語厳禁…などソーシャルディスタンスを守っていたこともTwitterなどで配信されてました。

小劇場でのクラスターは…痛手になる?

感染症の恐ろしい所は…そのもの自体が見えないこと。
慣れてしまうと予防を怠ってしまうことがあること。
舞台に立つキャストを始め、舞台を支えるスタッフの皆さんは…自分たちから感染者が出ることほど怖いことはないはず。

全く関係はない…とも言えない「小劇場でのクラスター」でキャストたちも不安になったと思います。
メディアで報道されていることが事実なのか…それはまだ明確ではないけれど。「舞台」という文字と「クラスター」という文字だけ見たり…。「キャストが客席に降りてくる演出」「イケメン若手俳優の出演」と耳にすると、観劇することのイメージが悪くなるのでは?と不安になります。

観る側にも責任がある…キャストやスタッフだけの努力では十分ではない

キャストたちの中には、稽古中にも公演中にも、厳しいくらいの感染予防を心掛けている人もいます。PCR検査を受けたり、密にならないような演出をしたり…。

なかなか手に入らないチケットでもある…刀ステ公演。もし、神席だったら…無理をしてでも観に行きたい気持ちもわかります。
でも、もし…もしも。それが原因で、公演が中止になったり…大げさな話をすると「2.5次元」の評判が悪くなったりしたら…本当に悲しいです。

だから。観る側にも責任があると思うのです。推しを想う気持ちがあるからこそ…体調が悪かったらあきらめることも必要だと。
刀ステでは「チケット払い戻し」の対応も「リセール」の対応もしています。少しでも感染に不安がある場合の配慮です。

まとめ

感染が拡大している中、不安な日々もあります。その中で、推しに会える機会は救いです。世に出回っている体調の違和感を感じた時は…その衝動も押さえなくてはいけない気がします。それは、推しのためであり…今後の公演のためです。
100年ほど前に今のような状況がありました。インフルエンザの流行です。その時も多くの方が感染し…多くの命がなくなりました。現在でも、インフルエンザはあり毎年冬になると流行します。私たちが、そこまで恐怖を感じないのは「ワクチン」があるからです。
近い未来に感染症に対してのワクチンができれば…もしかしたら、私たちの感覚や生活様式も少し変わるかもしれませんね。



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