315にイイ銚子‼犬吠埼ホテルに泊まってきました!レポ
「犬吠埼ホテルに、絶対に泊まりたい。」
友人からそんな連絡がきた。
「行くしかない。」
こうして、我々は予約戦争を勝ち抜き、犬吠埼ホテルJupiterコラボルームに泊まることになった。
注意点
!自我がすごいです
!キモオタクが書いています
!長いです(3500文字あります)
1日目
予約が取れたのは平日、時は三月。
世間は年度末であり、大変忙しいため有給が取りにくい時期でもある。
私はシフト制なのでなんとでもなるが、友人は会社勤め。
「とりあえず予約できたけど、有給取れそう…?」
友人は言った。
「取る。」
なんと心強いことだろうか。
私と友人は10年来の付き合いがある。友人は知り合ったその日からJupiterに「本気」だった。そんな本気の友人が、Jupiterのコラボルームに行くといったのなら、有給を取るといったのなら、それは可能になる。否、「する」のだ。
来る当日、銚子駅に着き、駅のホームを出ると…
い、いる!!!
天道輝さんと、天ヶ瀬冬馬さんがいる!!
正直、私が思っていたよりはるかにコラボしていた。実在のアイドルとコラボしてます!というくらいコラボしていた。
「コラボしてたね…」というアホみたいな会話をしながら銚子電鉄に乗ると
い、いる!!!!
電車の広告部分に、これでもかとminiちゃんとコラボしたbeicaが貼ってある。ついでに犬吠駅に近づくとアイドル天ヶ瀬冬馬さんが車内アナウンスをしている。冬馬、俺鼻が高いよ…(誰?)
なんやかんやしつつ犬吠に着くと
い、いる!!!!
天ヶ瀬冬馬くんがいるのだ。駅構内でコラボソングも流れており、めちゃめちゃコラボしている。看板までsideMになっており、すげーなと思った。(小学生?)
徒歩5分くらいで、ホテルが見えてくる。
入ってチェックインすると、「○○プロデューサーでいらっしゃいますね?」と確認され、照れた。そうです。私たちはプロデューサーなのです。
渡された鍵も315号室でビックリした。
え!?わざわざ315号室を…!?と思い感動したが、よくよく考えると315という数字に固執しているのはアイドルマスターsideMくらいであった。
3階にたどり着き、鍵を開け、扉を開ける。
2つあるうちの和室の扉の右を開くと…
い、いる!!!!!!
クソデカJupiterさんのパネルがドン!!!!!
「ねえJupiterだよ!」と話しかけると、友人はありえないくらいニチャついている。常にJupiterに本気だった彼女は、本当に嬉しそうに笑っていた。
来た甲斐があったというものだ。
写真を撮ろう!となったが、彼女は照れすぎて1枚も自撮りをしなかった。
多分このパネルは等身大(違ったらすみません)なのだが、本当に出来がいい。
髪の毛の先端に至るまで綺麗に切り抜かれており、犬吠埼ホテルからの眺望と見事に調和している。Jupiterは「いる。」そう思わせるには十分の説得力があった。
このパネルだけで宿泊費約2万3000円の元が取れている。否、この時点で2万3000円以上の満足感がある。これに加え、朝晩の食事と温泉付き!もはや黒字。稼いでいるとすら言える。
部屋でくつろぎながら友人と話していたが、全然目が合わない。何を話していても彼女と目が合わないのだ。
そう、彼女はJupiterしか見ていないのだ。
私と会社の愚痴を言い合っているときも、明日の予定を確認しているときも、メガ割で何を買ったか話しているときも全然目が合わない。
少しは俺の方見ろよ、バーロー…と一瞬思ったが、私なんぞよりJupiterの顔面がみたいに決まっている。
かくいう私も3秒に一回はJupiterを見ていた。
天ヶ瀬冬馬、顔がいい。いくら見ても飽きない。「美人は3日で飽きる」というが、あれは嘘だ。
私たちは丸1日Jupiterを見続けたが、全く飽きる気配がなかった。むしろ、1日では足りない。永遠に見ていられる。Jupiterにはその訴求力があった。見れば見るほどカッコいい。
この日私はビューラーを鬼失敗しカスの顔面だったのだが、こんなにカッコいいJupiterさんがいるのなら1からメイクをやり直せばよかった。
しかし、メイクをし直す時間などあるなら、Jupiterの顔面を1秒でも長く見ていたい。
Jupiterを目の前にして、もはや私のまつげの悩みなど塵芥と等しいのだから。
夕飯の時間となり、レストランに赴いた。
結論から申し上げると、とても美味しかった。ふかひれ入り茶碗蒸しがうますぎる。食うのに夢中で最初しか写真を撮っていない。ちなみにコース料理です。
量はちょうどいい感じでかなり満足度があった。ちなみに炊き込みご飯はおかわりできる。わんぱくなプロデューサー諸君も安心してほしい。
デザートを部屋に持って帰れるなどの心遣いも感じられる。
ついでにビールも旨かった。ビールうまい!肉じゃが最高!(肉じゃがは出ません)である。
風呂も最高であった。その日はクソがつくほど寒かったので、温泉が染みる。少ししょっぱくて湯加減もよく、本当にいい温泉だった。
夜は曇っていたので何も見えなかったが、朝入ると海が一望できて絶景であった。
これから犬吠埼ホテルに泊まろうとしているP諸君にアドバイスだが、髪は大浴場の脱衣所で乾かした方がよい。何故なら、正直に言わせていただくと、部屋に備え付けのドライヤーの風量が非常に奥ゆかしい。大浴場で乾かした方が圧倒的に早いということだけはお伝えしたい。
あんなに食べてお腹いっぱいだと言っていたのに、私たちは部屋に帰って菓子をボリボリ食っていた。(フロントにディアマンクッキーが売っているのだが、(570円)うますぎるのでおすすめ)
「美味しいから大丈夫だよ~」と三村かな子は言っているが、限度があると思う。かな子がいっぱい食べるのは可愛らしいが、成人済み女オタクが菓子をボリボリ貪り食うのは欲望に屈した獣でしかない。最悪の山月記である。
その声、プロデューサーか?冬馬、見ないでくれ…この愚かなプロデューサーを…
最初は「なんか見られてる気がする」という気持ちと照れがあったので2人ともシャンとしていたのだが、風呂から上がった辺りからグダグダになってきた。慣れとは恐ろしい。
「冬馬~そこのリモコン取って~」
「はあ?…ったく、ほら。次は自分で取れよな」
である。(どういうこと?)
2日目
朝になり、起床するとJupiterのみなさんが朝日に照らされ、今日1日が良いものになるという確信を持たせてくれる。
こんなに素敵なJupiterのみなさんと朝を迎えられるのは、犬吠埼ホテルだけ!!最高!だぜ!
朝日に包まれるJupiterというのもまた趣深い。夜の月明かりに照らされるJupiterも美しいが、朝のJupiterは、昨晩とは打って変わって快活な印象を持たせる。時間によって印象が変わるというのも実に一興だと感じた。
朝食はバイキングなのだが、品数も多くて味も美味しい。
完全に余談だが、私たちは8時くらいに寝起きの浴衣といったボサボサの恰好で朝食会場に行ったら、8割くらいの方々はもう洋服に着替え、髪を整え、メイクまでして優雅に食事を楽しんでいらした。
こうも違うかね?人間は、ということを痛感させらた。
みんな、朝早くない?まだ8時だよ?
如何せんチェックアウトが10時なので、時間がない。
我々はJupiterを眺めながら歯を磨き、Jupiterを眺めながら顔面を作り、Jupiterを眺めながら髪を巻いた。
惜しむらくは、部屋に交流ノート的なものがあるのだが、時間が無さ過ぎて何も書けなかった。
昨日書けよ、と思うが、昨日はJupiterに夢中でそれどころではなかったのだ。否、今日もJupiterに夢中ではあるのだが。
後ろ髪を引かれる思いで部屋を後にする。立つ鳥跡を濁すどころではないくらい部屋をとっ散らかして来たのが、本当に申し訳ない。
さようならJupiter。ありがとう犬吠埼ホテル。
この日は快晴。私たちの旅路を祝福しているに違いない。
コラボルーム、本当に素晴らしかった。
Jupiterはいるし、御飯は美味しいし、お風呂は最高だし、景色もよい。そして何より部屋が広い。2部屋分くらいはある。多分4人泊まっても十分位には広い。従業員のみなさまも優しく、コラボ先に大変丁寧であった。
もしまたコラボすることがあったなら、予約開始時間にサイトに張り付いてみてほしい。絶対に満足できる体験がそこにある。