ふたつのアルバムが出た日①

先週の金曜日、時差出勤でやや空いた通勤電車の中、配信が開始されて間もないオリヴィア・ロドリゴのセカンドアルバムを聴いていました。前作から2年経って雰囲気が変わったところもありながら、変わらぬポップパンク調のアゲな感じと沁みるバラード(と書いて気づきましたが私には音楽を表す語彙が少ないようです)の数々に、いやでもファーストアルバムを聴いていた頃を思い出します。

2年前の夏、無職になって2ヶ月ほどの私はカフェで過ごすことが多くなっていました。春から夏にかけては在宅ワークのノリで家の中で過ごしていたものの、東向きのベランダは昼時をすぎるとどんどん暗くなり午後の落ち込みが地味にダメージとなって蓄積します。日課の散歩をしているときに広くて明るいカフェを見つけ、図書館で借りた本とiPad Proを抱えて通うようになりました。

コーヒー一杯で居座る数時間の間、作業中BGMとして何枚かの洋楽アルバムがフェイバリットになります。ビリー・アイリッシュ、ロード、アーロ・パークス、マック・ミラーなどチルな感じの落ち着いた音楽がヘビロテしやすい中、なぜオリヴィア・ロドリゴが特に記憶に残っているのか。

それは1曲目のbrutalが気分をあげるのにちょうどよく、家を出るタイミングで聴いていたからかもしれません(正直あまり覚えていません)。drivers licenseが流れる頃カフェに着き、deja vuでアイスコーヒーにシロップを入れる。準備万端good 4 uで作業開始、という感じだったかどうかはほんとに覚えていないのですが、今見るといい曲順ですよね。ずっとチルより何曲かに一回はあげてくれるアルバムが当時の身体に合っていたのかなと思います。

新しいアルバムはそんな聴き方ができないかもしれませんが、時間のある時はそんなファーストのことを思い出しながらセカンドも聴いてみようと思います。

明日は、同じ日9月8日に出たもう一枚のアルバムについて書きます。

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