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鉄は熱いうちに打て!~新作動画「ギンギラギンにさりげなく」考察~

最初に、この動画を作成・公開していただいた、リストラーズの皆様、動画製作に関わる全ての方々にお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 さて皆様、リストラーズさんの新作動画「在宅勤務/ギンギラギンにさりげなく」が公開された、衝撃の2月16日から約1日が経過しようとしておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

 この動画を語るまでには、相当回数の視聴を行わなければならず、まだまだ先にしようかと考えていましたが、表題にありますとおり、鉄は熱いうちに打った方が良いと思い、この段階での考察を投稿することにしました。

  現時点の自分の状況は、延べ6時間、約90回の耳視聴、うち目も含めた視聴は30回くらいとなっております。まだまだ隅々まで観察し足りない状況ではありますが、お付き合いいただける方はこの先へどうぞ。

 なお、まだ公開から1日経過しておらず、ネタバレが多数含まれます。
余計な情報を入れずに楽しみたい方は、何卒、思う存分本編動画を楽しまれた後にお読みいただくことを強くお勧めします。


まず、動画視聴までの経緯について。

 動画が公開された時間、まだ自分は職場にいた。
 昼前頃から界隈のX投稿でフラグが立っていたので、本日新作発表があることは推察できた。前回の加藤さんリード曲「お嫁サンバ」は2022年7月11日公開。そろそろ加藤さんのリード曲が来るのではないかと予想していた。
 その日は19時頃まで家に帰れない事がわかっていたので、ネタバレを避けるため、家に帰るまでXの投稿を含めスマホを見るのをやめようと決意し家路を急いでいたが、Xの通知より界隈の反応をチラ見し、ただ事ではないことは察知していた。

 帰宅後、昨日から仕掛けていた洗濯機の洗濯槽の掃除を片付けなければならなかった。なぜこのタイミングで洗濯槽の掃除など始めてしまったのか・・・木曜日の自分の行動を後悔しながら、集中して動画を視聴できる状況になるまで、ひたすら我慢の時間が続いた。
 ちなみに、当日の夕食は取っていない。夕食の準備・片付け、全ての時間が惜しかったからだ。

 予定より少し早めに帰れたので、結局18時半頃から視聴開始した。
 まず最初に、Xのリストラーズ公式に投稿された、投稿案内の動画を見た。一目見た瞬間に大きな衝撃を受けた。これは・・・何という動画を発表してくださったのか・・・。予想どおり、加藤さんリード曲。しかも、伝説の「ギンギラギンにさりげなく」だった。
 公式動画では、リサイタル動画で公開されていたが、1つは短いバージョン、もう1つはカメラが遠くてほぼ見えない動画だったため、以前より在宅勤務かビデオリサイタルで再演していただけないだろうか、と待ち望んでいた。

 動揺して何とも言えない感情を抱きながらも、ワクワク感に満ち溢れながら、X公式リンクよりYouTube本編に飛んだ。

ここから、考察を開始するゼ!

 まず最初に思ったのは、全員の声が聴きとりやすいこと。
 最初にベースの大西さんのソロから始まるので、「ベース良く聞こえるな・・・」と思ったのも束の間、全員の声がはっきりと聞き取れるではないか。これまで拝見してきたリストラーズ公式動画の中でも、ここまで良く聞こえるのは、コンパクトディスクを含め、初めてだった。

 編曲の可能性もあると思うが、自分は、ミキシング・マスタリングでそういう風に調整してくださったのではないかと推察している。
 全員の声が良く聞き取れるので、コーラスの旋律や、ベース・ボイパもちゃんと聞こえる。普段あまり聞き分けできない自分にとっては、そういう意味でも神動画と言える。

 この曲のベースは、旋律がとてもカッコいい。大西さんの力強いベースが、リード・コーラスを下から支え、全体の安定感を増しているのは言うまでもない。
 コーラスが消え、リードとリズムだけになる部分が所々ある。1番・2番の歌い出し、「赤い革ジャン~」および「泣いたおまえが~」部分。伝説のセリフ「俺がいつでもいるから」の部分も然り。特にベースのカッコ良さが際立って聞こえる。

 上村さんのこの曲のボイパは、バンドなどのドラム際立つ曲よりは少し控え目だ。アカペラでは、ボイパによって曲全体の締まりが変わるので、ベースと同じく、影の立役者であることは間違いない。個人的には、他パートとの兼ね合いという点から、今回は丁度良い大きさだと感じる。

 コーラスは、いつもながらとても美しい。
 特に「I get you baby~Right on」の部分の調和は素晴らしい。草野さんの透明感のある声も印象的だ。
 野村さんのハモリ部分は、加藤さんの声とのバランスが絶妙だ。「baby come on fu・・・」や、サビ「ギンギラギンに~」の字ハモ部分など、お二方の綺麗なハーモニーにウットリしてしまう。
 普段はなかなか聞こえない澤田さんのコーラスも聞き取れた。サビの「パラッパー」間奏の「パーパー」の語尾に「an」の少し甘い吐息のような声が混ざっているが、犯人は恐らく澤田さんだ。間奏の「パーパーパー~」の部分は、草野さんと澤田さんの見事なシンクロに圧倒される。

 いよいよ、問題のリードである。
 映画の宣伝などで「衝撃の超話題作!」「衝撃の問題作!」などと良く耳にするが、まさにそれ。本当に衝撃だった。

 まず、過去動画で披露されている、どの歌声とも違っている。
ギンギラのみで比較すると、過去の少しお若い時の歌声は、声の透明感、スパーンと伸びる高音の中に、甘さの混じった感じなのだが、甘ったるい程甘くはない。声だけ聴いても、若い方が歌っていると確実に分かる、若さ弾けるキラッキラな歌声だ。

 一方、今回の歌声。大人の色気がマシマシである。歌声に色気が乗るかどうかは年齢ではなく、積み重ねた経験と精神の成長によるものだと自分は思っている。また、色気と共に艶が凄い。声がツヤッツヤなのだ。そして、言葉の一つ一つを大事に、感情を込めて歌われている。「俺」「おまえ」「ふたり」などの部分に乗った感情には、鳥肌が止まらない。
 ファンをバタバタとなぎ倒すセリフ部分は、完全敗北である。「さあサビだ!」を「まだまだ行くぜ!+エコー」に変換した司令塔は一体誰なのか。見事!あっぱれ!である。

 感情を込めて歌われる際に自然に出る身振り手振り、眉間や目を閉じる仕草も見所だ。歌の合間の歌われない部分では、リズムに乗りながらも、一瞬でいつもの在宅勤務調の冷静な表情に戻る。この温度差が堪らない。サビの「ギンギラギン~」の振りで、時折出現する人差し指には、愛おしさを感じて仕方がない。

 転調後の「まだまだ行くぜ!」以降は、今までの在宅勤務動画からは想像できない程のテンションの高さに、こちら側の感情を揺さぶられる。胸倉をグイッと掴まれて、そのまま右に左にブンブン振り回される感覚だ。その激しさは、画面左側で踊るトラリスくんの様子を見れば納得いただけるのではないだろうか。その最高潮のテンションから急速ダウンし、最後のカメラ目線の「Thank you」・・・とんでもございません。こちらこそThank you×一万回でも言い足りません。

 最後に補足を2点。
 1点目。自分はリストラーズさんが多用される振り付けで、指をさす振付が大好物だ。ギンギラの「I get you baby~」やシンドバッドの最後など、過去にも沢山あるのだが、今回のギンギラの加藤さんのラストポーズも、自分にとっては堪らない、伝説のモエキュンポイントとなった。
 2点目は、動画構成の素晴らしさだ。細かいカット割り、曲に合わせたカットの動き、目まぐるしくカットの変わるポンポン隊、トラリスくんのダンス・・・。大変手の込んだ動画であることが、自分のような素人にも見て取れる。そういった動画編集・動画構成・音源調整、等々・・・全ての集大成により、この神動画が作り出されているという事は、誰が見ても明白な事実である。

 細かく見ていくと、もっともっと語りたい事は満載なのだが、今回はこの辺で切り上げようと思う。
 ファン一人一人に様々な感情を呼び起こしたであろう今回の神動画。皆様はどのように感じたのだろうか。
 機会があれば、皆様のご意見もお聞かせいただきたい。

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