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僕と人狼

今回は主に関東に引っ越してきて出会った人狼ゲームについてどう思っているのかを書いていきます。
あくまでも僕の主観であり、それを好きな人は好きでいればいいと思うし、共感してくれる人もまたいいでしょう。
前回の麻雀プロみたいにある程度の有名人であれば名前を出しますが、そうではない方の個人名は出さない方針なので余計な詮索は控えていただけると幸いです。どうしても気になる方は直接聞いてくれる分には答えるかもしれません。

1. 人狼との出会い

前回の記事の4. 引っ越しとMリーグにも書いていますが、麻雀から離れた時期に仕事を辞めて関東に引っ越してきました。引っ越した当初、もともといたサッカーの友達数人を除けば全然人間関係なんてなく遊ぶ相手もいませんでした。

そんな時にサッカーの友達に誘われて人狼の舞台(新撰組のやつだったと思う)を観に行き、「面白いな、前からそいつにちょっと聞いてたしやってみるか」と思って今は再開発で更地になっている場所にあった人狼ゲームが遊べるお店に行きました。正直「思ってたんとちゃうなあ……なんか怖いし。けど対人ゲームやから人による当たりはずれとかもあるんやろうし」と何回か行ってました。そこで知り合った人と池袋にもなんかお店あるらしいという話になり、そちらのお店にも行ってみました。
もっとなんかちゃうなあと思ったけど、そこで「お店ではなく個人でやっている人狼会というのがあって、君はそっちのほうに行ってみたらいいと思うよ」って教えてくれた方がいました。正直今は関係性がない方だけど、そのきっかけを与えてくれたことには一生感謝していくでしょう。

その時に教えてもらった人狼会に参加して、初めて「これや!舞台でみたおもろそうなやつ!」って思えるものに出会いました。

2. 人狼おもろいやん!

正直おもろそうなやつ!て思って参加はしていましたが、始めたばっかでセオリーだとかよくわかってなかったし、ゲームの進行についていくのに必死でそういう意味で何が楽しかったのか今振り返ったらよくわからないです。でも当時はなんか面白かったからその人の会によく参加していました。友達がいなくて遊んでもらえるだけでもうれしかったのもあったでしょう。人間一人で生きていくのは、悟りでもひらかない限りなかなか難しいからね。

次第に友達も増えて、別の人の会にも参加させてもらったり、ツイプラなんかで見つけて参加したり、週に3、4回とか人狼のために出ていた時期もありました。今振り返るとそこでできた友達と今こうしてたくさん麻雀やれてるからそういう意味で人生において大事な時期だったなあと思います。

1年半くらいはそんな感じで何も考えず人狼楽しいなぁ~って思っていました。けどだんだんなんか違うなって思うことも増えてきました。

3. 人狼おもんなくね?

人狼をたくさんやっていたらたまにはずれ回にも当たります。こいつのせいで負けたみたいなね。人間がやる以上冷静になればこうだよな、みたいなのが抜けて負けてしまったりすることも当然あります。ゲームとはいえ勝ちたいし、負けたら他人のせいにしたくなることも人間なのであるでしょう。そういう現場を見ることが増えるにつれ(確率が増えたわけではなく累計回数が増えただけ)だんだんしんどくなってきました。また自分自身を振り返ってみると、他人のせいにするような言動をしたことがないかといえば、それは否であることも事実でした。

4. もうこれ以上は無理だ

そういったことの積み重ねでだんだん人狼をする頻度が下がりつつあった時期に(麻雀やボドゲなど別のことをする頻度が増えたのも要因)、とある人狼会で最終日に4人盤面で、AさんとBさんが投票対象、僕とCさんが決定役の時に僕とCさんは村陣営なのに間違えて村人に投票しました。そんなことはよくある話です。

ですが、その村の占い師だった人がCさんにぶちギレていて(通常投票はCさんが村人に、僕は狼に投票して決戦投票で僕が変えたという流れだったと思います)、その場だけでなくツイッターなんかでも書いていて、なんでこの程度のゲームでそこまで言われないといけないんだろうって思いました。でも、自分もいつかそうなっても全然おかしくないな、とも同時に思いました。

それはひとえに僕の人間性の低さからくるものなので、誰が悪いわけでなく僕が悪いただそれだけのことでした。でもそんな風になる自分が嫌だというのもあり、その一件以降は自衛のために人狼ゲームを避けるようになりました。

5. 結局人狼ゲームの何が合わなかったのか

これについては明確に答えを持っています。僕は昔から嘘をついたり演技をしたりするのは得意じゃなくてすぐばれるほうです。それがいいとか悪いとかの話ではなく事実そうです。なので人狼陣営を引くことは結構しんどかったです。
また性善説で生きているので、少なくとも友人といえる範疇の人間が僕個人に対して悪い考えを持っていない前提で動いているため、疑うということが僕にとってはストレスの要因です。そんな人間がやるには人狼ゲームはちょっと向いていませんでした。ただそれだけのことでした。

また先述したように、勝敗の責任を100%自分で持てないことも合わなかったのかなと思います。自分が未熟故に他責してしまうことが、なんていうかダサくて嫌になっていました。

6. 終わりに

それでもこのゲームと出会ってたくさんの友達ができて、繋がりが生まれたことには本当に感謝してもしきれないです。今は疎遠になったけど一時期は毎日レベルで顔を見ていた人もいます。そういった出会いが積み重なったうえに今の人生があるのは間違いないので、本当にやっててよかったなと思っています。

そういう意味では人狼を教えてくれた友達と、人狼会を教えてくれた方にはやっぱり本当に感謝しかないです。たぶんどちらにも読まれないだろうけど、本当にありがとうございます。

今もこのゲームが好きな人たちは、どうかこの先も傷つかずにみんな楽しく遊んでほしいなと思います。そして、たまには人狼以外で僕と遊んでくれるとうれしいなと思います。

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