既存フレームワーク活用①:本気の定義とは何か
はじめに
ビジネス上で用いられる一般的なフレームワーク(PDCAサイクル、PREP等…)は多くの人が一度は活用したことがあるのではないでしょうか?
そのフレームワークをちょっとでも仕事の現場で活用すると案外仕事の進め方や出てくる成果も良くなることがあるかと思います。
そんな経験を共有し合えればなと考え、投稿しました。
本気ってなんですか?
新人の育成をしてる際によく聞かれる質問がありました。
「本気ってなんですか?」
詳しく話を聞いてみると、
「○○さんから本気で取り組めよ!」
と指導を受けたようで、一度はわかりましたと返答をしたものの、よくよく考えると本気で取り組むとはどうすれば良いのかわからなかったとのこと。
「確かに本気ってなんだろう?」
と心の中で思いながらも、彼の仕事上の課題をヒアリングして、改善アクションを一緒に定めてその場は一旦収束しました。
ただ本気の定義は何かを明解に答えられたわけでなくもやもやしていた、かつ、今後も同じことが起きうることを懸念し、本気の定義を考えておりました。
その中で辿り着いた結論が
本気 = PDCAサイクルをしっかり回すこと
でした。
「ただ頑張る=本気」ではない
社会人経験のなかで感じたこととして、真剣に仕事に取り組み頑張ることは大事だと思います。ただ無思考のままとにかく頑張り、本気でやっていると思うのは少し違うかと思います。
現状を捉えて、課題となるところは改善を行う。その繰り返しを行うこと、正にPDCAサイクルを愚直に回していくことが本気であると私は考えます。
上記考えをもとに私なりの本気の定義を記載すると下記のようになるかなと思います。
◼️PLAN(計画)
達成すべきゴールを定性、定量で定めて、5W2Hの観点で計画を立てられていること
◼️DO(実行)
計画通りの実行のもと、行動から得られた成果や課題を明確に可視化擦ること
◼️CHECK(評価)
計画時に定めたゴールやスケジュールをもとに振り返りをすること
◼️ACTION(改善)
意識的な改善ではなく、行動ベースで変化が起こるような改善アクションを定められていること
少し簡素に書きましたが上記のPDCAが出来ていることが本気であると近しい定義になるかと思います
最後に
今回記載させていただいた「本気=PDCAを回すこと」という考えは、後輩の問いをきっかけに辿り着いたものでした。
この考えをその後の他の後輩に同様な悩みや問いをいただいた際にも活用しています。
人それぞれの考え方はあるかと思いますが、読んでくださった方々の一助になることを祈ってます