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Next Wisdom Foundation第1期研究員プロジェクトフェローJensen Anna Groenkjaerです。

はじめまして。Jensen Anna Groenkjaerです。みんなからはアンナと呼ばれています。Next Wisdom Foundation研究員プロジェクトフェローの1期を務めました。
研究テーマは「教育」。教育家マニッシュ・ジェイン氏にインタビューを行いました。【「ハーバード教授よりおばあちゃんの方が賢い」インド人教育者が辿り着いた学びの真髄】

ここで自己紹介をします。

◉アンナが今やっていることは?
デンマークのビジネスデザインスクールKaospilotを卒業し、今は学びの場を通して食分野の発展を支援しています。『TAKIGAHARA NATURE SCHOOL』という周囲の人と共に学べる場所を作っています。自分自身や自分の周りのコミュニティ、それらを取り巻く世界を探求する場所です。
TAKIGAHARA FARM』『TAKIGAHARA CRAFT&STAY』にも携わり、都会の人たちと田舎の人たちが一緒になって、自然の中で様々な自然にまつわることを考えています。異なる知識を持った人同士が集まることで、驚きと新しい発見が生まれます。分野を超えて知識を共有し、アイデアを形にしていきましょう。

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◉TAKIGAHARA NATURE SCHOOLとは?
田舎での生活・自然界・料理などをテーマにした大人向けのプログラムです。
”人と地球の共生とは何か”を探るために自然と一緒に学んでいきます。変化し続けるこの世界では、好奇心を持ち続けることが大切だと考えています。デンマークの哲学者であり、フォークハイスクールの創始者でもあ るGrundtvigは「我々は人生のために学ぶ」と言いました。これは文化の発展の鍵となる考え方です。TAKIGAHARA NATURE SCHOOLは、地域に根ざした生活とグローバルな考え方を培っていくことを目指しています。季節の流れに沿って、手で技術を、頭で知恵を、心で人間関係を育んで゙いく。 何かの良し悪しを決める学校ではなく、様々な視点を招き入れる場所です。 先生から生徒が学ぶ学校ではなく、体全体を使って、皆と学び合う場所です。専門職や資格のための学校ではなく、自然と共に自分の生き方を探求する場所です。

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◉TAKIGAHARA FARM - Farmers Marketとは?
滝ヶ原カフェで開催している地元の有機農家の野菜を使ったマーケットです。
私は、健全な生態系、地域経済、そして健康な人々を支えるために、地元の有機食品を食べることが重要だと考えています。滝ヶ原ファームでは、自分たちで有機野菜を栽培していますが、これから周りの農家の方々をサポートし、つながりを作りたいと思っています。まずは滝ヶ原周辺で栽培された美味しい野菜を周りの皆さんにも知ってもらうために、週に1回Takigahara Marketを開催しています。

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◉TAKIGAHARA CRAFT&STAYでのイベント企画・コミュニティ開発とは?私は、TAKIGAHARA CRAFT&STAYにあるレストランで使う食材調達をしているほか、レストランのプロモーションも行っています。シェフのティム・モーンによるファインダイニングを通して、地元の持続可能な食文化を推進しています。また、TAKIGAHARA CAFE・TAKIGAHARA CRAFT&STAY、TAKIGAHARA FARMのスタッフと滝ヶ原コミュニティに協力してくれている人たちとの間で定期的なミーティングを開催し、良好なコラボレーションを促進しています。

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◉アンナが学んできたことは?
大学
KAOSPILOT Denmark 2017-2019
※KAOSPILOT(カオスパイロット):ITの発展やグローバル化により不確実で複雑な状況が加速するなか、多様なステークホルダーたちと創造的な協働関係を築き、未来をつくるために創造性を引き出す習慣や思考のあり方が求められている。そんな次世代をつくるリーダーに必要なスキルやマインドを学ぶための学校がデンマークの第二の都市、オーフスにあるハイブリッド・ビジネス・デザインスクール KAOSPILOT。
KAOSPILOTは1991年に設立後、リーダーシップと起業家養成教育のパイオニアとして国際的に認知され、2008年にはアメリカの『Bloomberg Businessweek』誌で世界のベスト・デザインスクールのひとつに選出されている。理論と実践の両方に重点を置く教育方針により、北欧・韓国・チリ・南アフリカ・カナダまで 国内外で100を超える組織と協働を続けているのも特徴。

アンナの専門は、組織開発・持続可能な開発・ファシリテーションデザイン・教育デザイン・ビジネスデザイン・コミュニティ・ビルディング。

KAOSPILOT Denmark教授の推薦文
アンナは、個人としてもコミュニティとしても、人々が共に学び、創造し、進化するための条件を整えることに注力しました。これは、各人のコンテクスト、要望、ニーズに敏感であると同時に、共有された未来に向かって前進する集団の動きに合わせたグループプロセスをデザインし、ファシリテートし、ホストすることを意味していました。アンナは常にグループの微妙なニュアンスに気を配り、コミュニティにとって良い選択ができるよう、また参加者の複雑なニーズに応えられるようサポートしてくれました。アンナは教育の基本原則を守り、参加者がそれを実践で表現できるようサポートしてくれました。
S. Fisher Qua
デンマークのKaospilot社の教授
Liberating Structures Global

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◉アンナが経験したインターンシップは?
・L’effervescence
青山にあるミシュランの3つ星レストラン『L’effervescence』で、旬の食材や地元の食材を、フランスと日本の技術で調理していました。

・Slow Food International
スローフードインターナショナルは、1989年に設立された世界的な草の根団体です。地元の食文化や伝統の消滅を防ぎ、ファストライフの台頭に対抗し、自分が食べるものがどこから来るのか、私たちの食の選択が私たちを取り巻く世界にどのような影響を与えるのかについて、人々の関心が薄れていくのを防ぐために活動しています。
私は、スカンジナビアのスローフード・フェスティバルであるテッラ・マードレ・ノルディックや、トリノで開催される国際的なスローフード・フェスティバル テッラ・マードレ・サローネ・デル・グストの開催に協力していました。

・Edible Schoolyard Berkeley
Edible Schoolyard Berkeleyは、畑とキッチンを中心とした中学校のプログラムです。子どもたちは、畑での栽培やキッチンでの調理をしながら、数学・歴史・言語などの通常科目を学んでいます。私は通常のクラスに加え、親子で料理をするアフタースクールのプログラムも手伝っていました。

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◉アンナがこれまでにやってきた仕事は?
・Horne Efterskole 2013-2014 
哲学者であり神父でもあるN.F.S.グルントヴィクが19世紀に設立したデンマークの伝統的なフォークハイスクールで、アシスタントティーチャーとして働いていました。学生の環境を整えるためのイベントを企画したり、タンザニアとデンマークの学生がお互いの学校を訪問して世界的な視野を広げる文化交流プログラムをサポートしたりしていました。

・Oxford Early Years rapid action Lab 2018-2019
オックスフォードに住む5歳以下の子どもにとって必要なことを検討し、提供するプロジェクトに携わりました。両親や専門家、教育者など立場の異なる人々と連携を図る仕事です。このプロジェクトは、Reos PartnersとComplexity Universityの共同設立者であるZaid Hassan氏との共同作業でした。

・Kaospilot organization development 2017-2019
Kaospilot Educationコミュニティの学生を対象にした年次ワークショップ、シアトルのLiberating Structuresと共同した自己啓発を実施しました

・Mediasurf Communications 2019-2020
東京のMediasurf Communications で働きました。青山ファーマーズマーケットの運営や、Appetite Magazineの編集、自由大学の講義などを行いました。ファーマーズマーケットでは、日本中の小規模農家と連絡を取り合い、彼らを東京のシェフやお客様と結びつける方法として、イベントやワークショップを開催していました。

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